にらみ鯛今はその日に手をつけて


にらみ鯛今はその日に手をつけて

(にらみだいいまはそのひにてをつけて 忠男) 〔季語:にらみ鯛(新年)〕

私が子どもの頃、鯛の塩焼きは貴重、父親が「これは、にらみ鯛、と言って、ただ見るだけ」貧乏な我が家では、鯛の塩焼きは貴重、父も、すぐには手をつけなかった。今は、にらむことなく、箸を!