にらみ鯛やっと手をつけ寒の入


にらみ鯛やっと手をつけ寒の入 (にらみだいやっとてをつけかんのいり 忠男) 〔季語:寒の入(冬)〕

 

子どもの頃、父が、正月の鯛の姿焼きを見て、これは〝にらみ鯛〟と話していたのを思い出す。 妻が、用意してくれた、鯛の姿焼き、妻は「なぜ、食べないの?」 寒の入、やっと箸つけ、「おいしい!」