花の雲友増え楽し記紀歌謡

花の雲友増え楽し記紀歌謡(はなのくもともふえたのしききかよう 忠男)〔季語:花の雲(春)〕 4月6日(土)午後1時半、八王子市クリエイトホール、友人で、元杏林大学教授の草場(相磯)裕先生による記紀歌謡の勉強会。ああ楽しい!参加者が二人増え、教室…

菜の花や道を照らして食照らし

菜の花や道を照らして食照らし(なのはなやみちをてらしてしょくてらし 忠男)〔季語:菜の花(春)〕 八王子市片倉町の自宅から、京王線北野駅に向かう道に、菜の花が美しい。立ち止まって、美しさに見とれてしまう。スーパーでは、菜の花が売られていて、妻が…

笑顔咲く子らの瞳に初つばめ

笑顔咲く子らの瞳に初つばめ(えがおさくこらのひとみにはつつばめ 忠男)〔季語:初つばめ(春)〕 4月2日、JR国立駅改札口の近くに、子どもたちが集まって、「笑顔」で瞳を輝かせている。見れば、燕の巣の下に「今年もツバメが帰ってきました」。子どもたち…

いざ子ども「良寛さま」とすみれ草

いざ子ども「良寛さま」とすみれ草(いざこども「りょうかんさま」とすみれぐさ 忠男)〔季語:すみれ草(春)〕 住吉神社の裏の切り株のそばに、すみれ草、荻野有司さんと書いた「良寛さま」の絵本を思い出し、「いざ子どもすみれ見に」良寛の気持で、毎年見に…

見上げれば桜と孫の高尾山

見上げれば桜と孫の高尾山(みあげればさくらとまごのたかおさん 忠男)〔季語:桜(春)〕 4月1日(月)孫たちが、春休みで、高尾山に行くとの連絡。私も、急きょ高尾山へ。中学3年生になる孫が、急に背が伸びてびっくり、見上げると桜の花と・・・何て平和…

春の原鼻ぺちゃんこのペキニーズ

春の原鼻ぺちゃんこのペキニーズ(はるのはらはなぺちゃんこのぺきにいず 忠男)〔季語:春の原(春)〕3月31日午後、片倉城跡公園から、住吉神社をお詣りして、みなみ野へと向かう。原っばに、真っ黒な初めて見た犬、名前は?「ペキニーズ!鼻がぺちゃんこの…

初桜友と語れば友来る

初桜友と語れば友来る(はつざくらともとかたればともきたる 忠男)〔季語:初桜(春)〕 東京の開花は、3月29日!3月30日(土)八王子市めじろ台駅近くの会場で、友人で絵本作家の五十野惇先生と、俳句、絵本、記紀歌謡の話し、先生のご友人、記紀歌謡の勉…

春の風吹かれて我も酔っぱらい

春の風吹かれて我も酔っぱらい(はるのかぜふかれてわれもよっぱらい 忠男)〔季語:春の風(春)〕 片倉城跡公園内、朝から、台風かと思うような強風。身体の小さな私は、強風に吹き飛ばされるかと思う、ふと見ると、私の大好きな〝酔っ払い〟の像!春の風に吹…

春の風”少年”像と夢あらた

春の風“少年”像と夢あらた(はるのかぜ〝しょうねん〟ぞうとゆめあらた 忠男)〔季語:春の風(春)〕 片倉城跡公園を入るとすぐの場所に、〝少年〟の像がある。春の風が強く吹いて少々寒くても、この像を見ると夢いっぱいの少年時代を思い出す。学校の成績は、…

春の風転ぶも楽し2才の子

春の風転ぶも楽し2才の子(はるのかぜころぶもたのしにさいのこ 忠男)〔季語:春の風(春)〕 3月17日だったか、春の風が強く吹く日、片倉城跡公園から、八王子みなみ野に向かう広場に、2才の子をつれたお母さん、幸せそのものの光景!2才の子が転んでも…

春場所や記憶に残る尊富士

春場所や記憶に残る尊富士(はるばしょやきおくにのこるたけるふじ 忠男) 〔季語:春場所(春)〕 3月24日、尊富士が大相撲春場所で初優勝を果たした。新入幕での優勝は110年ぶり。それでも、記録ではなく、記憶に残るという心意気は、横綱の照ノ富士に影響…

水辺にはかえるの卵連らなって

水辺にはかえるの卵連らなって(みずべにはかえるのたまごつらなって 忠男)〔季語:かえる(春)〕3月17日、片倉城跡公園へ行くと、雪解け水が、音を立てて、流れている。水辺に、かえるの卵が連なって見える。何日かすれば、おたまじゃくしが、子どもたちを…

新婚の心地や三月歌舞伎座へ

新婚の心地や三月歌舞伎座へ(しんこんのここちやさんがつかぶきざへ 忠男) 〔季語:三月(春)〕 3月24日(日)、三月大歌舞伎を観に、妻と二人で。二人で歌舞伎観劇は初めて、ふと新婚の心地で観劇、ああ、懐かしい!四月は8名で観劇予定、コロナ禍も過ぎ…

春の風妻のお伴は風任せ

春の風妻のお伴は風任せ (はるのかぜつまのおともはかぜまかせ 忠男) 〔季語:春の風(春)〕 3月23日(金)、お昼は、ホテルニューオータニの石心亭で会食、その後、妻のお伴で、銀座に買い物へ。妻が選んでくれたシャツが気に入ってすぐに購入、気持ちの…

春の日の国立文教演奏会

春の日の国立文教演奏会(はるのひのくにたちぶんきょうえんそうかい 忠男)〔季語:春の日(春)〕 3月23日(土)午後、ピアニストで友人の海野葵さんのご案内で、国立文教地区で行われた街中コンサートへ。〝音楽の力で、街をみんなで盛り上げよう!〟素晴…

春霞富士はどこかと探せども

春霞富士はどこかと探せども(はるがすみふじはどこかとさがせども 忠男)〔季語:春霞(春)〕 3月15日、片倉城跡公園から、八王子みなみ野方面へと散歩。春霞のせいで、いつもは、見える富士山の姿がない。何とさびしいことか、横山大観の霊峰不二を思い浮…

春の風願いごとのみ多くして

春の風願いごとのみ多くして(はるのかぜねがいごとのみおおくして 忠男)〔季語:春の風(春)〕 3月21日、連日のように、風が強く吹いて飛ばされそう!片倉城跡公園から住吉神社にお詣り。風の中、願いごとだけは、次から次へと・・・願いごとも風が飛ばし…

春分の日水車が回る音確か

春分の日水車が回る音確か(しゅんぶんのひすいしゃがまわるおとたしか 忠男)〔季語:春分の日(春)〕 3月20日(水)春分の日、急な雨の中、片倉城跡公園へ。楽しみなのは、水車がまわっているかどうか?どうかなあ・・・あっ、水車がまわっている!今年初…

菜の花や強い風にも負けず咲き

菜の花や強い風にも負けず咲き(なのはなやつよいかぜにもまけずさき 忠男)〔季語:菜の花(春)〕 2024年3月15日(金)午後、八王子城跡公園から、住吉神社をお詣りして、八王子みなみ野方面に向かう道の側の畑に、菜の花畑、連日の強い風にも負けず、…

風強く彼岸参りや祥雲寺

風強く彼岸参りや祥雲寺 (かぜつよくひがんまいりやしょううんじ 忠男) 〔季語:彼岸参り(春)〕 3月18日(月)嵐のような強い風、中央線も山手線も突風のため、速度を落としての運転!渋谷区広尾にある祥雲寺へお墓参り。祖父母父母姉などの眠る小野家の…

彼岸入ああ歌い継ぐ歌曲の会

彼岸入ああ歌い継ぐ歌曲の会 (ひがんいりああうたいつぐかきょくのかい 忠男) 〔季語:彼岸入(春)〕 2024年3月17日(日)銀座王子ホールで、「いぬのおまわりさん」の作曲家、故大中恩氏の奥様、大中清子さん〝大中恩、生誕100年記念プロジェクト…

明日は彼岸友と学ぶや記紀歌謡

明日は彼岸友と学ぶや記紀歌謡 (あすはひがんともとまなぶやききかよう 忠男) 〔季語:彼岸(春)〕 3月16日(土)午後1時半から、八王子市クリエイトホールで、友人で、元杏林大学教授の草場(相磯)裕先生による記紀歌謡の勉強会。友人の平明道先生も参…

小粒だが我が誇りなり黄水仙

小粒だが我が誇りなり黄水仙 (こつぶだがわがほこりなりきずいせん 忠男) 〔季語:黄水仙(春)〕 私の家の庭、小さな黄水仙が、あちらこちらで、花を咲かせている。チューリップも、福寿草も、たんぽぽも、顔を出していない。百草園の豪華な水仙の花園には、…

切り株に並ぶ人形卒業の

切り株に並ぶ人形卒業の (きりかぶにならぶにんぎょうそつぎょうの 忠男) 〔季語:卒業(春)〕 薬王院へ向かう道に、 「高尾山、切り株分校、卒業おめでとう」 子どもや大人たちを、楽しませてくれている。私などは、ああ、卒業式の時期だ!切り株の上で、季…

梅が香や高幡不動五重塔

梅が香や高幡不動五重塔 (うめがかやたかはたふどうごじゅうのとう 忠男) 〔季語:梅が香(春)〕 3月12日、京王線で高幡不動まで。梅の花を見たくて、五重塔の近くにある梅の花、まだ咲いていて良かった、梅の香りも確か!近くでは、桜も咲き始めて、不動三…

雨降れど友と語ればまさに春

雨降れど友と語ればまさに春 (あめふれどともとかたればまさにはる 忠男) 〔季語:春(春)〕 2024年3月12日(火)冷たい雨、午後3時過ぎ、にっけん本部に、友人の若松絵美子さんがいらした。児童文学作家の松谷みよ子さん、渋谷勲さんとの懐かしい思…

畦道に薺の花や白い星

畦道に薺の花や白い星 (あぜみちになずなのはなやしろいほし 忠男) 〔季語:薺の花(春)〕 3月はじめ、片倉城跡公園から、住吉神社をお詣り、八王子みなみ野へ向かう道に、畑が続く。今は、作物は栽培されていない様子。畑の畦道には、薺の花があちらこちら…

たんぽぽが小さいながら顔見せて

たんぽぽが小さいながら顔見せて (たんぽぽがちいさいながらかおみせて 忠男) 〔季語:たんぽぽ(春)〕 3月はじめ、片倉城跡公園から片倉つどいの森公園方面に行く途中の草むらに、小さなたんぽぽが、可愛らしい顔を、まだ、寒いからなのか、1、2、3本と…

春の雪夢のごとくにはや消えて

春の雪夢のごとくにはや消えて (はるのゆきゆめのごとくにはやきえて 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 3月8日、朝、目を覚まして、2階から庭を見ると、うっすらと雪景色。ああ、きれい!新聞を読むと、1センチの積雪とのこと。しばらくして庭に出てみたが、…

うっすらと庭をうるおす春の雪

うっすらと庭をうるおす春の雪 (うっすらとにわをうるおすはるのゆき 忠男) 〔季語:春の雪(春)〕 3月8日、朝目覚めて2階から庭を見ると、うっすらと雪景色。新聞を読むと、1センチの積雪とのこと。雪かきなどしなくても大丈夫、しばらくたってから、庭…