2022-12-21から1日間の記事一覧

枯枝の向こう希望の空青く

(かれえだのむこうきぼうのそらあおく 忠男) 〔季語:枯枝(冬)〕 12月、片倉城跡公園から八王子みなみ野に向かう道に、夏秋と葉が茂っていた木々が、枯枝になっていた。 でも、見上げれば、枯枝の向こうに、青い空が、広がっている。まさに、希望に満ち溢…

枯柏みどりの中に翁かと

(かれかしわみどりのなかにおきなかと 忠男) 〔季語:枯柏(冬)〕 イチョウやモミジなどの木が、葉を落とし、自宅の周りの掃き掃除に、苦労している。 柏の木は、葉を落とさず、しっかりと、枝にくっついている。緑の木々の中で、悟った翁のように、立ってい…

カーテンにおどるは庭の枯薄

(かあてんにおどるはにわのかれすすき 忠男) 〔季語:枯薄(冬)〕 18日、午後3時過ぎ、自宅で、テレビを見て、のんびりと過ごす。外は冷たい風が吹いて、ふと、カーテンを見ると、枯薄の影が、映って、墨絵のようだ。 庭を見ると、確かに、枯薄!私も、踊…

葱畑海辺に立てるごとく見る

(ねぎばたけうみべにたてるごとくみる 忠男) 〔季語:葱畑(冬)〕 12月のいつか、自宅から、住吉神社をお詣りして、八王子みなみ野にゆく途中に、畑が続く場所がある。 大根畑、白菜畑、続いて、葱畑が続く。 広い葱畑に立った時、ふと、海辺に立っているの…

落葉道何か良いことありそうな

(おちばみちなにかよいことありそうな 忠男) 〔季語:落葉(冬)〕 自宅から横浜線片倉駅に向かう道に、落葉を敷き詰めた公園の道がある。 国立市のにっけんに行く時も帰る時も、この落葉の公園の道を通る。 この道を通ると、何か良いことがありそうな気がして…

山茶花や庭を彩る主人公

(さざんかやにわをいろどるしゅじんこう 忠男) 〔季語:山茶花(冬)〕 15日、冬の庭を見ていると、美しく咲き誇っていたつつじ、さつき、紫陽花、朝顔、女郎花、藤袴などの花は終わり、真っ赤な山茶花が、「冬の庭の主人公は、私よ」というように、庭を彩っ…

お飾りをかけよかやめよか迷いつつ

(おかざりをかけよかやめよかまよいつつ 忠男) 〔季語:お飾り(新年)〕 暮れが近づくと、玄関先のお飾りを、飾ろうか、どうしようか?と思う。年々、近所から、お飾りをする家が少なくなっている。渋谷区広尾町の私の実家は、貧しい家ながら、飾っていたけれ…

冬桜つぼみに夢をいっぱいに

(ふゆざくらつぼみにゆめをいっぱいに 忠男) 〔季語:冬桜(冬)〕 片倉町から、八王子みなみ野に向かう川沿いの道に、さくら並木が続いている。 春がくれば、花を咲かせ、私たちを楽しませてくれる。来年の春が楽しみ、夢いっぱいの冬の桜、今はつぼみだけれ…