2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

枯芒金の光を浴びながら

枯芒金の光を浴びながら (かれすすききんのひかりをあびながら 忠男) 〔季語:枯芒(冬)〕 12月14日、八王子みなみ野へと向かう。夕方、4時過ぎだったか、夕陽が、富士の端に、まさに、沈もうとしている。光を浴びながら、枯芒が、悟れる老人のよう!こ…

夢あふれサンタクロース高尾山

夢あふれサンタクロース高尾山 (ゆめあふれさんたくろうすたかおさん 忠男) 〔季語:サンタクロース(冬)〕 25日、クリスマス、高尾山へ。クリスマス関係のものはないと思ったら、トナカイ、サンタクロース、切り株の上にきちんと。子どもたちが大喜び、た…

わくわくし「童心神に」聖夜かな

わくわくし「童心神に」聖夜かな (わくわくし「どうしんかみに」せいやかな 忠男) 〔季語:聖夜(冬)〕 12月24日、夕方、わくわくした気分、友人の小澤潔さんの「童心神に通ず」の書を思い出し、キリスト誕生を子どもになってお祝いしたい気分、JR八王子…

山茶花や色と香りで歌までも

山茶花や色と香りで歌までも (さざんかやいろとかおりでうたまでも 忠男) 〔季語:山茶花(冬)〕 自宅から、片倉台藤美公園を抜けて、JR片倉駅へ向かう道に、山茶花の垣根の道がある。色と香りで楽しませてくれる。 私には、「たきび」の童謡も思い出す道だ。…

初歌舞伎孫の笑顔の冬至の日

初歌舞伎孫の笑顔の冬至の日 (はつかぶきまごのえがおのとうじのひ 忠男) 〔季語:冬至(冬)〕 12月22日、大学4年生の孫(喜多皓美)と、歌舞伎座へ。孫は、初めて観る歌舞伎に感動! 超歌舞伎、今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)中村獅童、初…

滑り台乗って遊ぶか冬の月

滑り台乗って遊ぶか冬の月 (すべりだいのってあそぶかふゆのつき 忠男) 〔季語:冬の月(冬)〕 11月の末、国立市にある、にっけんからの帰り道、JR片倉駅を降りて空を見上げると、寒空に大きな月、片倉台藤美公園に来ると、滑り台に、まさに乗ろうとする月…

枯枝に花を咲かすや子どもたち

枯枝に花を咲かすや子どもたち (かれえだにはなをさかすやこどもたち 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 JR八王子みなみ野駅を降りて右手を見ると、小学生たちが、枯枝に美しいイルミネーションを飾り付け、花のよう、夜は光輝く。父が、話してくれた花咲か爺さん「…

銀座では銀杏落葉も絵模様に

銀座では銀杏落葉も絵模様に (ぎんざではいちょうおちばもえもように 忠男) 〔季語:銀杏落葉(冬)〕 12月16日、歌舞伎座からの帰り、昭和通りの銀杏並木を見て歩いた。忙しい人なら、気づかないかもしれないが、道路には、銀杏落葉が美しく散らばってい…

咳やまずどうする忠男神頼み

咳やまずどうする忠男神頼み (せきやまずどうするただおかみだのみ 忠男) 〔季語:咳(冬)〕 12月12日から、咳がとまらず、耳鼻咽喉科の医師に診てもらい、薬局で薬をもらって、毎日朝、昼、晩と飲んで、どうする家康、いや忠男、17日、薬を飲んで住吉…

ゆったりと師走と言えど水車小屋

ゆったりと師走と言えど水車小屋 (ゆったりとしわすといえどすいしゃごや 忠男) 〔季語:師走(冬)〕 12月17日(日)、片倉城跡公園を散策。寒さと、慌ただしい師走だからか、公園内には、ほとんど、人の気配はない。水車小屋まで行くと、いつもと変わら…

マスク重ね銀ブラ?よれよれ歌舞伎座へ

マスク重ね銀ブラ?よれよれ歌舞伎座へ (ますくかさねぎんぶらよれよれかぶきざへ 忠男) 〔季語:マスク(冬)〕 16日、今朝も、咳、2重のマスクをして銀座まで電車で。有楽町駅で降りて銀ブラ?よれよれと、三越を通り、歌舞伎座まで。 22日、大学生4年…

咳こんで夕陽を眺め書を眺め

咳こんで夕陽を眺め書を眺め (せきこんでゆうひをながめしょをながめ 忠男) 〔季語:咳(冬)〕 八王子から上野の都美術館まで、6人乗りの車、友人としゃべって・・・それ以来、咳がとまらず、息苦しい、記紀歌謡の勉強会も、お休み。ベッドで夕陽を眺め、書…

参道に銀杏落葉のぎっしりと

参道に銀杏落葉のぎっしりと (さんどうにいちょうおちばのぎっしりと 忠男) 〔季語:銀杏落葉(冬)〕 12月初め、銀杏や紅葉落葉が美しい片倉城跡公園を散策、そして住吉神社を参拝。参道には銀杏落葉がいっぱい、まるで、黄色い絨毯のような道を。神社にも…

冬の柚子植木職人葉をカット

冬の柚子植木職人葉をカット (ふゆのゆずうえきしょくにんはをかっと 忠男) 〔季語:冬(冬)〕 毎年、我が家では、近くの植木職人に、庭全体の葉や枝をカットしてもらい、お正月を迎える準備に入る。 窓から、葉に覆われて、柚子が見えなかった。植木屋の帰っ…

歌謡曲シャンソンものまね冬日和

歌謡曲シャンソンものまね冬日和 (かようきょくしゃんそんものまねふゆびより 忠男) 〔季語:冬日和(冬)〕 12日、友人と、歌手の美川憲一、ものまねタレントのコロッケのジョイントコンサートへ。友人が、高熱で欠席、妻と二人で。歌謡曲、シャンソン、も…

厳しさに我が姿かと冬の萩

厳しさに我が姿かと冬の萩 (きびしさにわがすがたかとふゆのはぎ 忠男) 〔季語:冬の萩(冬)〕 12月初め、片倉城跡公園に行くと、萩の花は、ほとんど枯れてしまっていた。良く見ると、いくつかの花が、厳しい寒さに負けまいと、咲いていた。我が姿かと思い…

大根を手にぶらさげて胸張って

大根を手にぶらさげて胸張って (だいこんをてにぶらさげてむねはって 忠男) 〔季語:大根(冬)〕 近所で、畑で採れた大根を、玄関先で売っている。1本百円、私は、胸を張って、ぶら下げて帰った。妻は、大喜び、という様子ではないけれど。次の日、スーパーで…

冬晴や書の道はるか友とゆく

冬晴や書の道はるか友とゆく (ふゆばれやしょのみちはるかともとゆく 忠男) 〔季語:冬晴(冬)〕 12月9日、冬晴れ、書道教室の友人と、上野の東京都美術館で開かれている第69回東洋書芸展へ、書の道はるか!皆さんの作品鑑賞、私は、コロナ禍明け、4年…

大輪の冬菊南に置いてより

大輪の冬菊南に置いてより (たいりんのふゆぎくみなみにおいてより 忠男) 〔季語:冬菊(冬)〕 日当たりの足りない東の玄関先に置いておいた大輪の冬菊、いじけた、物足りない様子で咲いていた。 南の日当たりの良い場所に移すと、活力が出てきたようで、本来…

師走風ふけどカラオケ記紀歌謡

師走風ふけどカラオケ記紀歌謡 (しはすかぜふけどからおけききかよう 忠男) 〔季語:師走風(冬)〕 12月8日(木)師走風の吹く日、カラオケ仲間の95歳、81歳の友人と78歳の私でカラオケ。午前中は、友人で元杏林大学教授の草場裕先生による記紀歌謡…

古楽器とオペラ楽しむ冬の夜

古楽器とオペラ楽しむ冬の夜 (こがっきとおぺらたのしむふゆのよる 忠男) 〔季語:冬の夜(冬)〕 12月5日、ソプラノ歌手の森野美咲さんのコンサートに妻や友人の皆さんと15名で伺いました。 演奏はプロムジカ使節団。チェンバロやテオルボなど古楽器の伴奏で…

木枯や絵を描く池の表から

木枯や絵を描く池の表から (こがらしやえをかくいけのおもてから 忠男) 〔季語:木枯(冬)〕 木枯の吹いた片倉城跡公園、池表面を見ると、美しい絵模様が・・・今回は、尊敬するアーティストの片山有美子さんに、その時見た絵模様の様子をお話しして描いてい…

日ごと増すカーテン越しの寒さかな

日ごと増すカーテン越しの寒さかな (ひごとますかあてんごしのさむさかな 忠男) 〔季語:寒さ(冬)〕 12月に入り、ますます寒さが厳しくなった感じがする。今年は、夏、秋と、猛暑日が続いて、熱中症になる人も多かったようだが、さすがに11月8日立冬過…

記紀の冬箸はし柱はしごまで

記紀の冬箸はし柱はしごまで (ききのふゆはしはしはしらはしごまで 忠男) 〔季語:冬(冬)〕 12月2日、八王子市クリエイトホールで、友人で元杏林大学教授の草場裕先生の、記紀歌謡の勉強会、味わい深く感動!箸、橋、柱、梯子の語源が同じ、つなぐ、と言…

愛媛から葉付きのみかん兄からの

愛媛から葉付きのみかん兄からの (えひめからはつきのみかんあにからの 忠男) 〔季語:みかん(冬)〕 愛媛県松山市に住む、87歳の兄、小野隆士から、みかんがたくさん届いた。葉付きのみかんもあり、甘くて実に美味しい!兄には、子どもの頃から世話になっ…

道掃けば落葉並べてうっとりと

道掃けば落葉並べてうっとりと (みちはけばおちばならべてうっとりと 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 11月末、自宅の周りの道を掃くと、綺麗な落葉に感動し、うっとりとすることがある。 そして並べてみる、自然は、絵のように、美しいなあ!画家は、自然の美に…

枯枝の向こうに青空どこまでも

枯枝の向こうに青空どこまでも (かれえだのむこうにあおぞらどこまでも 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 片倉城跡公園から八王子みなみ野に向かう広場に、大きな桜の木!お花見時分には桜の花がおおい、空は見えなかった。今日、桜の木の枯枝を見上げると、青い空…

輝けど頭を垂れて冬の薔薇

輝けど頭を垂れて冬の薔薇 (かがやけどこうべをたれてふゆのばら 忠男) 〔季語:冬の薔薇(冬)〕 11月24日、玄関先に、赤い薔薇。勿体無い、花を支える枝が細いのか、自信がないのか、うつむき加減、下からのぞかないと、花が見えない。無二の親友の小澤…

もらい酒熱燗心も温まり

もらい酒熱燗心も温まり (もらいざけあつかんこころもあたたまり 忠男) 〔季語:熱燗(冬)〕 にっけんでバイトしてくださっている方のお父さまからのお土産で、お酒をいただいた。さっそく、熱燗にして・・・お父さまの有難いお心が、熱燗にこもっているよう…