2022-09-14から1日間の記事一覧

ああ惜しいつくづく惜しいと秋の蝉

(ああおしいつくづくおしいとあきのせみ 忠男) 〔季語:秋の蝉(秋)〕 9月12日、近くの公園を歩くと、アブラゼミやミンミンゼミの声はなく、つくつくぼうしの声だけが、叫ぶように、聞こえる。 惜しい、惜しい、ああ惜しいつくづくと!

鈴虫や恋の短さ儚さを

(すずむしやこいのみじかさはかなさを 忠男) 〔季語:鈴虫(秋)〕 八王子みなみ野のお店で、鈴虫を買って帰った。2週間くらい、美しい涼しげな声で、鳴いてくれる。 それにしても短いなあ! 恋の短さ儚さをを歌っているのだろうか? 心地よい声、歌だけれど…

誕生日にぎやか虫の声祝う

(たんじょうびにきやかむしのこえいわう 忠男) 〔季語:虫の声(秋)〕 9月11日は、妻節子の誕生日。私の一つ下、3月に金婚式も無事終えて、今日は、花束と葡萄が届いた。夜は、ホテルで食事。 自宅に帰り窓を開けると虫の声、にぎやかにお誕生日おめでと…

名月や高尾散策おえてのち

(めいげつやたかおさんさくおえてのち 忠男) 〔季語:名月(秋)〕 9月10日午後、秋を見つけようと、高尾山を歩いた。 自宅へ帰り、風呂あがりにニュースを見ていると、今日が、中秋の名月とのこと。外に出た。東南の夜空に、確かに、中秋の名月!妻にも声…

庭の隅陽も当たらぬに萩の花

(にわのすみひもあたらぬにはぎのはな 忠男) 〔季語:萩の花(秋)〕 近くの道に咲く萩は、たくさんの陽を浴び、花をたくさん咲かせている。 私の家の萩は、庭の隅、高い木の下、陽も良くささない場所。 しかし、少ないながらも、萩に赤い小さな花、美しい、お…

私白露友ご来光富士からの

(わたしはくろともごらいこうふじからの 忠男) 〔季語:白露(秋)〕 9月8日は、〝白露〟の日。私は、庭に出て、白露を見て・・・ 富士山への合宿をしている大学生の友人から、〝ご来光〟の写真が、送られてきた。 〝ご来光〟が大きな〝白露〟のように、見え…

ありがたや月と萩とのお出迎え

(ありがたやつきとはぎとのおでむかえ 忠男) 〔季語:月、萩(秋)〕 9月6日夜6時過ぎ、にっけんでよく働いて、帰り、横浜線片倉駅を出ると、月が目の前に見えて感動、しばらく歩くと、萩の花が風になびいて、どちらも「お帰りなさい」!夢のような話、本当…

朝顔や私も見てね笑い声

(あさがおやわたしもみてねわらいごえ 忠男) 〔季語:朝顔(秋)〕 朝顔の咲く道を歩いていると、朝顔が子どもの顔に見えてきた。 「私も見てね」と話しかけられた気がして、立ち止まって、花をよく見たよ! 教育の仕事をしてきたからか、どの子も、平等に!見…

手をつなぎ心も合わせ秋高尾

(てをつなぎこころもあわせあきたかお 忠男) 〔季語:秋(秋)〕 9月3日(土)午後、高尾山へ。 麓のお寺をお参り、その後、高尾山の山道を・・・私は1人だけれども、仲良く手をつなぎ、山頂を目指して、2人で歩くのも、ああ、イイなあ・・・秋の高尾山は誰に…

秋風や歌舞伎座銀ぶらよれよれと

(あきかぜやかぶきざぎんぶらよれよれと 忠男) 〔季語:秋風(秋)〕 9月4日、9月の歌舞伎座の初日、筋書を買いに、有楽町駅から銀座歌舞伎座へ。やさしい秋風が吹く中、柳を見ながら銀ぶら、よれよれと歩いて・・・ 帰りも一人銀座を見て回って、結構楽しい…

そばと栗行けば幸あり高尾山

(そばとくりゆけばさちありたかおさん 忠男) 〔季語:栗(秋)〕 9月3日(土)午後、曇り空だが、高尾山に、そばを食べに行きたくて、一人で行った。 高尾山のそばは、空気が良いせいか、美味しい。栗もあったので、注文。 妻にも、栗のお土産、妻の喜ぶ顔も…

秋の雨恵みかと思う子の笑顔

(あきのあめめぐみかとおもうこのえがお 忠男) 〔季語:秋の雨(秋)〕 9月2日、午前中は、かなりの大雨で、歩くのも大変だったが、午後は、小雨に・・・ 片倉町の自治会館へと向かう道に、小学校低学年の生徒たち、帰り道、楽しそうな会話、笑顔! 恵みの雨…

いつ来るか知らぬが何とか震災忌

(いつくるかしらぬがなんとかしんさいき 忠男) 〔季語:震災忌(秋)〕 大正十二年九月一日の関東大震災の話を、私の所属する会の例会で、会長さんがお話し。災害は忘れた頃にやってくる。コロナ禍のこの3年余り、自然は、人智を超えて・・・今日一日、重苦し…

ソプラノの歌姫椰子の実天高し

(そぷらののうたひめやしのみてんたかし 忠男) 〔季語:天高し(秋)〕 ソプラノ歌手の森野美咲さんに、「椰子の実」を歌っていただきました。 秋の空のように高く澄み渡った歌声! ぜひ聴いてくださいね。 こちらのURLからご覧いただけます。 「サッちゃん」…