2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
枯枝のはるか彼方にガンダーラ (かれえだのはるかかなたにがんだあら 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 22日、片倉から、八王子みなみ野に向かう道の途中に、枯枝の林が続く。枯枝のはるか向こうは、どんな町なんだろか?幸い住む夢の町か、愛の国か、はるかはる…
丸く刈り人柄滲む冬の家 (まるくかりひとがらにじむふゆのいえ 忠男) 〔季語:冬(冬)〕 八王子市片倉町の私の自宅の近くに、植木を見事なまでに、丸く刈っている家がある。 丸は良いな、人柄も丸い人を見ると安心していられる。この家の人は、きっと、穏やか…
飛び出して髪の薄さや冬の朝 (とびだしてかみのうすさやふゆのあさ 忠男) 〔季語:冬の朝(冬)〕 1月27日、買い物を頼まれて元気に玄関を出たが、冷たい風が吹いて、髪が薄いから余計寒くて、家内に、帽子!と・・・北野まで歩き、そばを食べて、写真が趣…
風強し動じず青空冬の月 (かぜつよしどうじずあおぞらふゆのつき 忠男) 〔季語:冬の月(冬)〕 1月29日、片倉城跡公園をぬけて、原っぱで、フレンチブルドッグ、写真を撮らせていただき、みなみ野へ。昼過ぎ、お昼を食べて、花を買って、空見上げれば、強…
初雪やうっすらおしゃれ高尾山 (はつゆきやうっすらおしゃれたかおさん 忠男) 〔季語:初雪(冬)〕 1月28日(土)庭を見ると、うっすらと雪が・・・午後、高尾山へ、雪は溶けていて・・・薬王院へ、うっすら雪が残りおしゃれな風情、店で、甘酒とお団子、…
雪遊び子どもの姿なつかしき (ゆきあそびこどものすがたなつかしき 忠男) 〔季語:雪遊び(冬)〕 1月28日、今年初めての雪、うっすらでも、雪を集めて遊ぶ子どもの姿・・・ 子どもの頃、雪の日は、思い切り遊んだ。雪合戦、雪の玉を作って、相手めがけて、…
(にぎやかなすみよしじんじゃかんがらす 忠男) (季語:寒鴉(冬)〕 1月15日だったか、自宅近くにある住吉神社を一人でお詣り。 初詣の参拝者もすでになく、ただ、私一人、閑散とした神社の境内・・・鴉の鳴く声だけが、にぎやかに、あちらこちらから聞こえ…
(ふたりしてよきしよみうりはつくかい 忠男) 〔季語:初句会(新年)〕 1月23日、よみうりカルチャー八王子での初句会、『さくさくさくらミルフィーユ』で知られる俳人の紀本直美先生、『小津安ニ郎、大全』の編者・宮本明子先生、新年の実り豊かな楽しい俳…
(ふゆのひやちょっぴりゆうきいぬのかお 忠男) 〔季語:冬の日(冬)〕 1月22日、片倉つどいの森公園を散歩。20日の大寒の日の散歩で、気がひけて、聞けなかった犬の写真を撮りたくて・・・ちょっとした勇気を出して、聞くと、皆さん、OKとのこと。 犬も…
(おでんそばぱわああっぷでたかおさん 忠男) 〔季語:おでん(冬)〕 1月21日(土) 今年初めて高尾山へ、 お昼過ぎ、蕎麦屋で、おでんとそばを食べて、一服、力がついたよう。寒いので、ケーブルカーで高尾山へ、今日は、階段上がって薬王院でお詣り・・・
(みずべではこおりがえをかくちゅうしょうが 忠男) 〔季語:氷(冬)〕 1月8日、片倉城跡公園へ、水辺へと橋を渡ってみると、氷が張って、何とも言えない面白い絵模様、 ダリかピカソの絵か、とふと思ったけれど・・・学生さんにも見せて、調べさせたりした…
(だいこんをぶらさげやくしゃきぶんして 忠男) 〔季語:大根(冬)〕 我が家の近くには、畑のある家があり、家の前で、採れた野菜を売っている。今日、その家に行くと、大根がある。買い物袋がいっぱいなので、手にぶら下げて歩くと、役者気分して、大根役者、…
(たこあげやはなすなゆめをそらたかく 忠男) 〔季語:凧揚(新年)〕 1月8日、自宅近くの「片倉つどいの森公園」で、凧揚している親子がいた。私も、ここでお正月に、孫を連れて凧揚したものだ。 「頑張れ!子どもの夢を離さず、天まで上がれ!」と思わず応…
(おもいでのやぼてんまんぐうはつもうで 忠男) 〔季語:初詣(新年)〕 何年も前、谷保天満宮に、毎年、教室の室長が集まり、宮司にお願いして祈祷してもらい、初詣をしていたものだ。今日は、17日、初詣、宮司はお元気だろうか?梅の花も、咲きはじめ、心地…
(ゆめあれどのらりくらりのうさぎかな 忠男) 〔季語:うさぎ(冬)〕 芸術家の友人からの年賀状、なぜか、心惹かれる。〝夢〟の確かな字、私にも夢があるけれど、のらりくらりして、なかなか、夢にたどりつけない! うさぎになって、〝とんで〟ゆきたいけれど…
(うっすらとくれないのこるふゆげしき 忠男) 〔季語:冬景色(冬)〕 1月8日(日)片倉城跡公園を通り山道を走るくと、落ち葉の景色の続く中に、うっすらと紅(くれない)の残るもみじの木がある。何とも言えない風情がある。 写真には、撮れないかもしれま…
(はつはるやかぶきかんしょうときわすれ 忠男) 〔季語:初春(新年)〕 1月14日、「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」の作曲家、亡き大中恩さんの奥様の大中清子さんと、初春大歌舞伎を鑑賞し、ニューオータニの久兵衛で、懇親会、大中恩さんとの思い出に…
(かぷちいのこやすじんじゃではつもうで 忠男) 〔季語:初詣(新年)〕 1月13日は、歌手の友人や孫、妻と歌舞伎鑑賞、今日こそは、と子安神社で初詣。楽しかった、よみうりカルチャー八王子の俳句の先生、仲間たちと話した喫茶店、また、カプチーノを飲んで…
(ふゆげしきすいしゃまわらずかぜばかり 忠男) 〔季語:冬景色(冬)〕 1月8日(日)、八王子市片倉城跡公園を散歩、冷たい風が吹いていて、日曜日というのに、公園でくつろぐ人の姿はない。 水車小屋も、お休み中、水車は、まわらず、冷たい風ばかりが吹い…
(うたひめのふくじゅそうさくおぺらのひ 忠男) 〔季語:福寿草(新年)〕 1月3日、NHKのEテレ「ニューイアーオペラコンサート」に、〝歌姫〟の森野美咲さんが出演とのこと、楽しみにしていた。 お聴きして、素晴らしさに感動・・・祝うように、福寿草も咲い…
(かれおばなかぜとあそぶかてんにょのまい 忠男) 〔季語:枯尾花(冬)〕 1月8日、八王子市片倉町の自宅から、片倉城跡公園を散歩、八王子みなみ野に向かう道、枯尾花が、風に揺れていた。 天女の舞いか・・・はたまた私の今の姿か、よれよれとしてはいるけ…
霜柱呼ばれて行けば土の上 (しもばしらよばれてゆけばつちのうえ 忠男) 〔季語:霜柱(冬)〕 1月5日だったか、朝7時過ぎ、近所にお住まいの山野草の先生から電話があり、すぐに、先生のお庭に見に伺った。 確かに、土の上に、霜柱? 山野草の名前も、シモ…
門松や見上げるほどに歌舞伎座の (かどまつやみあげるほどにかぶきざの 忠男) 〔季語:門松(新年)〕 1月7日、朝一番に、自宅の松飾を外して、初春大歌舞伎の筋書を買いに銀座に行った。 ヒマに任せて、いくつかの門松を見てまわったが・・・ 歌舞伎座の門…
七草粥同時流行吹き飛ばし (ななくさがゆどうじりゅうこうふきとばし 忠男) 〔季語:七草粥(新年)〕 1月7日朝、「ウーン、美味しい!」私は、一口食べて、思わず、言ってしまった。 妻の作ってくれた七草粥、万病を除くとのこと! コロナ、インフルエンザ…
にらみ鯛やっと手をつけ寒の入 (にらみだいやっとてをつけかんのいり 忠男) 〔季語:寒の入(冬)〕 子どもの頃、父が、正月の鯛の姿焼きを見て、これは〝にらみ鯛〟と話していたのを思い出す。 妻が、用意してくれた、鯛の姿焼き、妻は「なぜ、食べないの?」…
書初や良き友ありて良き人生 (かきぞめやよきともありてよきじんせい 忠男) 〔季語:書初(新年)〕 1月5日、書初め、〝友〟の字を書いた。今年の〝歌会始のお題〟だ。 良き友ありて良き人生!無二の親友の小澤潔先生が、「上手い下手は、いったい誰が決める…
何年ぶり湯呑み盃お正月 (なんねんぶりゆのみさかずきおしょうがつ 忠男) 〔季語:お正月(新年)〕 1月4日、八王子みなみ野にある陶芸教室に、小学生の孫2人をつれて。 コロナ禍、なかなか、一緒に、陶芸教室に行けなかったが、何年ぶりに? 3年ぶり? そ…
初春や船はゆらゆら富士の嶺 (はつはるやふねはゆらゆらふじのみね 忠男) 〔季語:初春(新年)〕 令和5年1月3日、山中湖で船に乗って、わかさぎ釣りをしたが・・・ 良かったのは、船の上から富士山を眺めたこと、ゆらりゆらゆら、私たちは、揺れ動いても、…
山中湖孫の笑顔がお年玉 (やまなかこまごのえがおがおとしだま 忠男) 〔季語:お年玉(新年)〕 1月2日、3日、山中湖畔にあるエクシブ山中湖で、小野家の家族新年会、12名、コロナ禍の中、全員無事に! 富士山が近くに見えて、まるで、新年会を祝っている…
初詣ここは片倉すぐ済んで (はつもうでここはかたくらすぐすんで 忠男) 〔季語:初詣(新年)〕 2023年、令和5年の1月1日、ここは八王子市片倉町、近くの慈眼禅寺に参拝、お参りするのは私1人。その後、近くの住吉神社に初詣、何人かの参拝者、すぐに終…