2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
(ゆうひすいいろのこしてやふゆもみじ 忠男) 〔季語:冬紅葉(冬)〕 枯れ枝の東寺の五重塔を見学した後、すぐ近くの観智院へ。門を入ると、鮮やに赤く燃える冬紅葉が、私たち、3人を迎えてくれた。受付の方も、心温まる応対で、気持ち良く中を見学することが…
(かれえだのむこうにとうじごじゅうのとう 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 東寺の入口近くで、お抹茶をいただき、本堂のさまざまな仏像を拝観して、五重塔へ。五重塔は、空海が唐から持ち帰った仏舎利が、納められているとのこと。枯枝の向こうに五重塔が聳え立っ…
(ころなかをわすれほとけととしのくれ 忠男) 〔季語:年のくれ(冬)〕 12月18日、一番行きたかった京都駅近くの東寺に、私が、大学の4年間、毎年のように、東寺に・・・懐かしいなあ! コロナ禍で生きづらいこのニ年間! 仏たちは、あの頃と変わらず、光…
(すずならしやさかじんじゃのとしのくれ 忠男) 〔季語:年の暮(冬)〕 12月18日、初めて、京都の八坂神社をお詣り。コロナ禍で、鈴を鳴らすのはできないと思っていたら、鈴を鳴らすことができた。素盞嗚尊を祀ってあるとのこと、“来年が良い年であります…
(のんびりとしょうじんりょうりきょうのふゆ 忠男) 〔季語:冬(冬)〕 12月18日、京都嵯峨野にある天龍寺を拝観、午後1時半過ぎ、庭の中に、精進料理のお店があって、食事をした。 孫も私も、正式な精進料理は、初めて、一つ一つ確認しながら、美味しく…
(はじめてのきよみずでらやちりもみじ 忠男) 〔季語:散紅葉(冬)〕 大学4年生の孫が、「修学旅行で、京都には行ったが、清水寺は、見ていない、是非見たい」と言うので、清水寺に。 このニ年近くのコロナ禍で、一緒に旅行も行けなかったが、念願の清水寺へ…
(ふぐこおすよるのかもがわぽんとちょう 忠男) 〔季語:河豚(冬)〕 京都旅行、清水寺、銀閣寺、八坂神社にお詣りして、夜は、先斗町。 大学4年の孫も、先斗町の雰囲気が気に入ったよう。夜の鴨川が見える河豚料理の店で妻孫との食事!コロナ禍で、2年ぶり…
(ふゆもみじまけるなかぜにぎんかくじ 忠男) 〔季語:冬紅葉(冬)〕 12月17日、孫が、銀閣寺を見たいと言うので、午後3時過ぎ、妻と3人で、銀閣寺に・・・紅葉が、夕暮れの風を浴びてヒラヒラヒラヒラと・・・負けるな風に・・・銀閣寺が、一層綺麗に見…
(まくもうぞうてんりゅうじのしょふゆげしき 忠男) 〔季語:冬げしき(冬)〕 12月18日、妻と孫と天龍寺へ。私は何回目だろうか、寺の掛軸、“莫妄想”(まくもうぞう)の書に、いつも圧倒される。 “妄想すること莫(なか)れ”くだらぬことを考えるな!冬景…
(まごといくゆきのきんかくうすげしょう 忠男) 〔季語:雪(冬)〕 12月18日、大学4年生の孫と妻と、金閣寺に(孫が見たことがなく、見たいと言うので)。 朝、雪が降ったようで、私も初めて、雪景色の中の金閣寺を見た。ああ、美しいなあ!孫も感動した…
(けせらせらああわがすがたかれおばな 忠男) 〔季語:枯尾花(冬)〕 片倉から、八王子みなみ野方面に歩いて行くと、枯尾花が、冷たい風をうけて、あなた任せに靡いている。昔聞いた、“ケセラセラ”を思い出したよ!「なるようになる、先のことなど、わからない…
(ぶるどっぐふゆののはらでめだつかお 忠男) 〔季語:冬の野原(冬)〕 近くの野原に、犬を連れたお嬢さん、「ブルドッグですか?」「ハイ」。ブルドッグの顔が印象的で、「写真を撮って良いですか?」と聞きたかったが、気後れして、聞けなかった。ああ、聞け…
(もしもせがわがもうそうやふゆげしき 忠男) 〔季語:冬景色(冬)〕 道に映った長ーい影を見て、もしも、私の背が、高かったなら、もっと、モテただろうに! もっと、成功しただろうに!なーんて、思ってもみたが、木々や落葉たちが、笑っているような気がし…
(ふゆもみじかぜとおどるやたかおさん 忠男) 〔季語:冬紅葉(冬)〕 12月9日、高尾山口駅に着いたのは、お昼過ぎ。しばらく歩くと、風に合わせて踊っているような紅葉の葉っぱ、冬の寒さ厳しささえ、踊りにかえて、逞しいなあ! 私は、しばらく、じっと見…
(さんやそうじげんじじぞうふゆのつき 忠男) 〔季語:冬の月(冬)〕 13日、午後2時から4時まで、近くで、山野草の勉強をした。その帰り道、慈眼寺とお地蔵さんをお参りして・・・ 慈眼寺の真上に、午後4時過ぎだというのに、月がハッキリ見えて感動した…
(わがかげとすみよしじんじゃしわすかな 忠男) 〔季語:師走(冬) 一人で、師走の住吉神社をお詣り、他には誰もいない、ああ、私の影が一緒だった。 師走詣で、何か、気持ちは、落ち着いた気がする。 来年こそ、コロナ禍も過ぎ去り、良い年になりますように!
(ふゆこだちえがおみつけたたかおさん 忠男) 〔季語:冬木立(冬)〕 12月11日、高尾山へと向かう。天気が良いせいか、多くの人で賑わっている。高尾山駅へと続く木立の道を歩いて行くと、笑顔で話す幸せいっぱいのカップルの姿。私は、一人蕎麦を食べて、…
(つきたよりわがじんせいやふゆのつき 忠男) 〔季語:冬の月(冬)〕 76年間、人を頼り、運を頼りに、生きてきた気がする。 教会のクリスマスツリーの空にうっすらと浮かぶ三日月を見て、そんなことを思ったよ。すぐに月は雲に隠れてしまったけれど・・・
(ふゆぎくやかおりわすれずかぜのなか 忠男) 〔季語:冬菊(冬)〕 12月9日、自治会館で行われた山野草研究会に参加した後、自宅から片倉駅まで向かう道に、小さな菊の花、盛りは過ぎてはいるが、冷たい北風の吹く中、香りを忘れずに咲いているよ!私も負け…
(わかものよこいせよもみじちるまえに 忠男) 〔季語:紅葉散る(冬)〕 自宅の庭には紅葉が散って、通りには、銀杏が散っている。 秋には、生き生きとして美しかったが、冬になって散っても、儚い美しさをしみじみと感じる。若者よ、早く恋をしなさい、なー…
(わがにわににおいのこすやふゆのきく 忠男)〔季語:冬の菊(冬) 12月初め、私の庭の、女郎花や藤袴、芒などは、すっかり、枯れてしまった。菊の花は、なお、陽を浴びて、匂いを残して、美しく咲いているよ!ありがたい、尊いことだなあ・・・
(どうようのさざんかさいたわがにわに 忠男)〔季語:山茶花(冬)〕 私の庭に、山茶花の花、他の草木の間に咲いているので、気がつかなかったが、確かに、山茶花の花だ。〝たきび〟の作曲者の渡辺茂さんを懐かしく思い出す花だなあ!垣根には、咲いていないけ…
(どうようのさざんかさいたわがにわに 忠男)〔季語:山茶花(冬)〕 私の庭に、山茶花の花、他の草木の間に咲いているので、気がつかなかったが、確かに、山茶花の花だ。〝たきび〟の作曲者の渡辺茂さんを懐かしく思い出す花だなあ!垣根には、咲いていないけ…
(かれはまいなにかとうとしたかおさん 忠男)〔季語:枯葉(冬)〕 高尾山は、紅葉の盛りも過ぎ、枯葉や、落葉の季節だ。人出も、半分くらいに減っただろうか?枯葉や落葉を見ていると、ふと、私か、と思ってしまう。高尾山だからだろうか、何か尊く感じられて…
(だいこんをあつめてきょうもひまなひと 忠男)〔季語:大根(冬))〕 私は、母親がおらず、子どもの頃から、よく買い物に行かされた。そんなことで、今でも買い物が好きだ。つい最近も、大根が赤いのや丸いのや、面白くなって買い集めたよ!妻は、あんた、どう…
(こがらしやさびしくないかかげぼうし 忠男)〔季語:木枯(冬)〕 木枯の中を立って、自分の影法師を見ると、思わず、「1人ぼっちで寂しくないか?」と尋ねたくなる。「君と歩いてゆくから、寂しくなんかないよ!」と影法師・・・
(かぜえがくあなたまかせのおちばかな 忠男)〔季語:落葉(冬)〕 八王子駅から、片倉町の自宅への帰り道、暇人の私は、木枯らしの吹く中を、落葉を見ていた。落葉たちは、何のてらいもなく、あなた任せに、あちらこちらへ・・・私の姿を見ているようで、楽し…
(もみじまつりしこくのたびをおもいつつ 忠男)〔季語:もみじ(秋)〕 今日は、高尾山で、〝もみじまつり〟弘法大師、空海の像をお参りして、紅葉を見て歩くと、空海と一緒に、見ているような不思議な気持ちに・・・友人と四国八十八ヶ所巡りをした時を思いつ…
(ふゆびよりまごとせくらべこのよきひ 忠男) 〔季語:冬日和(冬)〕 二年ぶりの孫の誕生祝い。コロナ禍で会えなかったが、まず、会えた喜びに感謝して・・・孫の背の高さに驚き、思わず背比べしてみたよ。みんな大きくなったなあ!健康で良かった!
(ふゆばれやまごたんじょうびてんいわう 忠男) 〔季語:冬晴(冬)〕 昨年の2月、孫の誕生祝いをして以来、コロナ禍で、孫には会えなかった。11月28日、今日は、久々の孫の誕生祝い、冬なのに、天が祝ってくれているかのような、青空が広がって・・・