2021-07-21から1日間の記事一覧

ツバメの子興味深げに我を見る

(ツバメのこきょうみぶかげにわれをみる 忠男) 〔季語 ツバメの子(夏)〕 横浜線片倉駅の構内には、ツバメの巣が三つあって、暇な私はいつも興味深げに巣を見ていると、ツバメの子の方も興味深げに私を見返してくるようである。

陽を浴びてすくすく育つ青芒

(ひをあびてすくすくそだつあおすすき 忠男) 〔季語 青芒(夏)〕 家の近くの川の河原には梅雨明けの暑い日差しを浴びて、青芒がすくすく育っている。 陽と川の水さえあれば、すくすく育つのだろうか。青芒は・・・

セミの羽落ちてる不思議なぞのなぞ

(せみのはねおちてるふしぎなぞのなぞ 忠男) 〔季語 セミ(夏)〕 家の周りの道を掃いていると、蝉の羽が一枚落ちている。 セミの鳴き声も聞こえないのに、なぜ落ちているんだろう。ヒマな私の疑問・・・

すずむしの声聴きながら俳句練り

(すずむしのこえききながらはいくねり 忠男) 〔季語 すずむし(秋)〕 すずむしにはすずむしの歌、私には私の俳句が吟えれば良い。 朝ベッドの上で横になりながら俳句を練るが・・・

赤も良し白撫子も憧れて

(あかもよししろなでしこもあこがれて 忠男) 〔季語 撫子(秋)〕 赤の撫子も白の撫子も、ああ良いな。 赤撫子も白撫子も茎が細く、弱々しい感じを受けるけれども、花の美しさは変わらない。私も心だけは美しくありたいが・・・

セミ鳴くやふと足止めてそれっきり

(せみなくやふとあしとめてそれっきり 忠男) 〔季語 セミ(夏)〕 2020年7月19日いまだにセミの声が聴けない、今日こそは、自宅に帰る公園の道、聞こえた、しばらく聞いていたが・・・・それっきり!!!

すずむしの歌は恋歌ボケ法師 

(すずむしのうたはこいうたぼけぼうし 忠男) 〔季語 すずむし(秋)〕 鈴虫は恋の相手に向けた恋歌を歌っているようだ。 私の俳句はボケ防止の励み歌、どちらも日々励んでいるが・・・

書の帰り鮎の塩焼き高尾山  

(しょのかえりあゆのしおやきたかおさん 忠男) 〔季語 鮎(夏)〕 7月17日土曜日、めじろ台にある書道教室からの帰り、高尾山に半年ぶりで行きました。梅雨明けで天気も良く、コロナ禍の緊急事態宣言のなか、アルコール類は一切禁止。ノンアルコールビール…

友応援白鵬四十五夏燃えて  

(ともおうえんはくほうしじゅうごなつもえて 忠男) 〔季語 夏(夏)〕 無二の親友の親友の小澤潔さんと、大相撲を一番前の席で十年間観戦いたしました。 小澤さんは、相撲が大好きでした。きっと天国で白鵬を応援していたと思います。 横綱白鵬、45回目…

涼しさをすずむし鳴く声リーンリン

(すずしさをすずむしなくこえりーんりん) 〔季語 すずむし(秋)〕 毎年八王子みなみ野のフォーマックですずむしを買って…今年も買って聴いていると、コロナ渦でも声は変わらず清々しい。

梅雨明けてブルーベリーのある我が家  

(つゆあけてぶるーべりーのあるわがや 忠男) 〔季語 梅雨(夏)〕 梅雨が明けて、さあ散歩に玄関を出たところに、ブルーベリーの木を見ると、ちょうど食べごろのブルーベリー。一粒食べてさあ出かけよう!

かくれんぼ見つけた昼顔草の中

(かくれんぼみつけたひるがおくさのなか 忠男)〔季語 昼顔(夏)〕 生い茂る夏草の中に隠れるように咲いていた”ひるがおの花”見つけたときは 子どものころかくれんぼをして、見つけた子どもの笑顔に似ていたよ!

夏帽子赤いランドセル清々し

(なつぼうしあかいらんどせるすがすがし 忠男)〔季語 夏帽子(夏)〕 片倉から八王子へ行く道すがら、夏帽子をかぶり、赤いランドセルを肩に・・・ 暑いのにすがすがしい風が通り過ぎるように・・・

昼顔や駄作の中に秀句あり

(ひるがおやださくのなかにしゅうくあり)〔季語 昼顔(夏)〕 夏草が生い茂る野原の中に、昼顔を見つけた時の嬉しさ、駄作の中に、優れた俳句があれば、それは、嬉しい!

ツバメの子駅なら安全スーイスイ

(つばめのこえきならあんぜんすーいすい 忠男)〔季語 ツバメの子(夏)〕 横浜線片倉駅の構内に、ツバメの巣が二つあり、どちらも無事に育ち、安全安心なのか、ツバメの子が気持ちよく飛んでいるよ。

海辺からはい出し木の上カタツムリ

(うみべからはいだしきのうえかたつむり 忠男)〔季語 かたつむり(夏)〕 カタツムリは、海にすんでいた貝の仲間が、海辺を離れて・・・何億年前のことだろ?片倉城跡公園の樹々の間に、三匹見つけたよ!