2021-07-28から1日間の記事一覧

鈴虫や早く起きてと朝十時

(すずむしやはやくおきてとあさじゅうじ 忠男) 〔季語 鈴虫(秋)〕 鈴虫が朝十時なのにしきりに鳴いている。私はベッドの中で、「早く起きなさい!」リーンリンと鳴いているように聞こえる。 鈴虫まで私のことを心配しているのか・・・

梅雨明けてテニスコートで「こんにちは」

(つゆあけてテニスコートでこんにちは 忠男) 〔季語 梅雨明け(夏)〕 片倉の自宅から八王子駅までの散歩道の途中にテニスコートがあり、「こんにちは」と元気な声で挨拶される。 「オリンピックに出るの?」「出ません!」と元気でさわやかな声。

夏木立ルンルン気分のお二人さん

(なつこだちルンルンきぶんのおふたりさん 忠男) 〔季語 夏木立(夏)〕 薬王院にいく夏木立の長い道のりを楽しそうにルンルン気分で歩く二人の姿。 コロナ禍で緊急事態宣言の中でも力強く登っていく姿・・・

おたまじゃくし聖水の中ほらあそこ

(おたまじゃくしせいすいのなかほらあそこ 忠男) 〔季語 おたまじゃくし(春)〕 高尾山のふもと清滝からの聖水なかに、オタマジャクシが育っている。 私も子供になって探したよ!

夏木立清き流れの声ほとけ

(なつこだちきよきながれのこえほとけ 忠男) 〔季語 夏木立(夏)〕 高尾山薬王院に行く道には夏木立が続いていて、かすかに水の流れる音・・・ 耳を澄ますと、御仏の教えのように美しく尊く聞こえるよ。

わが家でも欠けることなし夏の月

(わがやでもかけることなしなつのつき 忠男) 〔季語 夏(夏)〕 コロナ禍ではあるけれど、俳句作り以外の悩み無し。 夏の月も、わが家からは、ぼーっと見えるだけだけれども・・・

かき氷比べてみよう高尾山

(かきごおりくらべてみようたかおさん 忠男) 〔季語 かき氷(夏)〕 高尾山のふもとのお店で大好きな氷イチゴを食べた。 もしかしたら高尾の山々よりも高いかも、なーんて。