2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

枯芒銀座の風に舞い踊り

枯芒銀座の風に舞い踊り (かれすすきぎんざのかぜにまいおどり 忠男) 〔季語:枯芒(冬)〕 1月20日、銀座へ行った折、歌舞伎座へ行く手間の草地に、枯芒が、風に吹かせて、まるで、舞い踊っているように、見えた。さすが、銀座の枯芒は、違うなあ、趣きが…

枯枝の下も賑わう銀座かな

枯枝の下も賑わう銀座かな (かれえだのしたもにぎわうぎんざかな 忠男) 〔木々:枯枝(冬)〕 1月20日だったか、妻の節子が、大好きな銀座へ買い物、私は、お伴で付いて歩く。枯枝が目につくが、その下を大勢の人が歩いてゆく、銀座だなあ!私の住む片倉町…

初春の歌舞伎心の友とゆく

初春の歌舞伎心の友とゆく (はつはるのかぶきこころのともとゆく 忠男) 〔季語:初春(新年)〕 令和6年1月27日、初春大歌舞伎を、「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲家、故大中恩さんの奥様の大中清子さん、お嬢様の大中ナオミさん、妻、孫の喜…

歌舞伎座の上に顔出す冬の月

歌舞伎座の上に顔出す冬の月 (かぶきざのうえにかおだすふゆのつき 忠男) 〔季語:冬の月(冬)〕 1月19日だったか、妻のお伴で、銀座へ行った折、歌舞伎座まで歩いて行くと、午後4時頃だったか、月が、美しく見えた。もしかして、月までも、〝初春大歌舞…

ごご島の伊予柑愛の甘さかな

ごご島の伊予柑愛の甘さかな (ごごしまのいよかんあいのあまさかな 忠男) 〔季語:伊予柑(春)〕 1月25日、愛媛県の與与島(ごごしま)に住む、兄の隆士より、伊予柑が届いた。近くに住む女性が、私が重い荷物を持って歩いていると、「お持ちしましょう!…

歌姫の晴れの舞台や冬うらら

歌姫の晴れの舞台や冬うらら (うたひめのはれのぶたいやふゆうらら 忠男) 〔季語:冬うらら(冬)〕 2024年1月23日、出光音楽賞、受賞者ガラコンサートが東京オペラシティコンサートホールで行われ、ソプラノ歌手の森野美咲さんが、歌手部門で、表彰さ…

ブルドッグ〝笑えば春〟と高尾山

ブルドッグ〝笑えば春〟と高尾山 (ブルドッグ〝わらえばはる〟とたかおさん 忠男 〔季語:春(春)〕 高尾山には、色紙に言葉を書いて、売っている人がいる。私も真似して〝笑えば春〟と 言葉が浮かんだ。ふと見ると、ブルドッグがそばに。渋い顔が笑っている…

寒空を吹き飛ばすよな歌唱かな

寒空を吹き飛ばすよな歌唱かな (さむぞらをふきとばすよなかしょうかな 忠男) 〔季語:寒空(冬)〕 1月22日(月)J:COMホール八王子で、水森かおりコンサート〜歌謡紀行〜寒さは厳しいけれど、歌のパワーで暖かく、握手もできた。カラオケの友人と「プロは…

一番星紅梅またたく高尾山

一番星紅梅またたく高尾山 (いちばんぼしこうばいまたたくたかおさん 忠男) 〔季語:紅梅(春)〕 1月13日午後から、高尾山へ。薬王院へ登る階段の横、星のまたたきのように紅梅が見える!こんなに寒い日なのに、私以外にも、何人もが、「紅梅だ!」と驚き…

記紀歌謡友と学べば春近し

記紀歌謡友と学べば春近し (ききかようともとまなべばはるちかし 忠男) 〔季語:春近し(冬)〕 1月20日(土)午後、友人の平明道先生と、友人で元杏林大学教授の草場(相磯)裕先生の記紀歌謡の勉強会(クリエイトホール)へ、外は雨だけれど、楽しい!(…

雨小雪夕暮れ急ぐ高尾山

雨小雪夕暮れ急ぐ高尾山 (あめこゆきゆうぐれいそぐたかおさん 忠男) 〔季語:小雪(冬)〕 1月13日(土)午後、高尾山へ。薬王院でゆっくりとお参りしていたら、夕方近く、雨小雪が降ってきた。傘をわすれたので、マフラーを傘がわりに、頭に巻いて、急ぎ…

冬木立恋する二人の声こだま

冬木立恋する二人の声こだま (ふゆこだちこいするふたりのこえこだま 忠男) 〔季語:冬木立(冬)〕 高尾山の山道、冬木立の道が長く続く。鳥の声は聞こえず、草も木も静まりかえり、冷たい風が吹く。寒さで、気分は滅入るが、すれ違う恋人どうしの話し声、笑…

山茶花や紅一点の誇りあり

山茶花や紅一点の誇りあり (さざんかやこういってんのほこりあり 忠男) 〔季語:山茶花(冬)〕 私の庭の山茶花、灯籠の横に、美しく咲いている。寒い冬、他の花は、庭中探しても、見当たらない。梅もつぼみのまま。しかも、灯籠の横、何か誇らしげに見える。…

かくれんぼ大根の顔見いつけた

かくれんぼ大根の顔見いつけた (かくれんぼだいこんのかおみいつけた 忠男) 〔季語:大根(冬)〕 自宅から教会のある道の横に畑が広がっている。 冬は、大根の葉がしげり、白い顔?を見つけるのが、私の楽しみになっている。子どもの頃の〝かくれんぼ〟の気分…

初雪や暇人水車が気になって

初雪や暇人水車が気になって (はつゆきやひまじんすいしゃがきになって 忠男) 〔季語:初雪(冬)〕 1月13日(土)午後、東京には、初雪が降ったとのこと。(平年より10日遅いらしい) 14日(日)午後、片倉城跡公園へ行くと、うっすらと初雪が残り、水…

波高し宝船乗り高尾山

波高し宝船乗り高尾山 (なみたかしたからぶねのりたかおさん 忠男) 〔季語:宝船(新年)〕 1月13日(土)高尾山へ、1月5日以来。獅子舞があった切り株には、七福神の宝船!家族連れの子どもたちが、不思議そうに眺めていた。冷たい北風が強く吹く高尾山、…

書初や二人のコラボ三人も

書初や二人のコラボ三人も (かきぞめやふたりのこらぼさんにんも 忠男) 〔季語:書初(新年)〕 2024年、令和6年1月12日、今年の書初、 一人で書を!無二の親友の小澤潔さんと二人で書いたことも、元武蔵野美術大学学長の前田常作さんも加わり三人で書…

獅子舞も踊るや我も高尾山

獅子舞も踊るや我も高尾山 (ししまいもおどるやわれもたかおさん 忠男) 〔季語:獅子舞(新年)〕 1月5日、高尾山へ。リフトに乗って、薬王院へと向かう道、大きな切り株の上に、たくさんの獅子舞、ああ、お正月だ!家族連れの方々も、子ども達が楽しそうに…

にらみ鯛今はその日に手をつけて

にらみ鯛今はその日に手をつけて (にらみだいいまはそのひにてをつけて 忠男) 〔季語:にらみ鯛(新年)〕 私が子どもの頃、鯛の塩焼きは貴重、父親が「これは、にらみ鯛、と言って、ただ見るだけ」貧乏な我が家では、鯛の塩焼きは貴重、父も、すぐには手をつ…

戯れに背比べ門松歌舞伎座の

戯れに背比べ門松歌舞伎座の (たわむれにせくらべかどまつかぶきざの 忠男) 〔季語:門松(新年)〕 1月7日(日)銀座歌舞伎座へ、筋書を買いに行った。歌舞伎座の前に立つ立派な門松、ふつうの門松より高い。どのぐらいの高さか、戯れに、背比べをしてみた…

富士山に上がるや凧あげ糸長く

富士山に上がるや凧あげ糸長く (ふじさんにあがるやたこあげいとながく 忠男) 〔季語:凧あげ(新年)〕 1月初め、八王子みなみ野へ行く途中の〝片倉つどいの森公園〟では子ども達が凧あげをして遊んでいる。お正月の風景だ。遠くに富士山が見える。富士山の…

七草粥復興祈る能登半島

七草粥復興祈る能登半島 (ななくさがゆふっこういのるのとはんとう 忠男) 〔季語:七草粥(新年)〕 7日、七草粥を、友人の米寿の祝いでいただいた器でいただく。今年は、自分の健康より、元日に発生した能登半島地震の被災地での救助が気になって仕方ない。…

記紀歌謡学ぶも楽し新年会

記紀歌謡学ぶも楽し新年会 (ききかようまなぶもたのししんねんかい 忠男) 〔季語:新年会(新年)〕 1月6日(土)午後2時から、クリエイトホールで、元杏林大学教授で友人の草場裕(相磯裕)先生による記紀歌謡の勉強会、いつもながら、楽しい!昨年、先生…

咳止まり〝なでなで地蔵尊〟五日かな

咳止まり〝なでなで地蔵尊〟五日かな (せきとまり〝なでなでじぞうそん〟いつかかな 忠男) 〔季語:五日(新年)〕 5日、午後、高尾山、不動院と〝なでなで地蔵尊〟をお参り。咳込んでいた時、自分の喉をなで、〝なでなで地蔵尊〟に手かざし祈ったら甲斐あり…

ゆったりと子安神社の四日かな

ゆったりと子安神社の四日かな (ゆったりとこやすじんじゃのよっかかな 忠男) 〔季語:四日(新年)〕 2024年、令和6年、1月4日、八王子駅近くの子安神社に初詣。 (昨年1月1日〜3日までは長蛇の列で諦めた) 並ぶ時間は、約30分、ゆったりお詣り…

三日はや船にゆられて富士はるか

三日はや船にゆられて富士はるか (みっかはやふねにゆられてふじはるか 忠男) 〔季語:三日(新年)〕 初島での小野家の家族新年会も、三日はや、楽しい時間は、過ぎるのが、早く感じられる。孫たちの成長が、ますます楽しみ!曇り空、富士山がうっすらと見え…

良きことを祈り住吉初詣

良きことを祈り住吉初詣 (よきことをいのりすみよしはつもうで 忠男) 〔季語:初詣(新年)〕 2024年、令和6年、元旦、近くの住吉神社に初詣。コロナ禍が過ぎたからか、たくさんの参拝者、1時間近く並んでお詣り、今年も、良き一年でありますように!お…

大祓心清めてこの一年

大祓心清めてこの一年 (おおはらいこころきよめてこのいちねん 忠男) 〔季語:大祓(冬)〕 12月31日、子安神社で、初めて、大祓式に参加、3百人以上の人が列をなして、茅の輪くぐり。何か、清められて、清々しい気持ちに。 今年も、多くの人に支えていた…

水涸れて人目もかれて?高尾山

水涸れて人目もかれて?高尾山 (みずかれてひとめもかれてたかおさん 忠男) 〔季語:水涸れ(冬)〕 12月末の高尾山、山道を歩いていくと、いつもは、水音が心地よい場所も、静まり返っている。雨が少ないのか、水が涸れて、小鳥の声も聞こえず、草も枯れ、…

松飾る初めて今年家の中

松飾る初めて今年家の中 (まつかざるはじめてことしいえのなか 忠男) 〔季語:松飾る(冬)〕 毎年12月28日に、自宅の門と入口のドアの上に飾っていた松飾、ここ数年、近所で飾っている家がないので、恥ずかしいので、初めて今年、家の中へ、玄関を入って…