2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

待ちぼうけワクチン接種春の月

(まちぼうけわくちんせっしゅはるのつき 忠男) 〔季語:春の月(春)〕 お待ちかねの三回目のコロナワクチン接種、今日やっとその日が来た。春の月が、「やっと来たね!」と、お祝いしているよう。ボーっとはしているが、今日は、月が笑顔に見える!

良き友の誕生祝い涅槃の日

(よきとものたんじょういわいねはんのひ 忠男)〔季語:涅槃の日(春)〕 2月15日は、児童文学作家の松谷みよ子さんの誕生日、毎年のように、誕生祝いを(旧暦2月15日は、お釈迦様の入滅された日)松谷さんとは、歌舞伎、大相撲観戦、お茶、旅行・・・良…

子どもらの熱い息触れ梅の花

(子どもらのあついいきふれうめのはな 忠男)〔季語:梅の花(春)〕 2月13日午前中、自宅近くの小学校の体育館で、卓球をした。 体育館の入口近くの梅の花が、もう咲いている。子どもたちの熱気で、梅の木は、開花が早いのだろうか?運動すると私でさえ熱く…

陽を浴びてひそやかに咲くや芝桜

(ひをあびてひそかにさくやしばざくら 忠男)〔季語:芝桜(春)〕 秋にはコスモスが咲いていた線路沿の道に、さも「春ですよ」と囁くような、小さな花、芝桜、「犬も歩けば棒に当たる」ではないけれど、春の道を歩けば季節の花にあたる、この道を歩いて良かっ…

春の雪子どもの心ファンタジー

(はるのゆきこどものこころふぁんたじい 忠男)〔季語:春の雪(春)〕 子どもが、ゆきだるまを作っていた。にっけん教育出版社発行「うさぎのゆきだるま」(佐藤さとる・作)を思い出します。佐藤さんは「コロボックル物語」の話しを、私に、熱心に話してくだ…

コロナ風天地動かず建国祭

(ころなかぜてんちうごかずけんこくさい 忠男)〔季語:建国祭(春)〕 毎日、オミクロン株のニュースで、心配で、風に吹かれて、ぐらつくのこともあるけれど、できれば、天と地のように、不動心で、生きていければ、と、ふと思う、今日は、建国祭。

積もるかと子ども心に春みぞれ

(つもるかとこどもごころにはるみぞれ 忠男)〔季語:春みぞれ(春)〕 2月10日、昨日からの天気予報で、「関東地方は雪」とのことで、子ども心で、朝から、美しい雪景色を期待していた。昼過ぎ、近くのスーパーに買い物に、帰って、妻に写真を撮ってもらっ…

子どもらと手まりつきつつ良寛忌

(こどもらとてまりつきつつりょうかんき)〔季語:良寛忌(春)〕 この村里で、子どもたちと手まりをついて暮らしている。子どもたちと遊ぶ春の日は、いつまでも暮れないでほしい!(良寛さまのやさしいお人柄が良くわかる)子どもらと遊ぶ春日は、暮れずともよ…

すみれ見にさあ子どもたち良寛忌

(すみれみにさあこどもたちりょうかんき) 〔季語:すみれ、良寛忌(春)〕 子どもたち、すみれの花を見に山に行こう。明日にも散ってしまったら、どうしようもないもの。 私も、すみれの花を見に行こう! 越後(新潟県)と八王子では、違うけれども・・・ 絵:…

早春の歌舞伎座孫と約束の

(そうしゅんのかぶきざまごとやくそくの) 〔季語:早春(春)〕 大学4年生の孫が 「おじいちゃん、私、歌舞伎観たことないの!」 「おじいちゃんが、連れてゆくよ!」 二月大歌舞伎、 今日は、筋書を買いに、歌舞伎座に来た。銀座も、コロナ禍で賑わい感じら…

何となく明日を思えば良寛忌

(なんとなくあすをおもえばりょうかんき) 〔季語:良寛忌(春)〕 「なんとなく心がさわいで眠れない。明日はいよいよ春のはじめだと思うと」 私も、良寛と同じ気持ちになって・・・ (「良寛さま」1997年。雙葉小学校の荻野有司先生に書いていただいた。)

若草の小さき星のここかしこ

(わかくさのちいさきほしのここかしこ 忠男) 〔季語:若草(春)〕 住吉神社にお詣りして、みなみ野に向かう道に、畑の続く道がある。野菜は、ひと休みしているのか、何も栽培されていない。畑の畦道のあちらこちらに、若草が芽を出し、その花が星のように、輝…

立春や風に誘われ像の前

(りっしゅんやかぜにさそわれぞうのまえ 忠男) 〔季語:立春(春)〕 2月4日は、立春、春を見つけようと散歩に出た。片倉城跡公園に入ると、風に誘われ何故か心惹かれる像があって、そばに近づくと〝春を感じて〟不思議なことがあるもんだなあ!と、我ながら…

立春や孫の合格春二つ

(りっしゅんやまごのごうかくはるふたつ 忠男) 〔季語:立春(春)〕 2月4日、立春、今日は、孫の中学受験の合格発表がある日だ。 新年会以来、私たち、祖父母は、ただ、祈ることしかできない。息子夫婦の家庭での指導力と孫の実力を信じるしかない。夜、9…

節分や鬼オミクロン福ワクチン

(せつぶんやおにおみくろんふくわくちん 忠男) 〔季語:節分(冬)〕 節分は、五穀豊穣、疫病退散を祈願して、豆まきをするとのこと。近くのスーパーでは、節分コーナーがあり、一式、買った。 私の今年の鬼は、オミクロン株、福は、3回目のワクチン接種、皆…

冬枯や小鳥つどいてパピプペポ

(ふゆがれやことりつどいてぱぴぷぺぽ 忠男) 〔季語:冬枯(冬)〕 枯枝に、小鳥たちが集まっている。 新型コロナ患者数の急拡大に頭を悩ませている我々人間と比べて、深刻な感じはしない。 小鳥たちは、集まって何をしているんだろうか?パピプペポ、わからな…

山茶花やかくれんぼしてほお見せて

(さざんかやかくれんぼしてほおみせて 忠男) 〔季語:山茶花(冬)〕 片倉の自宅から八王子駅に向かう教会の前の道に、山茶花の垣根が続いている。立ち止まって、山茶花の花を探すと、まるで〝かくれんぼ〟しているように葉に見え隠れしているよ。思わず、見つ…

冬晴れや翁の姿ふる柏

(ふゆばれやおきなのすがたふるかしわ 忠男) 〔季語:冬晴れ(冬)〕 家の門を入るとすぐに、柏の木がある。昨夜、芭蕉の“ふる柏”を読み、自宅の柏の木を改めて見ると、確かに、枯れても、葉は、しっかりと、枝にくっついている。人生も、こうありたいなあ!と…

マフラーにマスクアテネの戦士にて

(まふらあにますくあてねのせんしにて 忠男) 〔季語:マフラー、マスク(冬)〕 マフラーを巻いて、マスクして、散歩に出かけた。片倉城跡公園に入るとすぐに、〝アテネの戦士〟像がある。今日は、自分の服装の感じと、像の感じが、何か、似ているように感じて…

オミクロンどこ吹く風か冬こだち

(おみくろんどこふくかぜかふゆこだち 忠男) 〔季語:冬こだち(冬)〕 新型コロナウィルス「オミクロン株」の感染者数が、過去最多を更新し続けている。 そんな中、近くの住吉神社周辺を歩いていると、冬の木々が、凛として立っている、静かに、暖かい春を待…

コロナ禍の友の声聞く冬の朝

(ころなかのとものこえきくふゆのあさ 忠男) 〔季語:冬の朝(冬)〕 コロナ禍で、友人にも会えない。 俳句の良き師で、友人でもある、五十野惇先生から、元気な声で、お電話をいただいた。先生は、色々なコロナ対策をしていらっしゃるよう。茶会もまた、復活…

大根や見え隠れする白さかな

(だいこんやみれかくれするしろさかな 忠男) 〔季語:大根(冬)〕 片倉の自宅から、みなみ野に向かう道に、広い畑がある。冬の畑には、ほとんど何も見えないが、大根だけは、青々と、生い茂っている。その下には、白く立派な大根が、あちらこちらに、見え隠れ…

あぜ道や俳句求めて冬の畑

(あぜみちやはいくもとめてふゆのはた 忠男) 〔季語:冬(冬)〕 八王子市片倉の自宅から、住吉神社回りで、みなみ野へ行く途中に、広い畑がある。 さて、今日の俳句を作ろうと、題材を求めて歩いていると、何もない、ただ真っ直ぐなあぜ道・・・