2023-01-11から1日間の記事一覧

霜柱呼ばれて行けば土の上

霜柱呼ばれて行けば土の上 (しもばしらよばれてゆけばつちのうえ 忠男) 〔季語:霜柱(冬)〕 1月5日だったか、朝7時過ぎ、近所にお住まいの山野草の先生から電話があり、すぐに、先生のお庭に見に伺った。 確かに、土の上に、霜柱? 山野草の名前も、シモ…

門松や見上げるほどに歌舞伎座の

門松や見上げるほどに歌舞伎座の (かどまつやみあげるほどにかぶきざの 忠男) 〔季語:門松(新年)〕 1月7日、朝一番に、自宅の松飾を外して、初春大歌舞伎の筋書を買いに銀座に行った。 ヒマに任せて、いくつかの門松を見てまわったが・・・ 歌舞伎座の門…

七草粥同時流行吹き飛ばし

七草粥同時流行吹き飛ばし (ななくさがゆどうじりゅうこうふきとばし 忠男) 〔季語:七草粥(新年)〕 1月7日朝、「ウーン、美味しい!」私は、一口食べて、思わず、言ってしまった。 妻の作ってくれた七草粥、万病を除くとのこと! コロナ、インフルエンザ…

にらみ鯛やっと手をつけ寒の入

にらみ鯛やっと手をつけ寒の入 (にらみだいやっとてをつけかんのいり 忠男) 〔季語:寒の入(冬)〕 子どもの頃、父が、正月の鯛の姿焼きを見て、これは〝にらみ鯛〟と話していたのを思い出す。 妻が、用意してくれた、鯛の姿焼き、妻は「なぜ、食べないの?」…

書初や良き友ありて良き人生

書初や良き友ありて良き人生 (かきぞめやよきともありてよきじんせい 忠男) 〔季語:書初(新年)〕 1月5日、書初め、〝友〟の字を書いた。今年の〝歌会始のお題〟だ。 良き友ありて良き人生!無二の親友の小澤潔先生が、「上手い下手は、いったい誰が決める…

何年ぶり湯呑み盃お正月

何年ぶり湯呑み盃お正月 (なんねんぶりゆのみさかずきおしょうがつ 忠男) 〔季語:お正月(新年)〕 1月4日、八王子みなみ野にある陶芸教室に、小学生の孫2人をつれて。 コロナ禍、なかなか、一緒に、陶芸教室に行けなかったが、何年ぶりに? 3年ぶり? そ…

初春や船はゆらゆら富士の嶺

初春や船はゆらゆら富士の嶺 (はつはるやふねはゆらゆらふじのみね 忠男) 〔季語:初春(新年)〕 令和5年1月3日、山中湖で船に乗って、わかさぎ釣りをしたが・・・ 良かったのは、船の上から富士山を眺めたこと、ゆらりゆらゆら、私たちは、揺れ動いても、…

山中湖孫の笑顔がお年玉

山中湖孫の笑顔がお年玉 (やまなかこまごのえがおがおとしだま 忠男) 〔季語:お年玉(新年)〕 1月2日、3日、山中湖畔にあるエクシブ山中湖で、小野家の家族新年会、12名、コロナ禍の中、全員無事に! 富士山が近くに見えて、まるで、新年会を祝っている…

初詣ここは片倉すぐ済んで

初詣ここは片倉すぐ済んで (はつもうでここはかたくらすぐすんで 忠男) 〔季語:初詣(新年)〕 2023年、令和5年の1月1日、ここは八王子市片倉町、近くの慈眼禅寺に参拝、お参りするのは私1人。その後、近くの住吉神社に初詣、何人かの参拝者、すぐに終…

大晦日団地をまわってそば食べて

大晦日団地をまわってそば食べて (おおみそかだんちをまわってそばたべて 忠男) 〔季語:大晦日(冬)〕 大晦日、暇な私は、自宅のまわりを、松飾りをどれくらいの家がしているか、見てまわった。百軒に5、6軒ぐらいか? その後、北野のそばやまで歩いた。自…

枯枝も何か尊し高尾山

枯枝も何か尊し高尾山 (かれえだもなにかとうとしたかおさん 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 12月17日、高尾山へ、〝紅葉まつり〟も終わり、枯枝ばかりが目についた。 けれど、枯枝を見ていると何か尊い感じがして、それなりに感慨深かった。 〝霊気満山高尾…

落葉踏み岩あり根あり下山道

落葉踏み岩あり根あり下山道 (おちばふみいわありねありげざんみち 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 12月のいつだったか、高尾山へ。リフトに乗って・・・ 帰りは、歩いて下山、 落葉の道には、岩あり根っこありで、注意しないと危険!人生も、同じかも、77歳…

松飾る東みなみに我が家かな

松飾る東みなみに我が家かな (まつかざるひがしみなみにわがやかな 忠男) 〔季語:松飾る(冬)〕 渋谷区広尾町の子ども時代の家では、松飾り、子どもの日、七夕飾り、と、季節感を大切に・・・その習慣から抜け出られずにいる。まわりの家から、松飾りが消え…

年の瀬のホッとよみうり句会かな

年の瀬のホッとよみうり句会かな (としのせのほっとよみうりくかいかな 忠男) 〔季語:年の瀬(冬)〕 26日、〝さくさくさくらミルフィーユ〟の本で知られる俳人の紀本直美先生、〝小津安二郎大全〟の編者・宮本明子先生お二人の先生主催の俳句会、よみうり…