2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
花菖蒲主人公は移りゆく (はなしょうぶしゅじんこうはうつりゆく 忠男) 〔季語:花菖蒲(夏)〕 5月28日、庭を見ると、あやめも終わり、杜若も終わり・・・調べてみると、花菖蒲! あやめ、杜若に、何て似ているんだろう! 時が移れば、庭の主人公も移り行…
道なりのさつきに白き顔二つ (みちなりのさつきにしろきかおふたつ 忠男) 〔季語:さつき(夏)〕 5月21日、自宅から京王線北野駅に向かう道に、赤いさつきの花が、道を彩るように、並んで咲いている。 見事だなあ、赤一色!近づいて見ると白い花が、二つ、…
軽鴨や夫婦仲良く水入らず (かるがもやふうふなかよくみずいらず 忠男) 〔季語:軽鴨(夏)〕 片倉城跡公園を入ると広い池がある。その先に、小さな池、そこに、今年も、軽鴨が2羽、たぶん夫婦!池で遊びながら、〝水入らず〟他人を交えず、いつも夫婦で楽し…
楊貴妃や目高ひときわ水槽に (ようきひやめだかひときわすいそうに 忠男) 〔季語:目高(夏)〕 八王子みなみ野のホーマックで、目高を買った。以前買った目高が、鳥に食べられてしまったから。〝楊貴妃〟という名の目高、ひときわ美人?鳥に食べられないよう…
友思い白い花咲く夏の午後 (ともおもいしろいはなさくなつのごご 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 片倉城跡公園に、白い花の続く原がある。友人が、「白い花が咲いてた。ふるさとの遠い夢の日」と口ずさんでいたのを思い出す。確か、岡本敦郎の「白い花の咲く頃」、…
さつき咲く百草園には恋の歌碑 (さつきさくもぐさえんにはこいのかひ 忠男) 〔季語:さつき(夏)〕 5月22日、百草園へ。 赤やピンクのさつきの間に、若山牧水の歌碑が、そっと見える。 「恋人に対する親しみと憧れ・・・」 私には、遠い昔の話し、若山牧水…
(とちのはなごっほのほのおふとうかび 忠男)〔季語:栃の花(夏)〕 片倉城跡公園近くの野原に立つ木を見ると、〝ベニバナトチノキ〟とある。栃の花を見ていたら、フランスのアルルで見た炎の画家、ゴッホの絵が浮かんだ!画家の有美子さんにゴッホの絵を描い…
(みちゆけばかしわばあじさいははたしか 忠男) 〔季語:紫陽花(夏)〕 5月21日、自宅から北野駅に向かう道に、鉢植えの花の手入れがゆき届いた家がある。紫陽花かな?お聞きすると「柏葉紫陽花」とのこと。確かに、紫陽花の花、葉は、確かに、柏葉!紫陽花…
(だれなづけ〝なんじゃもんじゃのきのはな〟にぎやか 忠男) 〔季語:なんじゃもんじゃの木の花(夏)〕 近所に続く白い花の木、調べてみると〝なんじゃもんじゃの木の花〟 奇抜で珍しい、なんじゃもんじゃなんて!正式名称は〝ヒトツバタゴ〟とのこと。
(きしょうぶやすいしゃのまわるみずのおと 忠男) 〔季語:菖蒲(夏)〕 片倉城跡公園の水車小屋近くに、黄菖蒲の花が、咲く。黄菖蒲は、水車の回る水の音を聞きながら、行く夏を、楽しんでいるようだ!私は、水車の回る音を聞きながら、近くに咲く黄菖蒲の花を…
(すしたべてこどものころのゆめによい 忠男) 〔季語:鮨(夏)〕 5月16日、夜7時半過ぎ、八王子セレオ10階の寿司田へ。妻と窓際のカウンター席で。小学生の頃の夢、「寿司屋になる」こと!店長さんと話していると、夢がふくらみ、夢に酔ってしまい・・・…
(かきつばたおおなかせんせいふとうかび 忠男) 〔季語:かきつばた(夏)〕 庭にかきつばたの花、なぜか、作曲家の大中恩さんを思い出す。明るさ、懐かしさ!奥様の北原聖子さんに、「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」を歌っていただいた。大中恩先生、良い…
(おもだかやいつかみみにしかぶきざの 忠男) 〔季語:沢瀉(夏)〕 我が家の庭の水槽に、小さな白い花、沢瀉(おもだか)、この花を見ると、歌舞伎座で聞いた「澤瀉屋!」の掛け声、三代目の市川猿之助の、見事な演技を思い出す。確か、七変化・・・いつのこと…
(きみよしるやとちおとめとはいちごのな 忠男) 〔季語:いちご(夏)〕 君は、知っていますか?〝とちおとめ〟は、いちごの名前。妻が、栃木県出身なので、〝とちおとめ〟の苗を育てたが、難しい。店売のは、甘く美味しい!ネットで育て方、来年こそは・・・ボ…
(いきるすべ?いろもせたけもほたるぶくろ 忠男) 〔季語:蛍袋(夏)〕 5月14日、山野草の勉強会、いつも、どんな花が用意されるか、楽しみ。確か、昨年も、植え込みした花、蛍袋。白いの、赤いの、色さまざま、生きる術なのか、背丈も違って、美しいなあ、…
(あめのぎんざくつあうだれのははのひに 忠男) 〔季語:母の日(夏)〕 5月14日母の日、妻へのサービスと思い、妻の希望通り、雨の銀座へと。 何のことはない、妻が買う予定の靴が、足に合うか、どうか? 何と、私の靴!驚き、今日は母の日なのに、ありがた…
(いつのまにつまからははにかあねいしょん 忠男)〔季語:カーネーション(夏)〕 母の日、私から赤いカーネーション、息子からは、アジサイの花、娘からは、何?妻も母親になり、私からも「母さん!」と呼ばれ、今日は、銀座に、買い物に、いつの間に、妻は母…
(かきつばたほしのせんせいとみたろう 忠男) 〔季語:かきつばた(夏)〕 12日、私の家の庭に、かきつばたの花! 嬉しくなって、近所にお住まいの山野草の研究家の星野明先生の家へ 「私は、牧野富太郎ではないが」と、かきつばたとあやめの違いを話してくだ…
(とみたろうかきゃべつのはなをだれのちえ 忠男)〔季語:キャベツ(夏)〕 11日、片倉台自治会館で、山野草の勉強会。牧野富太郎か?「キャベツの花を咲かせた!」とのこと。キャベツの料理の後、芯を鉢植えしたら・・・キャベツの花、主婦の知恵!「もっと…
(なつわれもせいぼううらしまちょうじゅのまい 忠男)〔季語:夏(夏)〕 夏、私も舞う・・・片倉城跡公園の中に、北村西望の〝浦島長寿の舞〟がある。西望は百ニ歳まで生きた!(長崎〝平和祈念像〟の制作者)百寿の祝いでお会いしたが、「洗心長寿」そのまま…
「きゃー」の声我が家の「朝ドラ」夏の陣 (「きゃあ」のこえわがやの「あさどら」なつのじん 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 9日、朝7時45分過ぎ、妻の「キャー」の叫び声で、目が覚めた。 「大丈夫か!」1階に降りてみると、 「大丈夫、テレビを見てるだけ」 …
一つぶだがプラス思考でさくらんぼ (ひとつぶだがぷらすしこうでさくらんぼ 忠男) 〔季語:さくらんぼ(夏)〕 庭の木に、鳥が来て、連日賑わっている。さくらんぼの木だ! 庭に出て見ると、さくらんぼは、食べられていて、欠けた一つぶだけ!良かった、一つぶ…
雨降れど根明な気分薔薇の花 (あめふれどねあかなきぶんばらのはな 忠男) 〔季語:薔薇(夏)〕 5月7日、朝から雨、玄関のドアを開けると、真っ赤な薔薇の花! 近所から聞こえる子どもたちの明るくはずむ声!薔薇を見れば誰だって根明な気分に、何か良い一日…
天然かボケて味わう鮎の味 (てんねんかぼけてあじわうあゆのあじ 忠男) 〔季語:鮎(夏)〕 高尾山駅近くで、鮎の塩焼き、炭火焼き! ああ、懐かしい、疎開していた岡山県高梁市の家では、鮎が干してあって、ご馳走は、鮎の塩焼き!天然か、養殖か? ボケも良…
わんぱくだ水車も風もこどもの日 (わんぱくだすいしゃもかぜもこどものひ 忠男) 〔季語:こどもの日(夏)〕 こどもの日、片倉城跡公園の水車が、子どものように、力強く、まわっている。 住吉神社では、子どものように、わんぱくな風が吹きまわっている。 子…
著莪の花極楽浄土か心澄む (しゃがのはなごくらくじょうどかこころすむ 忠男) 〔季語:著莪の花(夏)〕 5月、高尾山は、〝若葉祭り〟で、多くの人で賑わっている。 山道を歩くと、著莪の花が咲き、小川のせせらぎ、鳥の声があちらこちらから! お地蔵さんも…
孫の名をそっと花道藤の花 (まごのなをそっとはなみちふじのはな 忠男) 〔季語:藤の花(春)〕 5月3日、歌舞伎座へ。舞台一面、藤の花、花道のすぐ横で観劇。 金毘羅歌舞伎で、松谷みよ子さんが、花道をゆく役者姿のお孫さんに、そっと名を・・・ああ、わか…
牡丹咲き溢れるオーラ友陶芸 (ぼたんさきあふれるおおらともとうげい 忠男) 〔季語:牡丹(夏)〕 4月末、近くの陶芸教室の牡丹の花がオーラを放って咲いている。 陶芸教室といえば、無二の親友の小澤潔先生、彼はオーラ溢れる友人! 2人でたくさんの陶芸作品…
柏餅味さえかわる皿の妙 (かしわもちあじさえかわるさらのみょう 忠男) 〔季語:柏餅(夏)〕 子どもの日を前に、2日連続、柏餅を買って食べた。茶会の茶碗ではないが、私は、孫の描いた絵皿、孫の合格祝いを記念して作った絵皿の上の柏餅を食べた。皿によって…
若葉祭り生きる喜びアイリッシュ (わかばまつりいきるよろこびあいりっしゅ 忠男) 〔季語:若葉(夏)〕 若葉祭りの高尾山へ。大学生がアイリッシュ音楽を演奏中! 行き交う人々も、不動院の「生きる喜び」でいっぱいの笑顔!私も女学生さんたちと記念写真、恋…