2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大の字に寝て爪先の先すすき

(だいのじにねてつまさきのさきすすき 忠男) 〔季語:すすき(秋)〕 6月25日(日)お昼過ぎ、八王子みなみ野の近くの公園、広場では、家族連れで賑わい、子どもたちが、遊びまわっている。 私は、1人、大の字に寝て空を楽しむ、爪先の先を見れば、すすき!

天高し笑顔行き交う高尾山

(てんたかしえがおゆきかうたかおさん 忠男) 〔季語:天高し(秋)〕 9月26日(月)久しぶりの青空、台風14号の影響もすっかりなくなり、コロナ禍もやわらぎ、安心して外出できる。何日ぶりだろ、高尾山へ・・・天高し、行き交う人の笑顔が印象的だった・…

とんぼ追う親子の姿見いつけた

(とんぼおうおやこのすがたみいつけた 忠男) 〔季語:とんぼ(秋)〕 9月25日(日)昼過ぎ、片倉城跡公園へ行った。 水車小屋の近くの水辺に、虫取り網を持った親子、「鬼やんまと赤とんぼを見つけたよ!」 子どもが自慢そうな表情。やっと見つけた子どもの…

火と燃えて雨降る道に曼珠沙華

(ひともえてあめふるみちにまんじゅしゃげ 忠男) 〔季語:曼珠沙華(秋)〕 八王子市片倉町は、彼岸花、曼珠沙華の花が、多いような気がする。9月24日、自宅から、片倉城跡公園へ、近くの教会の脇の道、雨降る中を炎のように見える・・・

コスモスや風に倒されなお咲いて

(こすもすやかぜにたおされなおさいて 忠男) 〔季語:コスモス(秋)〕 台風14号の後、彼岸花が折れ、木の枝が折れ、コスモスの花も倒され・・・ 倒されながらも、なお、空に向かって、花を見事に咲かせている。 被災地も、力強く復興してほしい・・・

鈴虫に目覚めて天の恵みかな

(すずむしにめざめててんのめぐみかな 忠男) 〔季語:鈴虫(秋)〕 鈴虫を、4籠、8匹買った。鳴く時間が、それぞれに、違う感じがする。 お気に入りは、朝11時頃まで鳴いてくれる鈴虫。 ねぼすけの私、朝9時過ぎ、ベッドで鈴虫の声が心地良い・・・まさに…

目をこする朝顔菊がお見送り

(めをこするあさがおきくがおみおくり 忠男) 〔季語:朝顔、菊(秋)〕 9月21日朝、玄関に置いた朝顔と菊の鉢の花が気持ち良く並んで、「おはよう」と、花と花が私に挨拶している。 会社に出かける際のひととき、夢のような、本当だろうかと目をこするよう…

彼岸花折れて思うは災害地

(ひがんばなおれておもうはさいがいち 忠男) 〔季語:彼岸花(秋)〕 19日、台風14号の影響で、昨日から今日にかけて、八王子市でも、雨風が強い。 午後3時、近くの公園を歩くと、彼岸花が折れ、木の枝が折れて散乱している。台風が通過する災害地は、大…

いつの間にはっと気づくや敬老の日

(いつのまにはっときづくやけいろうのひ 忠男) 〔季語:敬老の日(秋)〕 9月19日、朝、娘から、荷物が送られてきた。しゃぶしゃぶのようだ。妻と、何故だろうか? ああそうか、敬老の日か! いつの間にか、すぐにわかるように・・・

秋風や洗心長寿高尾山

(あきかぜやせんしんちょうじゅたかおさん 忠男) 〔季語:秋風(秋)〕 9月16日、高尾山へ。帰りは、登山道を歩いて下山。野鳥の声は聞こえず、ただ風だけが・・・ 山を降りた所に、〝洗心〟の碑、北村西望の〝洗心長寿〟の書が浮かんだ!秋の高尾山、心…

頭垂れ一隅照らす萩の花

(こうべたれいちぐうてらすはぎのはな 忠男) 〔季語:萩の花(秋)〕 萩の花は、どこにあっても、常に、頭を垂れて、一隅を照らしている。 荒れ果てた私の庭にあっても、文句1つ言わず、頭を垂れて、腰を低くして、見事な花を咲かせている。萩の花、何と尊い…

松茸や貧乏父の季節感

(まつたけやびんぼうちちのきせつかん 忠男) 〔季語:松茸(秋)〕 9月16日、近くのスーパーで買い物。 見ると、松茸が残り1つ売っていた。 私はすぐにカゴに入れた! 父親は貧乏家庭ながら、季節感を大切に・・・秋には、高い松茸を買って・・・

これがその探し求めて葛の花

(これがそのさがしもとめてくずのはな 忠男) 〔季語:葛の花(秋))〕 ここ数年、探し求めていた秋の七草の葛の花、今日、八王子みなみ野の公園入口付近で、見いつけた!栃木県葛生町生まれの妻に聞くと、葛の花は見たことがないと言う。妻にも見せたいな・・・

どんぐりの手にいっぱいの若さかな

(どんぐりのてにいっぱいのわかさかな 忠男) 〔季語:どんぐり(秋)〕 仕事の帰り道、自宅近くの公園を通った。道には、どんぐりがたくさん。私は、戯れに、いくつか拾った。何歳の頃だっけ、どんぐりを夢中になって拾ったのは! あの頃に、一瞬、戻った気が…

ああ惜しいつくづく惜しいと秋の蝉

(ああおしいつくづくおしいとあきのせみ 忠男) 〔季語:秋の蝉(秋)〕 9月12日、近くの公園を歩くと、アブラゼミやミンミンゼミの声はなく、つくつくぼうしの声だけが、叫ぶように、聞こえる。 惜しい、惜しい、ああ惜しいつくづくと!

鈴虫や恋の短さ儚さを

(すずむしやこいのみじかさはかなさを 忠男) 〔季語:鈴虫(秋)〕 八王子みなみ野のお店で、鈴虫を買って帰った。2週間くらい、美しい涼しげな声で、鳴いてくれる。 それにしても短いなあ! 恋の短さ儚さをを歌っているのだろうか? 心地よい声、歌だけれど…

誕生日にぎやか虫の声祝う

(たんじょうびにきやかむしのこえいわう 忠男) 〔季語:虫の声(秋)〕 9月11日は、妻節子の誕生日。私の一つ下、3月に金婚式も無事終えて、今日は、花束と葡萄が届いた。夜は、ホテルで食事。 自宅に帰り窓を開けると虫の声、にぎやかにお誕生日おめでと…

名月や高尾散策おえてのち

(めいげつやたかおさんさくおえてのち 忠男) 〔季語:名月(秋)〕 9月10日午後、秋を見つけようと、高尾山を歩いた。 自宅へ帰り、風呂あがりにニュースを見ていると、今日が、中秋の名月とのこと。外に出た。東南の夜空に、確かに、中秋の名月!妻にも声…

庭の隅陽も当たらぬに萩の花

(にわのすみひもあたらぬにはぎのはな 忠男) 〔季語:萩の花(秋)〕 近くの道に咲く萩は、たくさんの陽を浴び、花をたくさん咲かせている。 私の家の萩は、庭の隅、高い木の下、陽も良くささない場所。 しかし、少ないながらも、萩に赤い小さな花、美しい、お…

私白露友ご来光富士からの

(わたしはくろともごらいこうふじからの 忠男) 〔季語:白露(秋)〕 9月8日は、〝白露〟の日。私は、庭に出て、白露を見て・・・ 富士山への合宿をしている大学生の友人から、〝ご来光〟の写真が、送られてきた。 〝ご来光〟が大きな〝白露〟のように、見え…

ありがたや月と萩とのお出迎え

(ありがたやつきとはぎとのおでむかえ 忠男) 〔季語:月、萩(秋)〕 9月6日夜6時過ぎ、にっけんでよく働いて、帰り、横浜線片倉駅を出ると、月が目の前に見えて感動、しばらく歩くと、萩の花が風になびいて、どちらも「お帰りなさい」!夢のような話、本当…

朝顔や私も見てね笑い声

(あさがおやわたしもみてねわらいごえ 忠男) 〔季語:朝顔(秋)〕 朝顔の咲く道を歩いていると、朝顔が子どもの顔に見えてきた。 「私も見てね」と話しかけられた気がして、立ち止まって、花をよく見たよ! 教育の仕事をしてきたからか、どの子も、平等に!見…

手をつなぎ心も合わせ秋高尾

(てをつなぎこころもあわせあきたかお 忠男) 〔季語:秋(秋)〕 9月3日(土)午後、高尾山へ。 麓のお寺をお参り、その後、高尾山の山道を・・・私は1人だけれども、仲良く手をつなぎ、山頂を目指して、2人で歩くのも、ああ、イイなあ・・・秋の高尾山は誰に…

秋風や歌舞伎座銀ぶらよれよれと

(あきかぜやかぶきざぎんぶらよれよれと 忠男) 〔季語:秋風(秋)〕 9月4日、9月の歌舞伎座の初日、筋書を買いに、有楽町駅から銀座歌舞伎座へ。やさしい秋風が吹く中、柳を見ながら銀ぶら、よれよれと歩いて・・・ 帰りも一人銀座を見て回って、結構楽しい…

そばと栗行けば幸あり高尾山

(そばとくりゆけばさちありたかおさん 忠男) 〔季語:栗(秋)〕 9月3日(土)午後、曇り空だが、高尾山に、そばを食べに行きたくて、一人で行った。 高尾山のそばは、空気が良いせいか、美味しい。栗もあったので、注文。 妻にも、栗のお土産、妻の喜ぶ顔も…

秋の雨恵みかと思う子の笑顔

(あきのあめめぐみかとおもうこのえがお 忠男) 〔季語:秋の雨(秋)〕 9月2日、午前中は、かなりの大雨で、歩くのも大変だったが、午後は、小雨に・・・ 片倉町の自治会館へと向かう道に、小学校低学年の生徒たち、帰り道、楽しそうな会話、笑顔! 恵みの雨…

いつ来るか知らぬが何とか震災忌

(いつくるかしらぬがなんとかしんさいき 忠男) 〔季語:震災忌(秋)〕 大正十二年九月一日の関東大震災の話を、私の所属する会の例会で、会長さんがお話し。災害は忘れた頃にやってくる。コロナ禍のこの3年余り、自然は、人智を超えて・・・今日一日、重苦し…

ソプラノの歌姫椰子の実天高し

(そぷらののうたひめやしのみてんたかし 忠男) 〔季語:天高し(秋)〕 ソプラノ歌手の森野美咲さんに、「椰子の実」を歌っていただきました。 秋の空のように高く澄み渡った歌声! ぜひ聴いてくださいね。 こちらのURLからご覧いただけます。 「サッちゃん」…

朝一番探すは庭の萩のつゆ

(あさいちばんさがすはにわのはぎのつゆ 忠男) 〔季語:萩(秋)〕 8月29日(火)昨夜、松尾芭蕉の萩につくつゆの俳句を読んでから寝た。 朝一番、芭蕉の気持ちになり、とにかく庭に出て萩の葉を写真に撮ってみた。雨だが露だかわからないけれど・・・。

大宇宙今日はとんぼと私だけ

(だいうちゅうきょうはとんぼとわたしだけ 忠男) 〔季語:とんぼ(秋)) 八王子みなみ野から、住吉神社に向かう途中に、広い原っぱがある。 8月29日(月)午後3時過ぎ、原っぱに、人はいない。暇人の私と、ベンチには、とんぼだけ、まさに、秋の午後の風景…