(こうはくのうめみかわれもはるのつき 忠男) 〔季語：梅見、春の月(春)〕 ３月のいつだったか、自宅近く、紅白の梅が咲いて、なかなか良い風情、ふと、見上げると、春の月が、梅を見ているよう・・・なかなか粋な春の月だなあ、私も、梅見を楽しむゆとりのあ…

(くろっかすきょうかいのみちまっすぐに 忠男) 〔季語：クロッカス(春)〕 自宅から片倉駅に向かう道に、教会がある。 今、クロッカスの花が、教会の道を整えるように咲いている。バプテスマのヨハネのように、主の道筋をまっすぐに整えているのか、とふと思…

(まつさくらりょうよこづなのどひょういり 忠男) 〔季語：桜(春)〕 八王子市片倉町の自宅近くにある慈眼寺の門を入るとすぐに、松と桜の木がある。今日は、松の向こうに満開の桜、それぞれに、見栄えがして、見事！大相撲で二人の横綱を見るように威風堂々と…

(うちにももそとさくらさきおみくろん 忠男) 〔季語：桃、桜(春)〕 庭には、桃が咲き、外は桜が満開というのに、何か喜べない。孫の入学祝い、入社祝い、お花見には行けない。 コロナ感染者、オミクロン株の数が、緊急事態宣言解除後、連日増加。来年こそは…

(ふとみればつばきにあたるさんぽみち 忠男) 〔季語：椿(春)〕 八王子駅から片倉の自宅への帰り道、道に、赤い椿の花びらが、何枚も、椿の絵の絨毯か？見上げると満開の見事な椿の木！ 「犬も歩けば棒に当たる」ではないけれど、歩いていると良いことがある…

祈るよにかたくりの花集りて (いのるよにかたくりのはなあつまりて) 〔季語: かたくりの花(春)〕 住吉神社近くに咲く「かたくりの花」を、咲いているか、祈るような気持ちで、見に行った。 祈りが届いたのか、あちらこちらに、美しい紅紫の顔を覗かせている。…

(さくらさくだいがくどおりはなさかを 忠男) 〔季語：桜(春)〕 国立市の大学通り、桜の花が満開！ ふと、岩崎京子さんの「花咲か」を思い出した。あの本を読んだ時の感動、岩崎京子さん、お元気でいらっしゃるだろうか、米寿の祝いを、松谷みよ子さんたちと…

(めいきょくやおぺらしてぃにはなみちて 忠男) 〔季語：花(春)〕 ２７日、東京オペラシティで、作曲家の湯山昭さんの名曲の数々、司会者の軽妙なトーク、桜も咲き、素晴らしい音楽会！ 童謡集や、にっけん小野童謡文化賞贈呈式を思い出す。湯山さんお元気で…

(まだつぼみふとわがすがたさくらかな 忠男) 〔季語：桜(春)〕 八王子市片倉町の自宅から、八王子みなみ野に行く川沿いの桜並木が満開に近づいている。 固く閉じたつぼみも、あちらこちらに見える。 私の書道も、陶芸も、もちろん俳句も、まだまだかたいつぼ…

(みずぬるむおとたてまわるすいしゃかな 忠男) 〔季語：水ぬるむ(春)〕 片倉城跡公園に入ると、あちらこちらに春を感じる。氷が張り、動かなかった水の流れが、水辺の草の芽を育んでいる。何より嬉しいのは、水車が、まわっていたことだ！私にとって、本当に…

(かわずなくころなかこえよころころな 忠男) 〔季語：蛙(春)〕 片倉城跡公園に入ると、すぐに大きな池がある。 3月のいつだったか、カエルがあちらこちらで鳴いている。恋の相手を探しているのだろうか？ 私には、コロナ禍超えよコロコロナと聞こえてしまう！

(さっくすでゆめのえがおのもものはな 忠男) 〔季語:桃の花(春)〕 我が家の庭で、桃の花が美しく咲いている。 私の友人で、サックス奏者の方の笑顔のように、明るく輝いて見える。 ライブでの司会、歌、パワフルなサックスの演奏と笑顔あふれて・・・思い出…

(うめのはなぼうずあたまとがきだいしょう 忠男) 〔季語: 梅の花(春)〕 八王子市片倉町の私の家の近くに、梅の花が何本か咲いている。ここの梅の花を見ると坊主頭の小学生の頃を思い出す。 家の近くの子どもたちを集めて、ガキ大将・・・梅の花を見ると様々…

(うららかなかしはらじんぐうえがおさく 忠男) 〔季語：うららか(春)〕 私の友人でサックス奏者の方、奈良県にある橿原神宮が気に入り、結婚式。コロナ禍で、心配していたが、無事に、迎えることができた。春の風がやさしく吹く橿原神宮、美しい笑顔が忘れら…

(つくしんぼたからものさすろさんじん 忠男) 〔季語：つくしんぼ(春)〕 自宅から北野駅に向かう道でつくしんぼを見つけた。宝物を見つけた子どもになって・・・ 花なら花瓶にさすが、さて、どうしようかな？ 北大路魯山人の湯呑み茶碗がイイ・・・