2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴虫や早く起きてと朝十時

(すずむしやはやくおきてとあさじゅうじ 忠男) 〔季語 鈴虫(秋)〕 鈴虫が朝十時なのにしきりに鳴いている。私はベッドの中で、「早く起きなさい!」リーンリンと鳴いているように聞こえる。 鈴虫まで私のことを心配しているのか・・・

梅雨明けてテニスコートで「こんにちは」

(つゆあけてテニスコートでこんにちは 忠男) 〔季語 梅雨明け(夏)〕 片倉の自宅から八王子駅までの散歩道の途中にテニスコートがあり、「こんにちは」と元気な声で挨拶される。 「オリンピックに出るの?」「出ません!」と元気でさわやかな声。

夏木立ルンルン気分のお二人さん

(なつこだちルンルンきぶんのおふたりさん 忠男) 〔季語 夏木立(夏)〕 薬王院にいく夏木立の長い道のりを楽しそうにルンルン気分で歩く二人の姿。 コロナ禍で緊急事態宣言の中でも力強く登っていく姿・・・

おたまじゃくし聖水の中ほらあそこ

(おたまじゃくしせいすいのなかほらあそこ 忠男) 〔季語 おたまじゃくし(春)〕 高尾山のふもと清滝からの聖水なかに、オタマジャクシが育っている。 私も子供になって探したよ!

夏木立清き流れの声ほとけ

(なつこだちきよきながれのこえほとけ 忠男) 〔季語 夏木立(夏)〕 高尾山薬王院に行く道には夏木立が続いていて、かすかに水の流れる音・・・ 耳を澄ますと、御仏の教えのように美しく尊く聞こえるよ。

わが家でも欠けることなし夏の月

(わがやでもかけることなしなつのつき 忠男) 〔季語 夏(夏)〕 コロナ禍ではあるけれど、俳句作り以外の悩み無し。 夏の月も、わが家からは、ぼーっと見えるだけだけれども・・・

かき氷比べてみよう高尾山

(かきごおりくらべてみようたかおさん 忠男) 〔季語 かき氷(夏)〕 高尾山のふもとのお店で大好きな氷イチゴを食べた。 もしかしたら高尾の山々よりも高いかも、なーんて。

ツバメの子興味深げに我を見る

(ツバメのこきょうみぶかげにわれをみる 忠男) 〔季語 ツバメの子(夏)〕 横浜線片倉駅の構内には、ツバメの巣が三つあって、暇な私はいつも興味深げに巣を見ていると、ツバメの子の方も興味深げに私を見返してくるようである。

陽を浴びてすくすく育つ青芒

(ひをあびてすくすくそだつあおすすき 忠男) 〔季語 青芒(夏)〕 家の近くの川の河原には梅雨明けの暑い日差しを浴びて、青芒がすくすく育っている。 陽と川の水さえあれば、すくすく育つのだろうか。青芒は・・・

セミの羽落ちてる不思議なぞのなぞ

(せみのはねおちてるふしぎなぞのなぞ 忠男) 〔季語 セミ(夏)〕 家の周りの道を掃いていると、蝉の羽が一枚落ちている。 セミの鳴き声も聞こえないのに、なぜ落ちているんだろう。ヒマな私の疑問・・・

すずむしの声聴きながら俳句練り

(すずむしのこえききながらはいくねり 忠男) 〔季語 すずむし(秋)〕 すずむしにはすずむしの歌、私には私の俳句が吟えれば良い。 朝ベッドの上で横になりながら俳句を練るが・・・

赤も良し白撫子も憧れて

(あかもよししろなでしこもあこがれて 忠男) 〔季語 撫子(秋)〕 赤の撫子も白の撫子も、ああ良いな。 赤撫子も白撫子も茎が細く、弱々しい感じを受けるけれども、花の美しさは変わらない。私も心だけは美しくありたいが・・・

セミ鳴くやふと足止めてそれっきり

(せみなくやふとあしとめてそれっきり 忠男) 〔季語 セミ(夏)〕 2020年7月19日いまだにセミの声が聴けない、今日こそは、自宅に帰る公園の道、聞こえた、しばらく聞いていたが・・・・それっきり!!!

すずむしの歌は恋歌ボケ法師 

(すずむしのうたはこいうたぼけぼうし 忠男) 〔季語 すずむし(秋)〕 鈴虫は恋の相手に向けた恋歌を歌っているようだ。 私の俳句はボケ防止の励み歌、どちらも日々励んでいるが・・・

書の帰り鮎の塩焼き高尾山  

(しょのかえりあゆのしおやきたかおさん 忠男) 〔季語 鮎(夏)〕 7月17日土曜日、めじろ台にある書道教室からの帰り、高尾山に半年ぶりで行きました。梅雨明けで天気も良く、コロナ禍の緊急事態宣言のなか、アルコール類は一切禁止。ノンアルコールビール…

友応援白鵬四十五夏燃えて  

(ともおうえんはくほうしじゅうごなつもえて 忠男) 〔季語 夏(夏)〕 無二の親友の親友の小澤潔さんと、大相撲を一番前の席で十年間観戦いたしました。 小澤さんは、相撲が大好きでした。きっと天国で白鵬を応援していたと思います。 横綱白鵬、45回目…

涼しさをすずむし鳴く声リーンリン

(すずしさをすずむしなくこえりーんりん) 〔季語 すずむし(秋)〕 毎年八王子みなみ野のフォーマックですずむしを買って…今年も買って聴いていると、コロナ渦でも声は変わらず清々しい。

梅雨明けてブルーベリーのある我が家  

(つゆあけてぶるーべりーのあるわがや 忠男) 〔季語 梅雨(夏)〕 梅雨が明けて、さあ散歩に玄関を出たところに、ブルーベリーの木を見ると、ちょうど食べごろのブルーベリー。一粒食べてさあ出かけよう!

かくれんぼ見つけた昼顔草の中

(かくれんぼみつけたひるがおくさのなか 忠男)〔季語 昼顔(夏)〕 生い茂る夏草の中に隠れるように咲いていた”ひるがおの花”見つけたときは 子どものころかくれんぼをして、見つけた子どもの笑顔に似ていたよ!

夏帽子赤いランドセル清々し

(なつぼうしあかいらんどせるすがすがし 忠男)〔季語 夏帽子(夏)〕 片倉から八王子へ行く道すがら、夏帽子をかぶり、赤いランドセルを肩に・・・ 暑いのにすがすがしい風が通り過ぎるように・・・

昼顔や駄作の中に秀句あり

(ひるがおやださくのなかにしゅうくあり)〔季語 昼顔(夏)〕 夏草が生い茂る野原の中に、昼顔を見つけた時の嬉しさ、駄作の中に、優れた俳句があれば、それは、嬉しい!

ツバメの子駅なら安全スーイスイ

(つばめのこえきならあんぜんすーいすい 忠男)〔季語 ツバメの子(夏)〕 横浜線片倉駅の構内に、ツバメの巣が二つあり、どちらも無事に育ち、安全安心なのか、ツバメの子が気持ちよく飛んでいるよ。

海辺からはい出し木の上カタツムリ

(うみべからはいだしきのうえかたつむり 忠男)〔季語 かたつむり(夏)〕 カタツムリは、海にすんでいた貝の仲間が、海辺を離れて・・・何億年前のことだろ?片倉城跡公園の樹々の間に、三匹見つけたよ!

夏の朝掃けばコロコロダンゴムシ

(なつのあさはけばコロコロダンゴムシ 忠男)〔季語 夏(夏)〕

道掃けばおでこにあたる蜘蛛の糸

(みちはけばおでこにあたるくものいと 忠男)〔季語 蜘蛛の糸(夏)〕 毎朝、家の周りの道を掃いていると、ダンゴムシに会ったり、アリに会ったり、ハチに会ったり、今日は蜘蛛の糸でも見られたらいいなぁと思っていたら、蜘蛛の糸がおでこに当たりました。…

二枚着てクーラーつけるはどこの誰

(にまいきてクーラーつけるはどこのだれ 忠男)〔季語 クーラー(夏)〕 風呂から上がって、下着を二枚着て、暑いのでクーラーをつけていたら、妻から「下着を1枚脱いでクーラーをとめたら?」と言われ、確かにと思いました・・・

雨の歌夏のベッドでしばし聞く

(あめのうたなつのベッドでしばしきく 忠男)〔季語 夏(夏)〕

昼顔や子供と一緒にかくれんぼ

(ひるがおやこどもといっしょにかくれんぼ 忠男)〔季語 昼顔(夏)〕

ごろごろりスイカは三浦か尾花沢

(ごろごろりスイカはみうらかおばなざわ 忠男)〔季語 スイカ(秋)〕 三浦半島を旅行した際には、スイカ畑が続き、たくさんのスイカを見たものだ。 確かに三浦半島のスイカは美味しい。 あの有名な尾花沢のスイカは、また格別に美味しい。

オリンピック一都三県無観客

(オリンピックいっとさんけんむかんきゃく 忠男)〔無季〕 2021年7月23日に開幕する東京五輪は、東京、神奈川、埼玉、千葉の3県で、無観客席決定。9日には北海道、10日には福島も同決定が下った。 コロナ禍の緊急事態宣言の中・・・