2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

木枯らしや思えば木の葉我が姿

木枯らしや思えば木の葉我が姿(こがらしやおもえばこのはわがすがた 忠男) 〔季語:木枯らし(冬)〕 11月22日、JR国立駅を降りて、にっけんに向かう道、かなり風が強い、テレビで、「木枯らし1号」が吹くかも?とのことだったが・・・風に吹かれている…

落葉踏む満員電車のような橋

落葉踏む満員電車のような橋 (おちばふむまんいんでんしゃのようなはし 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 11月17日、片倉城跡公園を散歩。水車小屋の近くの橋の上、以前は、とんぼが一匹とまっていたが、今日は、にぎやかな落葉たち、満員電車のよう・・・ 水車…

赤く燃え色鮮やかな紅葉狩

赤く燃え色鮮やかな紅葉狩 (あかくもえいろあざやかなもみじがり 忠男) 〔季語:紅葉狩(秋)〕 11月初め、高尾山へ紅葉狩に! 高尾山駅を降りてすぐに、人の行列、リフトに乗ろうとしても、長い列。 乗るのを諦めて、山道を歩いた。高尾山もみじまつり、紅…

箱根山おんせん黙浴冬日和

箱根山おんせん黙浴冬日和 (はこねやまおんせんもくよくふゆびより 忠男) 〔季語:冬日和(冬)〕 11月24日、妻と二人で、箱根の温泉に、コロナ禍で、3年ぶりだろうか? 箱根の山も紅葉が美しい、もみじ落葉の道を歩いて、ホテルに。 温泉は、黙浴、 夕食…

冬晴れや港の見える思い出の

冬晴れや港の見える思い出の (ふゆばれやみなとのみえるおもいでの 忠男) 〔季語:冬晴れ(冬)〕 11月11日、高橋一枝さんのコンサートに行く前に、港の見える丘公園で、草花や噴水を見たりした。 その後、横浜の港を見て・・・ああ、確かここは、児童文学…

選ぶなら大根かたちのあれやこれ

選ぶなら大根かたちのあれやこれ (えらぶならだいこんかたちのあれやこれ 忠男) 〔季語:大根(冬)〕 22日、近くの農家の人が、畑で取れた野菜を売っている。 大根2本が、籠の中、私は、今日は、形の面白さで、大根を選んだ。 何か、芸術作品のよう・・・…

赤の濃さひときわめだつ冬の薔薇

赤の濃さひときわめだつ冬の薔薇 (あかのこさひときわめだつふゆのばら 忠男) 〔季語:冬の薔薇(冬)〕 6月に、八王子みなみ野の花屋で買った薔薇の花、8月に続き11月も咲いていて、今回で3回目だ。 周りの柏の木やブルーベリーの木も、紅葉はしているが…

我こそは胸張り落葉の王様か

我こそは胸張り落葉の王様か (われこそはむねはりおちばのおおさまか 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 19日、妻の節子と銀座で買い物。新型コロナ第8波というのに、多くの人出! 途中、道端に、大きな落葉を見つけた!蔦の葉か? 「我こそは、銀座の落葉の王様…

冬浅しやさしさ溢れる愛の歌

冬浅しやさしさ溢れる愛の歌 (ふゆあさしやさしさあふれるあいのうた 忠男) 〔季語:冬浅し(冬)〕 11月11日、歌手の高橋一枝さんのコンサート。ピアノは、小野綾子さん。 「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲者、大中恩さんの歌を聴いて、彼のや…

我が家では実を取らぬまま柿落葉

我が家では実を取らぬまま柿落葉 (わがやではみをとらぬままかきおちば 忠男) 〔季語:柿落葉(冬)〕 私の庭の、柿の木は、毎年、いっぱいの実をつける。 庭の柿は小さいこともあり、取って食べようという気はおきない。小鳥が来て食べている。 それよりも、…

風吹けば落葉絵を描く水の上

風吹けば落葉絵を描く水の上 (かぜふけばおちばえをかくみずのうえ 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 11月17日、八王子市の自宅近くにある片倉城跡公園を散歩。 大きなもみじやいちょうなどの葉が、美しい紅葉の時期も過ぎて、風に吹かれて、舞い落ちている。 …

せせらぎの音のみ冬の高尾山

せせらぎの音のみ冬の高尾山 (せせらぎのおとのみふゆのたかおさん 忠男) 〔季語:冬(冬)〕 1か月前は、せせらぎの音が聞こえ、もう一方の山側では、草むらから、虫の声が、聞こえた高尾山! 同じ道を歩いても、川のせせらぎの音のみで、虫の声は、聞こえな…

高尾山もみじまつりは人の波

高尾山もみじまつりは人の波 (たかおさんもみじまつりはひとのなみ 忠男) 〔季語:もみじ(秋)〕 10月29日から12月4日まで、高尾山もみじまつり。11月12日(土)書道教室の後、高尾山へ。 リフトやケーブルカーには、長い順番待ちの人の行列、こん…

落ち葉たちこの顔あの顔どんな顔

落ち葉たちこの顔あの顔どんな顔 (おちばたちこのかおあのかおどんなかお 忠男) 〔季語:落ち葉(冬)〕 11月14日、八王子片倉町の自宅の近所を、やることも思い浮かばず、歩いている。 公園を歩いていると、道を彩る落ち葉が、誰かさんの顔に見えてきた。…

白菊や異国の花瓶のそばに立ち

(しらぎくやいこくのかびんのそばにたち 忠男) 〔季語:白菊(秋)〕 白菊の花を、中国の大きな花瓶のそばに置いてみた。 何か、不思議な空間があらわれた気がする。 白菊は、床の間の掛け軸の下にでも良いけれど! 言葉では、あらわせない、面白さ・・・

おはようと香りであいさつ菊の花

(おはようとかおりであいさつきくのはな 忠男) 〔季語:菊の花(秋)〕 11月13日、朝、玄関を出ると、上から下まで、菊の香り、思わず、花に、顔を近づけてしまう。 「おはよう」「おはよう」と、菊の花から、朝のあいさつ、もちろん、言葉ではなく、香り…

小春日和友とカラオケ3年ぶり

(こはるびよりともとからおけさんねんぶり 忠男) 〔季語:小春日和(冬)〕 11月10日、友人とカラオケへ。コロナ禍で、3年近く行けなかったが、94歳の友人と私の2人で。 受付で、体温を計り・・・ 友人は、北島三郎の「高尾山」を歌い、 私は、石原裕…

小春日やくにたちの街空青し

(こはるびやくにたちのまちそらあおし 忠男) 〔季語:小春日(冬)〕 11月9日、仕事で、国立市にあるにっけんに。冬だというのに、暖かく、小春日より!駅周辺、大学通り、富士見通り、空は青く晴れて気持ちが良い。くにたち小野ビルの屋上から、にっけんを…

藤袴季節の終わり惜しむよに

(ふじばかまきせつのおわりおしむよに 忠男) (季語:藤袴(秋)〕 10月末まで、いろいろな虫を集めて華やかだった藤袴。11月に入ると花の勢いはなくなり、過ぎゆく秋の季節を惜しんでいるように見える。あんなに華やかだったのに!立冬、暦の上では冬・・・

コスモスや亡き良き人の庭覆い

(こはるびやくにたちのまちそらあおし 忠男) 〔季語:小春日(冬)〕 11月9日、仕事で、国立市にあるにっけんに。冬だというのに、暖かく、小春日より!駅周辺、大学通り、富士見通り、空は青く晴れて気持ちが良い。くにたち小野ビルの屋上から、にっけんを…

月食や菊の香のそのかなた

(げっしょくやきくのかおりのそのかなた 忠男) 〔季語 月、菊(秋)〕 11月8日、442年ぶり天体ショー「皆既月食+天王星食」 我が家では、夜6時過ぎ夕ご飯を食べながら、玄関に出ては、月食観、出ては、月食観して、写真に撮った・・・菊の花が香り…

立冬や高尾の野山色濃くて

(りっとうやたかおののやまいろこくて 忠男) 〔季語:立冬(冬)〕 11月7日、立冬、暦の上では冬、久しぶりに高尾山へ行ってみた。2週間前に来た時より、もみじの赤が広がり濃くなって、黄色い葉も広がって、彩り豊かに!今日から突然にではないだろうけれ…

晩秋のベリーダンスを神社にて

(ばんしゅうのべりいだんすをじんじゃにて 忠男) 〔季語:晩秋(秋)〕 11月4日、橋本鷲神社で行なわれた酉の市でのイベントの一つベリーダンスを観に行った。アーティストで、ベリーダンサーの片山有美子さんなど出演。美しいベリーダンスに感動して・・・

秋深し孫の誕生祝い寿司

(あきふかしまごのたんじょういわいすし 忠男) 〔季語:秋深し(秋)〕 11月2日、立川伊勢丹8階の寿司店、魯山で、大学生の孫二人の誕生祝いを行った。大学3年の孫は、学校の先生になるか、一般企業に勤めるか、考えているとのこと。どの道を選ぶか?幸運…

くにたちも紅葉始まる町景色

(くにたちもこうようはじまるまちげしき 忠男) 〔季語;紅葉(秋)〕 11月1日、1週間ぶりに、仕事で国立のにっけんに行った。駅周辺や大学通りのいちょうやもみじ、桜の木々も、紅葉が始まり、秋の深まりを感じる。くにたち小野ビル周辺も、落ち葉が何枚も…

虫の声合唱曲やおかえりと

(むしのこえがっしょうきょくやおかえりと 忠男) 〔季語:虫の声(秋)〕 10月、にっけんで仕事を終えて、横浜線片倉駅から、自宅へ帰る道、遠くの木々草むらから、さまざまな虫の声が聞こえてくる。まるで合唱曲のよう、「おかえりなさい」と言ってくれてい…

がまの穂わた風に吹かれて転がって

(がまのほわたかぜにふかれてころがって 忠男) 〔季語:がまの穂わた(秋)〕 9月、片倉城跡公園を散歩。橋を渡ると、左右に蒲が茂っている。 橋の上には、穂わたが転がって・・・子どもの頃聞いた「だいこくさま」の歌詞の穂わたは、これか!77才で初めて…

迎えるは城跡公園実紫

(むかえるはじょうせきこうえんみむらさき 忠男) 〔季語:実紫(秋)〕 片倉城跡公園の左手の入り口を、見事な紫の美しい実の木が迎えてくれる。 美しい光沢を見れば、何か尊い気持ちになる。 紫式部か小紫か、私には区別がつかないが、秋の楽しみの一つ!

秋刀魚まで痩せ細りたるこの時勢

(さんままでやせほそりたるこのじせい 忠男) 〔季語:秋刀魚(秋)〕 美味しい秋刀魚の塩焼きが食べたいと、スーパーを見てまわったが、今年の秋刀魚は、やせ細っているように見える。 コロナ禍?理由はわからないが・・・ 妻が焼いてくれた秋刀魚、ああ、美味…

下山して抜かれて茸高尾山

(げざんして抜かれてきのこたかおさん 忠男) 〔季語:茸(秋)〕 10月22日、高尾山、帰りは、歩いて下山。若い人たちに、抜かれ抜かれて、足下を見ながら・・・あっ、茸だ!子どもになって、大発見の感動! 人生も、抜かれてもきっと良いことが・・・