小粒だが我が誇りなり黄水仙

小粒だが我が誇りなり黄水仙 (こつぶだがわがほこりなりきずいせん 忠男) 〔季語:黄水仙(春)〕 私の家の庭、小さな黄水仙が、あちらこちらで、花を咲かせている。チューリップも、福寿草も、たんぽぽも、顔を出していない。百草園の豪華な水仙の花園には、…

切り株に並ぶ人形卒業の

切り株に並ぶ人形卒業の (きりかぶにならぶにんぎょうそつぎょうの 忠男) 〔季語:卒業(春)〕 薬王院へ向かう道に、 「高尾山、切り株分校、卒業おめでとう」 子どもや大人たちを、楽しませてくれている。私などは、ああ、卒業式の時期だ!切り株の上で、季…

梅が香や高幡不動五重塔

梅が香や高幡不動五重塔 (うめがかやたかはたふどうごじゅうのとう 忠男) 〔季語:梅が香(春)〕 3月12日、京王線で高幡不動まで。梅の花を見たくて、五重塔の近くにある梅の花、まだ咲いていて良かった、梅の香りも確か!近くでは、桜も咲き始めて、不動三…

雨降れど友と語ればまさに春

雨降れど友と語ればまさに春 (あめふれどともとかたればまさにはる 忠男) 〔季語:春(春)〕 2024年3月12日(火)冷たい雨、午後3時過ぎ、にっけん本部に、友人の若松絵美子さんがいらした。児童文学作家の松谷みよ子さん、渋谷勲さんとの懐かしい思…

畦道に薺の花や白い星

畦道に薺の花や白い星 (あぜみちになずなのはなやしろいほし 忠男) 〔季語:薺の花(春)〕 3月はじめ、片倉城跡公園から、住吉神社をお詣り、八王子みなみ野へ向かう道に、畑が続く。今は、作物は栽培されていない様子。畑の畦道には、薺の花があちらこちら…

たんぽぽが小さいながら顔見せて

たんぽぽが小さいながら顔見せて (たんぽぽがちいさいながらかおみせて 忠男) 〔季語:たんぽぽ(春)〕 3月はじめ、片倉城跡公園から片倉つどいの森公園方面に行く途中の草むらに、小さなたんぽぽが、可愛らしい顔を、まだ、寒いからなのか、1、2、3本と…

春の雪夢のごとくにはや消えて

春の雪夢のごとくにはや消えて (はるのゆきゆめのごとくにはやきえて 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 3月8日、朝、目を覚まして、2階から庭を見ると、うっすらと雪景色。ああ、きれい!新聞を読むと、1センチの積雪とのこと。しばらくして庭に出てみたが、…

うっすらと庭をうるおす春の雪

うっすらと庭をうるおす春の雪 (うっすらとにわをうるおすはるのゆき 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 3月8日、朝目覚めて2階から庭を見ると、うっすらと雪景色。新聞を読むと、1センチの積雪とのこと。雪かきなどしなくても大丈夫、しばらくたってから、庭…

春なれどまわらぬ水車水浅し

春なれどまわらぬ水車水浅し (はるなれどまわらぬすいしゃみずあさし 忠男) 〔季語:春(春)〕 3月初め、片倉城跡公園へ散歩に。水車小屋の水車は、もうまわっているかなあ?わくわくした気持ち・・・ああ、まだまわっていない。春の雪どけ水が、草むらの中…

春の夜やスペイン旅立つ良き友よ

春の夜やスペイン旅立つ良き友よ (はるのよやすぺいんたびだつよきともよ 忠男) 〔季語:春の夜(春)〕 3月5日(月)暖かな春の夜、立川伊勢丹8階の寿司店で旅立つ友人を励ます会!料理人の友人、石丸晃平さんが、4月からスペインへ料理の勉強に行くとい…

啓蟄や城跡公園水の音

啓蟄や城跡公園水の音 (けいちつやじょうせきこうえんみずのおと 忠男) 〔季語:啓蟄(春)〕 3月5日(火)カレンダーを見ると、啓蟄、自宅近くの片倉城跡公園を散歩。冷たい風が吹いて、静まり返っている。耳を澄ますと、水の流れる音がかすかに聞こえて、…

春浅し古深し記紀歌謡

春浅し古深し記紀歌謡 (はるあさしいにしえふかしききかよう 忠男) 〔季語:春浅し(春)〕 3月2日(土)午後1時半から、八王子市クリエイトホールで、元杏林大学教授で、友人の草場(相磯)裕先生による記紀歌謡の勉強会、友人の平明道先生等参加、「幸福…

水仙も梅もにぎやか百草園

水仙も梅もにぎやか百草園 (すいせんもうめもにぎやかもぐさえん 忠男) 〔季語:水仙(冬)、梅(春)〕 2月末、百草園では、水仙の花が花園になって広く美しく咲いている。春になって、水仙は、もう少しで終わり、紅白の梅の花は、まだこれからといった感じ。…

坂道を登れば雛の百草園

坂道を登れば雛の百草園 (さかみちをのぼればひなのもぐさえん 忠男) 〔季語:雛(春)〕 2月25日(月)午後、京王百草園へ。百草園駅から長い坂道を登って、百草園へ。入口から、階段を登ると、紅白の梅があちらこちらに!一番上に、雛人形が飾ってある建…

ひな人形お伽の国か高尾山

ひな人形お伽の国か高尾山 (ひなにんぎょうおとぎのくにかたかおさん 忠男) 〔季語:ひな人形(春)〕 2月29日、午後高尾山へ。切り株の上に可愛らしいひな人形?お伽の国かと思えば高尾山、道ゆく人も、足をとめて、しばし、夢見心地。春の雪もとけて、こ…

折れたとて高尾の梅よ花咲かせ

折れたとて高尾の梅よ花咲かせ (おれたとてたかおのうめよはなさかせ 忠男) 〔季語:梅、花(春)〕 2月29日、午後から高尾山へ。何日か前の強風によって、大きな枝が折れてしまったと思われる紅梅の木、折れてはいても「花を咲かせ!負けるなよ!」高尾山…

梅見れば待つは鶯百草園

梅見れば待つは鶯百草園 (うめみればまつはうぐいすもぐさえん 忠男) 〔季語:梅、鶯(春)〕 2月25日(月)午後、京王百草園へ。昨年見た百草園の梅の花を、今年も見たいと。今年は、欲が出て、梅の花に鶯が鳴く声を聞きたいと、1時間近く見ていたが現れ…

春の風背中押し押し百草園

春の風背中押し押し百草園 (はるのかぜせなかおしおしもぐさえん 忠男) 〔季語:春の風(春)〕 2月25日(月)午後、京王百草園へ、花見。百草園駅から、坂道をかなり登って行く。78歳のよれよれ歩く私には、長い坂道は、きつい!今日は、坂道を、風が背…

春の雨飴かと思えば泡のあれ

春の雨飴かと思えば泡のあれ (はるのあめあめかとおもえばあわのあれ 忠男) 〔季語:春の雨(春)〕 2月25日(日)午後、妻の買い物のおともをして銀座へ。雨、店では、きれいな飴が私の目を引いた。飴をなめようと、店員さんに聞いたら、石鹸とのこと、が…

春の雪お地蔵さんの帽子さて?

春の雪お地蔵さんの帽子さて? (はるのゆきおじぞうさんのぼうしさて? 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 2月24日(土)午後、高尾山へ。春の雪の帽子?をかぶったお地蔵さんは、どうなっただろう?高尾山には、所々雪が残っていたが、お地蔵さんの白い雪の帽…

春めくや友と語りて句もうまれ

春めくや友と語りて句もうまれ (はるめくやともとかたりてくもうまれ 忠男) 〔季語:春めく(春)〕 2月24日午後、昨日の冷たい雨がやみ、青空が広がり暖かい。八王子のめじろ台駅近くの会場で、大先輩で友人の五十野惇先生と、絵本、大中清子さんの歌曲の…

春の雨子安神社に子の笑顔

春の雨子安神社に子の笑顔 (はるのあめこやすじんじゃにこのえがお 忠男) 〔季語:春の雨(春)〕 2月23日、天皇誕生日、何か嬉しい気持ち、八王子駅近くの子安神社へ。春とは言え、寒い雨の中、赤ちゃんを連れた家族づれ、赤ちゃんは11月生まれとのこと…

菜の花や心を込めた味香り

菜の花や心を込めた味香り (なのはなやこころをこめたあじかおり 忠男) 〔季語:菜の花(春)〕 2月20日、八王子駅近くのスーパーで、千葉県産の菜の花、「味と香り」を届けたい、との生産者の方の気持ちが記されている。買って帰って、妻に、胡麻和えにし…

切り株の中から顔出す梅の花

切り株の中から顔出す梅の花 (きりかぶのなかからかおだすうめのはな 忠男) 〔季語:梅の花(春)〕 2月14日、JR国立駅でおりて南口を歩いて行くと、信号の先に、梅の花が美しい!何と切り株の中から枝を伸ばして、花を咲かせている。アーティストの芸術作…

公園の池にも春のいぶきあり

公園の池にも春のいぶきあり (こうえんのいけにもはるのいぶきあり 忠男) 〔季語:春(春)〕 八王子市片倉町の私の家の近くの片倉城跡公園、 暖かくて気持ちが良いので、散歩。入ってすぐの池を見ると、蓮の花の茶色の芽が、水の中にいくつも見える。ああ、春…

春の雪とけて流れて歌となる

春の雪とけて流れて歌となる (はるのゆきとけてながれてうたとなる 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 2月15日だったか、片倉城跡公園に行くと、春の雪がとけて、流れて、耳をすますと、あちらからもこちらからも、歌が聞こえてくるような・・・誰が作曲したの…

梅と松幸多かれと誕生日

梅と松幸多かれと誕生日 (うめとまつさちおおかれとたんじょうび 忠男) 〔季語:梅(春)〕 2月18日は、孫二人の誕生日、八王子大和田にある、とうふうかいで、お祝い!紅白の梅、松の木、池へと流れる水・・・ 24歳になる初孫、確か10歳になる6人目の…

春の風学べば楽し記紀歌謡

春の風学べば楽し記紀歌謡 (はるのかぜまなべばたのしききかよう 忠男) 〔季語:春の風(春)〕 2月17日(土)八王子クリエイトホールで、友人で、元杏林大学教授の草場(相磯)裕先生の、記紀歌謡の勉強会。友人の平明道さんと受講、学べば益々楽し!絵本…

春の雪並んだだるま高尾山

春の雪並んだだるま高尾山 (はるのゆきならんだだるまたかおさん 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 2月10日(土)午後、高尾山へ。薬王院に近づくと、雪が多く残っている。雪でつくった小さなだるまが並んでいる。誰がつくったのか、一つ一つ顔形が違っていて…

春一番カラオケ三人文殊の声

春一番カラオケ三人文殊の声 (はるいちばんからおけさんにんもんじゅのこえ 忠男) 〔季語:春一番(春)〕 2月15日、春一番との気象庁の発表。 風が強く吹いている。友人3人でカラオケ、今年初、歌えば楽しい。95才、81才、私が78才、三人寄れば、文…