2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

撫子の花の応援啓の皿

(なでしこのはなのおうえんけいのさら 忠男)〔季語 撫子(秋)〕 今日は、花屋で撫子の花を買ってから、陶芸教室に・・・ 撫子の花に応援してもらおうと側に置いて、藤原啓の大皿を師友として、皿づくり・・・撫子のおかげで、良い気分で、皿が作れたよ!

コスモスやどこに咲いても笑顔かな

(こすもすやどこにさいてもえがおかな 忠男) 〔季語 コスモス(秋)〕 コスモスが、川の土手の狭い場所で咲いている。またコスモスが、電車の行き交う線路と道路の狭い場所で咲いている。 どこにあっても、優しい笑顔で気持ち良さそう・・・私もいつも、笑顔で…

行場や水音高し秋高尾

(ぎょうじょうやみずおとたかしあきたかお 忠男) 〔季語 秋(秋)〕 9月18日、土曜日の午後、書道教室を終えて、高尾山へ、台風は、接近はしたが、それたようで、雨風とも、穏やかだ。 人影はほとんどなく、行場の水音だけが、いつもより、高く響いて聞こえ…

奈良の柿橿原神宮思いつつ

(ならのかきかしはらじんぐうおもいつつ 忠男) 〔季語 柿(秋)〕 奈良の柿が、果物屋で売っていたので、買って食べた。ああ、甘〜い!! 奈良と言えば、私の敬愛する音楽家の女性の故郷、来年3月に、橿原神宮で結婚式、今から妻と楽しみにしている。

庭の西無心に咲くや萩の花

(にわのにしむしんにさくやはぎのはな 忠男) 〔季語 萩の花(秋)〕 萩は、秋の七草の一つ。萩の花が、今年も、庭の西の片隅で咲いている。 西と言えば、西行、(北村)西望の名前がすぐに浮かぶ。そんなことは、お構いなしに、ただ、ただ、無心に萩の花が咲い…

藤袴我が誕生日祝うよに

(ふじばかまわがたんじょうびいわうよに 忠男) 〔季語 藤袴(秋)〕 私の戸籍上の誕生日は、9月23日、 76歳。 私の誕生日を祝うかのように、秋の七草の一つ、藤袴が、手に入った。 松茸、刺身、赤飯、そして、藤袴、何て、幸せなんだろ!

女郎花ピアノの曲が好きそうな

(おみなえしぴあののきょくがすきそうな 忠男) 〔季語 夏(夏)〕 秋の七草の一つ、女郎花の花を、近くの花屋で買って、自宅の庭に植えた。 今日は、どこか遠くからピアノの曲が、風に乗ってかすかに流れてくる・・・ 女郎花が風にゆられてユーラユラ・・・

名月や見る我が心空の空

(めいげつやみるわがこころくうのくう 忠男) 〔季語 名月 秋〕 2021年9月21日火曜日は、中秋の名月。私は、真夜中の12時を過ぎて気づき、あわてて、外に出て見たが、お月さまは、子どもの頃と変わらず・・・私の心は、空の空!

娘より松茸届く良き日かな

(むすめよりまつたけとどくよきひかな 忠男) 〔季語 松茸 秋〕 9月20日朝、娘から、「国産松茸土瓶蒸し」が届いた。私が、松茸が好きなことを、よく知っている。コロナ禍で、子供や孫にも会えないが・・・ありがたいなあ!今日は、敬老の日か!

無花果や赤み増す日の長さかな

(いちじくやあかみますひのながさかな 忠男) 〔季語 無花果 秋〕 以前、友人小澤潔さんから、いただいた、無花果の木が今年、七年目にして、大きな実をつけた。妻の節子が、「ああ美味しい!」と。友人の小澤潔さんの笑顔が、思い出されました。

虫の声座辺師友や句の世界

(むしのこえざへんしゆうやくのせかい 忠男) 〔季語 虫の声 秋〕 虫の声が、私のベッドから、良く聞こえる。北大路魯山人の、「座辺師友」の精神が好きで、陶芸も学んでいる。 俳句の世界にも、通用するのではないか?芭蕉、蕪村、一茶の作品を師として・…

輝けるピオーネ愛の瞳かな

(かがやけるぴおーねあいのひとみかな 忠男) 〔季語 ピオーネ 秋〕 故郷、岡山県の親戚から、ピオーネが、届いた。ちょうど、食べている時に、NHKテレビで・・・マスカットと巨峰のイイ所どりした・・・妻も私も孫も大喜び、あぁ甘~い!

高尾山薬王院の秋の空

(たかおさんやくおういんのあきのそら 忠男) 〔季語 秋(秋)〕 何十年ぶりだろうか、妻と二人で、高尾山薬王院へ,「萬民農樂」、「世界平和」が実現しますように、私も、良い俳句が作れますように・・・秋の空が爽やかだった!

松茸や願いは孫の笑顔かな

(まつたけやねがいはまごのえがおかな 忠男) 〔季語 松茸(秋)〕 9月は、孫の誕生月、私の自宅でも、誕生祝い、松茸を買って、すき焼き、お赤飯でお祝い・・・コロナ禍で、昨年3月依頼、会えない・・・やはり、孫の笑顔があれば、イイのに!

俳句でも座辺師友や秋の空

(はいくでもざへんしゆうやあきのそら 忠男) 〔季語 秋(秋)〕 魯山人は、誰にも師事することなく、昔の素晴らしい作品に囲まれて創作活動をしていた。私も、松尾芭蕉や小林一茶の素晴らしい俳句に囲まれて俳句をよめば・・・なーんて、清々しい秋の空を…

栗多し何とかしてよ妻悲鳴

(くりおおしなんとかしてよつまひめい 忠男) コロナ禍、長引く緊急事態宣言で、自宅に籠りがち、子や孫にも会えない。そんな中、近くのスーパーで買った栗の多いこと、妻の悲鳴、「何とかしてよ」!

たこ杉や背比べ秋の高尾山

(たこすぎやせくらべあきのたかおざん 忠男) 〔季語 秋(秋)〕 高尾山口駅から、妻と二人、リフトに乗り、薬王院へ。途中に、大木「たこ杉」がある。私は、遊び心で、背比べしたくなった。ふと、大木が、松尾芭蕉で、私が背伸びして、なーんて、秋の高尾…

秋の風妻誕生日高尾山

(あきのかぜつまたんじょうびたかおざん 忠男) 〔季語 秋の風(秋)〕 9月11日は妻の誕生日、高尾山口駅で待ち合わせして、表参道の蕎麦屋でお昼を・・・薬王院へ・・・帰りはいつものお店で、かき氷、高尾山で、妻と二人の誕生祝い、秋の風が優しい・…

道掃いてカマキリ脱皮抜け殻か

(みちはいてかまきりだっぴぬけがらか 忠男) 〔季語 カマキリ(秋)〕 毎日、朝晩ニ回自宅の周りの道を掃いている。俳句のことを考えていると、カマキリの脱皮の抜け殻、76年目にして、初めて見たような気がする。脱皮する瞬間を見たわけではないけれど…

聖水や蜻蛉の姿しずかなり

(せいすいやとんぼのすがたしずかなり 忠男) 〔季語 蜻蛉(秋)〕 今日は、蜻蛉の姿を写真に撮ろうと、じっと見つめて、やっと撮れた写真、高尾山も、もう秋の訪れ・・・

かき氷水音静か高尾山

(かきごおりみずおとしずかたかおざん 忠男) 〔季語 かき氷(夏)〕 高尾山のふもとのお店で大好きなかき氷を食べた。 コロナ禍で土曜日なのに、人はまばら、お店には、黙食の掲示が、川の流れを見ながら、一人黙って、かき氷・・・

邪気祓い長寿の香り菊の花

(じゃきばらいちょうじゅのかおりきくのはな 忠男) 〔季語 菊(夏)〕 9月9日は、重陽の節句、子どもの頃は、菊の花は、ただ美しいとばかり見ていましたが、邪気を払い長寿の効能があるとのこと、菊の花にあやかって、99歳まで、なーんて!

風鈴や六根清浄高尾山

(ふうりんやろっこんしょうじょうたかおざん 忠男) 〔季語 風鈴(夏)〕 書道教室の帰り、高尾山口駅で降りて、いつものように、高尾山へ、暑い日の土曜日の午後、風鈴が心地よい、「懺悔、懺悔、六根清浄・・・」と、私も、ふと、唱えて・・・

福島の梨の甘さよ心意気

(ふくしまのなしのあまさよこころいき 忠男) 〔季語 梨(夏)〕 八王子駅近くのスーパーで、福島県産と表示された梨を買った。 東日本大震災復興支援の気持ちもあって、美味しくいただいた。他にも、トマト、ナス、きゅうりなど・・・

逃げよ蚊よ一網打尽今日の庭

(にげよかよいちもうだじんきょうのにわ 忠男)〔季語 蚊(夏)〕 暑い夏の我が家の庭、今日は、することが思いつかなかいので、虫取り網を振り回して、蚊を捕まえて・・・ 蚊の鳴くような声も聞こえる。 思えば、今日は、蚊たちは、不運だったのか?

夢みたいパラ金メダルバド・里見

(ゆめみたいパラきんメダルバドさとみ 忠男) 〔無季〕 東京パラリンピック、バドミントン女子シングル決勝で、車いすWHIの里見紗季奈が、今大会で採用されたバドミントンで日本勢初の金メダルを獲得した。「夢みたい」

桃落ちて若き日姉の日々美し

(ももおちてわかきひあねのひびうつくし 忠男) 〔季語 桃(秋)〕 庭の鉢植えの桃の木、雨風に落ちてしまった・・・ 私の姉、小野一恵、昌子が、戦後肺結核で、共に16歳で、亡くなった。美しかった姉さん・・・

ああメロン七十六歳まだ夢を

(ああメロンしちじゅうろくさいまだゆめを 忠男) 〔季語 メロン(夏)〕 メロンを見ていると、夢いっぱいだった23歳の頃を思い出します。 職を転々とし、夢を追い求め、良き出会いに恵まれ・・・76歳の今も夢を・・・

童謡も絵本ももしかメロンかも

(どうようもえほんももしかメロンかも 忠男) 〔季語 メロン(夏)〕 にっけん教育出版社では、豊かな心を育てる童謡、絵本の制作と出版を行っている。 子どもたちの心の栄養になれば・・・メロンのように・・・

百日紅友は元気か良寛の

(さるすべりともはげんきかりょうかんの 忠男) 〔季語 百日紅(夏)〕 近くの慈眼寺へお参りに、百日紅が見事に花を咲かせている。友人の荻野有司さんは、お元気だろうか?ご自宅は雨戸など閉まったまま、菩提寺がこのお寺・・・ 絵本「良寛さま」を書いて…