2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

薔薇の花聖なる歌声天にまで

薔薇の花聖なる歌声天にまで (ばらのはなせいなるうたごえてんにまで 忠男) 〔季語:薔薇(夏)〕 薔薇の花が咲きそろっている。歌手の北原聖子さんの歌声のように、美しく尊く! 「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」作曲者の、亡き大中恩さんにも、聴いてい…

不動石心惹かれてさつき咲く

不動石心惹かれてさつき咲く (ふどうせきこころひかれてさつきさく 忠男) 〔季語:さつき(夏)〕 6月17日(土)午後から、高尾山へ。先ずは、不動院へお参り、ふと見ると、不動石、見るからに、不動の姿!よく見ると小さな赤い花が、岩の隙間から、さつき…

紫陽花を掻き分け細道恋の道

紫陽花を掻き分け細道恋の道 (あじさいをかきわけほそみちこいのみち 忠男) 〔季語:紫陽花(夏)〕 6月18日北鎌倉の、〝あじさい寺〟として有名な名月院へ。北鎌倉駅から、行き交う人の列が続く。名月院に入ると、紫陽花の間の狭い道を、恋人どうし写真を…

ひまわりや本家本元待ちに待ち

ひまわりや本家本元待ちに待ち (ひまわりやほんけほんもとまちにまち 忠男) 〔季語:ひまわり(夏)) 16日、八王子みなみ野に向かう道に、畑が続いている。畑の一画に、私の背より高いひまわり、あったぞ、本家本元のひまわりだ!待ちに待ち、やっと会えた!…

妻の味友の思い出初茄子

妻の味友の思い出初茄子 (つまのあじとものおもいではつなすび 忠男) 〔季語:初茄子(夏)〕 6月23日、何かないかと、庭を見ると、私の家の小さな庭の鉢植えに、初茄子! 今日とって今日食べる。 良き友人の松谷みよ子さんの米寿の祝いのお椀で、妻の味噌…

茄子の花つつましやかに 葉のかげに

茄子の花つつましやかに 葉のかげに (なすのはなつつましやかにはのかげに 忠男) 〔季語:茄子の花(夏)〕 私の家の庭に、茄子の苗、買ってきて、鉢植えにして、いつのまにか、 花が咲き、実をつけて! 茄子の花は、葉陰にあって、探さないと見つけられない、…

ほととぎす川のせせらぎ高尾山

ほととぎす川のせせらぎ高尾山 (ほととぎすかわのせせらぎたかおさん 忠男) 〔季語:ほととぎす(夏)〕 6月17日午後、高尾山へ。梅雨の晴れ間の猛暑日、さあ、高尾山山頂目指して、と思ったが、ベンチに座って、川のせせらぎ、ほととぎすの声を聞いて、大…

百草園池のほとりの花菖蒲

百草園池のほとりの花菖蒲 (もぐさえんいけのほとりのはなしょうぶ 忠男) 〔季語:花菖蒲(夏)〕 6月の初めだったか、京王百草園に花を見に行った。紫陽花は、まだこれからといった感じ、目を引いたのは、池のほとりの花菖蒲。池の蓮の葉の風情と言い、花菖…

父の日や長生きしてネの声聞こえ

父の日や長生きしてネの声聞こえ (ちちのひやながいきしてねのこえきこえ 忠男) 〔季語:父の日(夏)〕 6月18日父の日、 娘や息子から、鰻の蒲焼やら、魚やら、食べ物が送られてきた。よれよれしないで、背筋を伸ばして、栄養のある食べ物で、ボケないで、…

かき氷はるか彼方に高尾山

かき氷はるか彼方に高尾山 (かきごおりはるかかなたにたかおさん 忠男) 〔季語:かき氷(夏)〕 6月17日(土)お昼過ぎ、高尾山へ、高尾山口駅で降りて、川沿いにある店で、かき氷を食べて、不動院にお参り!さあ、山頂目指してと意気込んだが、暑くて、断…

額あじさい雨を降らしてなお映えて

額あじさい雨を降らしてなお映えて (がくあじさいあめをふらしてなおはえて 忠男) 〔季語:額あじさい(夏)〕 朝、庭の額あじさいを見て、家を出た。 午後には、雨が降り出した。 家に帰り、額あじさいを見ると、雨に濡れて、さらに、美しく映えている!もし…

ゴーゴーと耳なし芳一夏真昼

ゴーゴーと耳なし芳一夏真昼 (ごおごおとみみなしほういちなつまひる 忠男) 〔季語;夏真昼(夏)〕 片倉町の自宅から、京王線北野駅まで、歩いて行く途中、横浜線の線路沿いの道に、美しい花が、幾つも咲いている。草花は、〝耳なし芳一〟なのか、私なら、音…

小粒だがまあるくあまくメロン切る

小粒だがまあるくあまくメロン切る (こつぶだがまあるくあまくめろんきる 忠男) 〔季語:メロン(夏)〕 スーパーで買ったメロン、値段も手ごろ。スイカと比べると小さいが、まあるくて、甘くて・・・人生も、小さくても、誰にも、まあるくやさしく接すること…

鮨食べて駒場高校こい幸運

(すしたべてこまばこうこうこいこううん 忠男) 〔季語:鮨(夏)〕 6月4日、午後4時過ぎ、恵比寿駅近くに住む都立駒場高校時代の友人に会いに。60年前の喫茶店が今もあり、コーヒー時間。その後、ニューオータニの店で鮨、恋や幸運などボケ気味な二人の話…

紫陽花を見つけて銀座晴れ渡り

(あじさいをみつけてぎんざはれわたり 忠男) 〔季語:紫陽花(夏)〕 6月、銀座歌舞伎座に、歌舞伎の筋書きを買いに行った。山手線の有楽町駅で降り、銀座の街を歩くと、あちらこちらに、紫陽花が美しい!雨模様の天気も、晴れ間が見えて、いつの間にか、快晴…

時忘れ家族とオペラ薔薇満ちて

(ときわすれかぞくとおぺらばらみちて 忠男) 〔季語:薔薇(夏)〕 親戚の坂元久榮さん、お嬢さん、お孫さんたちと都内のホテルで食事。 ご家族の皆さんとの楽しい話し、森野美咲さんのオペラの話しなど時を忘れて・・・店内には美しい薔薇があちこちに飾られ…

額あじさいやさしい心が星になり

(がくあじさいやさしいこころがほしになり 忠男) 〔季語:額あじさい(夏)〕 8日、山野草の勉強会、隣りの方と、〝額あじさい〟の話、 家の庭に咲いているとのこと。勉強会の後、ご自宅まで行き、庭から、取ってきてくださった。 やさしい心が星になって輝い…

〝山あじさい〟ルーツ訪ねて山野草

(やまあじさいるうつたずねてさんやそう 忠男) 〔季語:山あじさい(夏)〕 8日、八王子片倉町自治会館で、山野草研究家の星野明先生の勉強会。星野先生の楽しいお話、山野草の数々!今日は、〝山あじさい〟あじさいのルーツか?心の中は、興味疑問も湧いて・…

ひまわりや日進月歩日々新た

(ひまわりやにっしんげっぽひびあらた 忠男) 〔季語:ひまわり(夏)〕 6月4日、銀座の花屋で見たひまわりの花、実にさまざま! 北野駅近くの花屋で、八王子みなみ野の花屋で買ったひまわり、多種多様、まるで日進月歩日々新たの感じ! 今度は、どんなひまわ…

夏の午後人も歩けば犬に当たる

(なつのごごひともあるけばいぬにあたる 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 5月末、北野駅へ買い物。近くで、足の細い珍しい犬を連れたお嬢さん、何という犬ですか?「イタリアングレーハウンド」こんな犬に会いたかった!別れてから、俳句が浮かび戻ったが、その姿は…

びわの実や我が師我が友懐かしの

(びわのみやわがしわがともなつかしの 忠男) 〔季語:びわの実(夏)〕 近くの家の庭に、びわの実がたくさんなっている。びわを見る度に、児童文学作家の松谷みよ子さん、岩崎京子さん、宮川ひろさんらの〝びわの実ノート〟を思い出します。優れた文学作品の数…

かき氷〝銀ぶら〟歌舞伎座とちおとめ?

(かきごおり〝ぎんぶら〟かぶきざとちおとめ? 忠男) 〔季語:かき氷(夏)〕 6月4日、有楽町駅から、〝銀ぶら〟歌舞伎座へ。筋書を買って、土産店へ。奥には、喫茶室、私の大好きな氷いちご!本物のいちご?もしかして「とちおとめ?」 ああ、美味しいかき…

梅雨入りは?絵本〝あまがさ〟時忘れ

(つゆいりは?えほん〝あまがさ〟ときわすれ 忠男) 〔季語:梅雨(夏)〕 5月27日、めじろ台駅近くの店で、絵本作家で友人の五十野惇先生と、お話し。先生のパピーちゃんの絵本から、何故か自然に、〝あまがさ〟の絵本を。梅雨入りは?など、話題は尽きない…

夕焼けや犬さえ心動かされ?

(ゆうやけやいぬさえこころうごかされ?)〔季語:夕焼け(夏)〕 5月24日、帰り道、教会の階段を登っていくと、犬を連れた人が、犬と一緒に、夕焼けを眺めていた。私も、眺めて、「美しい!」、それにしても、情緒豊かな?犬!片山有美子さんに絵を描いても…

雨風に流されなおも青芒

(あめかぜにながされなおもあおすすき 忠男)〔季語:青芒(夏)〕 6月2日、大型の台風2号が近づいて、雨風が強くなってきた。八王子みなみ野駅近くの〝兵衛みなみ野橋〟に立ち、川の流れを見ると、激しい雨風のなか、青芒が必死になって・・・思わず、「若…

たけのこや忘れ去られてすくすくと

(たけのこやわすれさられてすくすくと 忠男)〔季語:たけのこ(夏)〕 住吉神社には、人が出入りできない崖に竹薮があり、忘れ去られて、たけのこが、すくすく育つ。忘れ去られるのも良いものだ!孫たちと〝たけのこ掘り〟をした竹藪を改めて思い出しながら・…

ああさつきホッとし妻と6回目

(ああさつきほっとしつまとろっかいめ 忠男) 〔季語:さつき(夏)〕 29日、6回目の新型コロナウイルスワクチン接種! さつきの我が家から、さつき咲く北野駅近くの接種会場へ。 これまではファイザー社の、今回はモデルナ、ワクチンが済み、ホッとし妻とあ…

片倉のうっすら雲間の夏の月

(かたくらのうっすらくもまのなつのつき 忠男) 〔季語:夏の月(夏)〕 5月30日、7時、横浜線の片倉駅ホームで、月を撮影している人がいて、私も、月を撮影。慈眼寺、教会にも寄って、月を撮影!梅雨入りは?台風は?うっすら、ぼんやり私のような月を見な…