2022-01-01から1年間の記事一覧
年の瀬や神社詣でを早々と (としのせやじんじゃもうでをはやばやと 忠男) 〔季語:年の瀬(冬)〕 12月25日(日)午後に、八王子駅近くの子安神社をお詣り、1月初めの初詣では、待つ長い人の列で、大変だったので、早めのお詣り・・・神社では、初詣の準備…
クリスマスツリー子どもの夢のせて (くりすますつりいこどものゆめのせて 忠男) 〔季語:クリスマスツリー(冬)〕 子どもの頃、クリスマスツリーをワクワクして飾ったものだ。朝起きると、サンタクロースからの贈り物が・・・ 今も、たくさんの子どもたちの夢…
子どもらの歌声富士の嶺聖夜かな (こどもらのうたごえふじのねせいやかな 忠男) 〔季語:聖夜(冬)〕 12月24日、妻と外食するために家を出たのは、4時半過ぎ、自宅を出て教会を通り、しばらく歩くと、子どもたちの歌声、南を見ると富士の嶺が! 帰りには…
枯葉舞う住吉神社鈴はなし (かれはまうすみよしじんじゃすずはなし 忠男) 〔季語:枯葉(冬)〕 12月のいつだったか、自宅近くの住吉神社をお詣りしたおりのこと、 イチョウなどの枯葉はたくさん舞い落ちていたが、お詣りする際に、鳴らす鈴はない。もう、3…
散りもみぢ川岸彩り高尾山 (ちりもみぢかわぎしいろどりたかおさん 忠男) 〔季語:散りもみぢ(冬)〕 12月のいつだったか、紅葉まつりが、終わった高尾山へ。 人の出は、ガタッと少なくなっていた。 高尾山へ向かう川岸の道に、散りもみぢが美しい!私は、…
さて何を今日も忙し冬至かな (さてなにをきょうもいそがしとうじかな 忠男) 〔季語:冬至(冬)〕 12月22日、今日は冬至。寒いわけだ。 皆さん忙しい毎日を送っているよう。私も、書道、俳句、山野草・・・ 先日は、〝富士桜湖上の舞〟という、河口湖畔の…
(かれえだのむこうきぼうのそらあおく 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 12月、片倉城跡公園から八王子みなみ野に向かう道に、夏秋と葉が茂っていた木々が、枯枝になっていた。 でも、見上げれば、枯枝の向こうに、青い空が、広がっている。まさに、希望に満ち溢…
(かれかしわみどりのなかにおきなかと 忠男) 〔季語:枯柏(冬)〕 イチョウやモミジなどの木が、葉を落とし、自宅の周りの掃き掃除に、苦労している。 柏の木は、葉を落とさず、しっかりと、枝にくっついている。緑の木々の中で、悟った翁のように、立ってい…
(かあてんにおどるはにわのかれすすき 忠男) 〔季語:枯薄(冬)〕 18日、午後3時過ぎ、自宅で、テレビを見て、のんびりと過ごす。外は冷たい風が吹いて、ふと、カーテンを見ると、枯薄の影が、映って、墨絵のようだ。 庭を見ると、確かに、枯薄!私も、踊…
(ねぎばたけうみべにたてるごとくみる 忠男) 〔季語:葱畑(冬)〕 12月のいつか、自宅から、住吉神社をお詣りして、八王子みなみ野にゆく途中に、畑が続く場所がある。 大根畑、白菜畑、続いて、葱畑が続く。 広い葱畑に立った時、ふと、海辺に立っているの…
(おちばみちなにかよいことありそうな 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 自宅から横浜線片倉駅に向かう道に、落葉を敷き詰めた公園の道がある。 国立市のにっけんに行く時も帰る時も、この落葉の公園の道を通る。 この道を通ると、何か良いことがありそうな気がして…
(さざんかやにわをいろどるしゅじんこう 忠男) 〔季語:山茶花(冬)〕 15日、冬の庭を見ていると、美しく咲き誇っていたつつじ、さつき、紫陽花、朝顔、女郎花、藤袴などの花は終わり、真っ赤な山茶花が、「冬の庭の主人公は、私よ」というように、庭を彩っ…
(おかざりをかけよかやめよかまよいつつ 忠男) 〔季語:お飾り(新年)〕 暮れが近づくと、玄関先のお飾りを、飾ろうか、どうしようか?と思う。年々、近所から、お飾りをする家が少なくなっている。渋谷区広尾町の私の実家は、貧しい家ながら、飾っていたけれ…
(ふゆざくらつぼみにゆめをいっぱいに 忠男) 〔季語:冬桜(冬)〕 片倉町から、八王子みなみ野に向かう川沿いの道に、さくら並木が続いている。 春がくれば、花を咲かせ、私たちを楽しませてくれる。来年の春が楽しみ、夢いっぱいの冬の桜、今はつぼみだけれ…
面白しこれも大根紅くるり (おもしろしこれもだいこんべにくるり 忠男) 〔季語:大根(冬)〕 12月10日、片倉町の自宅を出て、散歩道に、自宅の畑の野菜を売っている家がある。見た瞬間、心ひかれて、すぐに購入、〝紅くるり〟ネットで調べると、大根、妻…
伸び放題植木屋入る年の暮 (のびほうだいうえきやはいるとしのくれ 忠男) 〔季語:年の暮(冬)〕 我が家では、12月6日から1週間、植木屋が入り、伸び放題の垣根や、庭木の剪定をした。以前は、年2回だったが、近年は、年1回、12月に。松の木や、大木…
慈眼寺のお地蔵さんや年の暮 (じげんじのおじぞうさんやとしのくれ 忠男) 〔季語:年の暮(冬)〕 10日、みんな忙しい日々を送っている様子だけれど、自宅近くの慈眼寺をお参りすると、お地蔵さんは、冬のあたたかい日を浴びて、いつもと同じ、不動のまま、…
忙しい真似して過ごす年の暮 (いそがしいまねしてすごすとしのくれ 忠男) 〔季語:年の暮(冬)〕 12月9日、私は、昼過ぎ、八王子駅周辺を歩くと、皆さん、忙しい様子で、歩いてゆく。私は、暇人、目医者に行ったり、歯医者に行って、皆さんの真似して、忙…
寒菊や道ゆく人の心まで (かんぎくやみちゆくひとのこころまで 忠男) 〔季語:寒菊(冬)〕 八王子市片倉町の自宅から、教会の前を通り、まわり道して、横浜線片倉駅に向かう角の道に、寒菊が美しい!冷たい風が吹く道も、この菊の花の香りとあたたかい色で、…
年の暮青空深し富士の峰 (としのくれあおぞらふかしふじのみね 忠男) 〔季語:年の暮(冬)〕 12月7日、いよいよ年の暮、何か慌ただしい! 八王子市片倉町の自宅を出て、教会を通り、坂道を歩くと、久しぶりに、富士山、青空が深くなったような気がする! …
山茶花の咲く道懐かし童謡の (さざんかのさくみちなつかしどうようの 忠男) 〔季語:山茶花(冬)〕 八王子市片倉町の自宅から、片倉駅にゆく道に、紅白の山茶花の咲いた道がある。 「たきび」の歌に、〝さざんかさざんかさいたみち〟の歌詞があり、思い出すな…
近づけばアート作品枯すすき (ちかづけばああとさくひんかれすすき 忠男) 〔季語:枯すすき(冬)〕 12月初め、自宅から八王子みなみ野に行く途中の野原で、枯すすきを見た。いつも遠くから見ていて気がつかったが、近くで見て、アート作品か?と思った。こ…
波の上銀杏落葉の海泳ぐ (なみのうえいちょうおちばのうみおよぐ 忠男) 〔季語:銀杏落葉(冬)〕 12月4日、自宅から住吉神社を通って、八王子みなみ野へと向かう。 途中、大きな銀杏の木が、3本。その周りには、銀杏落葉が、こがねの波のように!私は、ふ…
落葉踏むしゃがれ声聞く高尾山 (おちばふむしゃがれごえきくたかおさん 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 12月3日(土)、1人高尾山へ。 〝高尾山もみじまつり〟の最終日を、明日に控え、寒いのにかなりのにぎわい。下山の途中、大きな落葉を見つけた。 手にとって…
空と畑妻の声聞く雪の富士 (そらとはたつまのこえきくゆきのふじ 忠男) 〔季語:雪(冬)〕 箱根の温泉に、1泊旅行、コロナ禍で、箱根は、3年ぶり? 帰りも、晴天、箱根湯本から、小田急線で、町田駅まで、途中で、妻が 「まあ、きれい、富士山!」私も、本…
枯すすき川の流れは変わらねど (かれすすきかわのながれはかわらねど 忠男) 〔季語:枯すすき(冬)〕 12月1日午後、自宅近くの川を見ていたら、寒々とした河原のすすきが、すっかり、枯すすきになっていた。 6月には、青々として、元気が、良かったすすき…
待つ人のまばらな高尾散りもみぢ (まつひとのまばらなたかおちりもみぢ 忠男) 〔季語:散りもみぢ(冬)〕 11月26日(土)、高尾山へ。 11月12日(土)の時は、紅葉の盛りか、リフト、ケーブルカーに、長い人の列。だが、今回は、あれほどの人の列なし…
子は育ち公園一面落葉かな (こはそだちこうえんいちめんおちばかな 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 自宅近くの〝片倉台藤美公園〟落葉で覆われ、それはそれはにぎやかなことだ! 子どもたちは、皆、この公園で遊び育っていった。 私の子どもも、すっかり大人にな…
木枯らしや思えば木の葉我が姿(こがらしやおもえばこのはわがすがた 忠男) 〔季語:木枯らし(冬)〕 11月22日、JR国立駅を降りて、にっけんに向かう道、かなり風が強い、テレビで、「木枯らし1号」が吹くかも?とのことだったが・・・風に吹かれている…
落葉踏む満員電車のような橋 (おちばふむまんいんでんしゃのようなはし 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 11月17日、片倉城跡公園を散歩。水車小屋の近くの橋の上、以前は、とんぼが一匹とまっていたが、今日は、にぎやかな落葉たち、満員電車のよう・・・ 水車…