（はなみしてこいしてこそだてからすかな 忠男）〔季語：花見（春）〕 ４月はじめ、国立市南口駅前の桜が満開、美しいなあ、と見ていると、高い桜の木の上にカラスが２羽、巣に入ったり出たり。お花見をしながら、卵を産み、子育てとは！葉桜になり、カラス…

(ちるさくらみちにえをかくああてぃすと 忠男) 〔季語：散る桜(春)〕 自宅から横浜線片倉駅への道の途中、満開だった桜が、舞い散って、なかなか、良い風情！ 道には、花びらを散りばめた絵のように・・・ 桜の木は、道に絵を描くアーティストのよう・・・

(やえざくらにゅうがくいわいなんねんぶり 忠男) 〔季語：八重ざくら(春)〕 ４月１７日昼に、八王子京王プラザホテルで、孫の大学入学祝いをした。 八重桜が綺麗なこの日、コロナ禍ではあるけれど、ホテルも、かなり賑わい。 何年ぶりだろうか？入学祝いがで…

(ひとのいうはなをさがしてさくらそう 忠男) 〔季語：桜草(春)〕 片倉城跡公園入口付近の池のそばに、水芭蕉の花が咲いていると聞いて、出かけてみたが、もう１週間前に終わったと、近くを歩く人の話し。がっかりしていたが、日本桜草を発見した。やはり来て…

(うぐいすのこえすいりゅうにとけこんで 忠男) 〔季語：鶯(春)〕 高尾山の山道を歩いて行くと、清らかな水の流れがある。しばらく眺めていると、木立の中から、鶯の声、 姿は見えないけれど、ハッキリと聞こえる。 水の流れに、鶯の声が溶け込んでいくよう・…

(はなのしたべりいだんすをともとまい 忠男) 〔季語：花(春)〕 ４月１０日、国立市の桜も、花びらが舞って、なかなか、良い風情だ！ 花びらの舞う中、私がベリーダンスを踊れるなら、ベリーダンサーの片山有美子さんと一緒に、踊りたいところだが・・・

(なのはなさんとびだしちゅういこもはなも 忠男) 〔季語：菜の花(春)〕 国立市にある、幼児教室にっけんの近くに幼稚園がある。幼稚園の菜の花が、元気いっぱい、道に飛び出している。「飛び出し注意、気をつけて」 子も花も！次の日には、紐で結ばれていた…

(かささしてふたりをつれてはなみざけ 忠男) 〔季語：花見酒(春)〕 私が小学４年生の頃だったろうか？雨の中、傘をさして、上野動物園へ花見。 他にはほとんど人がいない中、映画ニュースにもなった。 父は、季節感を大事にしていた。花見となれば、雨が降ろ…

(はなみざけふうぶつしさえこのさんねん 忠男) 〔季語：花見酒(春)〕 毎年のように、テレビで、お酒の好きな人が集まって、桜の下で、花見酒を楽しむ映像が見られたものだ。 この三年、コロナ禍で、桜の名所と言えども、花見酒というわけにはいかない・・・…

(まつさくらのうのぶたいかはとのすか 忠男) 〔季語：さくら(春)〕 ４月１０日、私は、妻と中学１年の孫たちと水道橋にある宝生能楽堂で、能を楽しんでいる。 ちょうどその頃、友人から、鳩の巣の桜の写真が送られてきた。松と桜、それぞれに、絵になるなあ！

(やまざくらよしののやまかたかおさん 忠男) 〔季語：山桜(春)〕 ２０2２年４月９日、高尾山へ１人、お花見に。ソメイヨシノの花ばかりと思っていたが、「あっ、山桜だ！」 あちらこちらに山桜！ ここは、吉野山？西行？ ソメイヨシノに山桜！ 自然あふれる…

(まんかいのさくらははこのえがおかな 忠男) 〔季語：さくら(春)〕 桜の花が咲く風景の中に、母子の姿を見たいものだ。満開の桜だけでも幸せな気分になるが、母と子の笑顔があれば、この上ない幸せな気分を味わうことができる・・・ 片山有美子さんが絵にし…

(さくらさくうえのくにたちたかおさん 忠男) 〔季語：さくら(春)〕 ３日、高尾山へお花見。子どもの頃見た上野の桜、最近は、国立の桜、それより、開花は、ややおそい感じはするが、桜の花は、笑顔で高尾山を飾っているよ！コロナ、オミクロン株の毎日だけれ…

(うえさくらしたもはなみつゆめのくに 忠男) 〔季語：さくら、花(春)〕 私は、東京都渋谷区広尾町で育ち、にっけん創業の地、国立市は、私の第二の故郷とでも言えようか、贔屓するわけではないけれど、国立市は、心配りの行き届いた、暖かい花の町でもあるよ…

(こうはくのうめみかわれもはるのつき 忠男) 〔季語：梅見、春の月(春)〕 ３月のいつだったか、自宅近く、紅白の梅が咲いて、なかなか良い風情、ふと、見上げると、春の月が、梅を見ているよう・・・なかなか粋な春の月だなあ、私も、梅見を楽しむゆとりのあ…

(くろっかすきょうかいのみちまっすぐに 忠男) 〔季語：クロッカス(春)〕 自宅から片倉駅に向かう道に、教会がある。 今、クロッカスの花が、教会の道を整えるように咲いている。バプテスマのヨハネのように、主の道筋をまっすぐに整えているのか、とふと思…

(まつさくらりょうよこづなのどひょういり 忠男) 〔季語：桜(春)〕 八王子市片倉町の自宅近くにある慈眼寺の門を入るとすぐに、松と桜の木がある。今日は、松の向こうに満開の桜、それぞれに、見栄えがして、見事！大相撲で二人の横綱を見るように威風堂々と…

(うちにももそとさくらさきおみくろん 忠男) 〔季語：桃、桜(春)〕 庭には、桃が咲き、外は桜が満開というのに、何か喜べない。孫の入学祝い、入社祝い、お花見には行けない。 コロナ感染者、オミクロン株の数が、緊急事態宣言解除後、連日増加。来年こそは…

(ふとみればつばきにあたるさんぽみち 忠男) 〔季語：椿(春)〕 八王子駅から片倉の自宅への帰り道、道に、赤い椿の花びらが、何枚も、椿の絵の絨毯か？見上げると満開の見事な椿の木！ 「犬も歩けば棒に当たる」ではないけれど、歩いていると良いことがある…

祈るよにかたくりの花集りて (いのるよにかたくりのはなあつまりて) 〔季語: かたくりの花(春)〕 住吉神社近くに咲く「かたくりの花」を、咲いているか、祈るような気持ちで、見に行った。 祈りが届いたのか、あちらこちらに、美しい紅紫の顔を覗かせている。…

(さくらさくだいがくどおりはなさかを 忠男) 〔季語：桜(春)〕 国立市の大学通り、桜の花が満開！ ふと、岩崎京子さんの「花咲か」を思い出した。あの本を読んだ時の感動、岩崎京子さん、お元気でいらっしゃるだろうか、米寿の祝いを、松谷みよ子さんたちと…

(めいきょくやおぺらしてぃにはなみちて 忠男) 〔季語：花(春)〕 ２７日、東京オペラシティで、作曲家の湯山昭さんの名曲の数々、司会者の軽妙なトーク、桜も咲き、素晴らしい音楽会！ 童謡集や、にっけん小野童謡文化賞贈呈式を思い出す。湯山さんお元気で…

(まだつぼみふとわがすがたさくらかな 忠男) 〔季語：桜(春)〕 八王子市片倉町の自宅から、八王子みなみ野に行く川沿いの桜並木が満開に近づいている。 固く閉じたつぼみも、あちらこちらに見える。 私の書道も、陶芸も、もちろん俳句も、まだまだかたいつぼ…

(みずぬるむおとたてまわるすいしゃかな 忠男) 〔季語：水ぬるむ(春)〕 片倉城跡公園に入ると、あちらこちらに春を感じる。氷が張り、動かなかった水の流れが、水辺の草の芽を育んでいる。何より嬉しいのは、水車が、まわっていたことだ！私にとって、本当に…

(かわずなくころなかこえよころころな 忠男) 〔季語：蛙(春)〕 片倉城跡公園に入ると、すぐに大きな池がある。 3月のいつだったか、カエルがあちらこちらで鳴いている。恋の相手を探しているのだろうか？ 私には、コロナ禍超えよコロコロナと聞こえてしまう！

(さっくすでゆめのえがおのもものはな 忠男) 〔季語:桃の花(春)〕 我が家の庭で、桃の花が美しく咲いている。 私の友人で、サックス奏者の方の笑顔のように、明るく輝いて見える。 ライブでの司会、歌、パワフルなサックスの演奏と笑顔あふれて・・・思い出…

(うめのはなぼうずあたまとがきだいしょう 忠男) 〔季語: 梅の花(春)〕 八王子市片倉町の私の家の近くに、梅の花が何本か咲いている。ここの梅の花を見ると坊主頭の小学生の頃を思い出す。 家の近くの子どもたちを集めて、ガキ大将・・・梅の花を見ると様々…

(うららかなかしはらじんぐうえがおさく 忠男) 〔季語：うららか(春)〕 私の友人でサックス奏者の方、奈良県にある橿原神宮が気に入り、結婚式。コロナ禍で、心配していたが、無事に、迎えることができた。春の風がやさしく吹く橿原神宮、美しい笑顔が忘れら…

(つくしんぼたからものさすろさんじん 忠男) 〔季語：つくしんぼ(春)〕 自宅から北野駅に向かう道でつくしんぼを見つけた。宝物を見つけた子どもになって・・・ 花なら花瓶にさすが、さて、どうしようかな？ 北大路魯山人の湯呑み茶碗がイイ・・・