2021-07-01から1日間の記事一覧

つばめの子環境汚染待ったなし

(つばめのこかんきょうおせんまったなし 忠男)〔季語 つばめの子(夏)〕 私の育った渋谷区広尾では、今よりはつばめの姿をよく見たものだ。 この八王子では、巣を見ることが少しずつ減っている。 環境汚染、待ったなし、ということだろう。

つばめの子駅の巣いっぱい無事育つ

(つばめのこえきのすいっぱいぶじそだつ 忠男)〔季語 つばめの子(夏)〕 6月20日に横浜線片倉駅構内のつばめの巣を見ると、 もう立派に育っている。 また来年も、ここ片倉に来ておくれ。

青芒李白の舞を思いつつ

(あおすすきりはくのまいをおもいつつ 忠男)〔季語 青芒(夏)〕 青芒の中に、一本の枯れすすき、中国の盛唐の時代の詩人、李白の、『月下独酌』の詩を思い浮かべていました。 独り酒を飲んで、歌い舞う・・・。

青芒幸せ祈る別れかな

(あおすすきしあわせいのるわかれかな 忠男)〔季語 青芒(夏)〕 青芒に混じって去年の枯れ芒が残っている。 若い人の幸せを祈って別れを惜しんでいるようにも見える。

撫子のふらりゆらりが我が姿

(なでしこのふらりゆらりがわがすがた 忠男)〔季語 撫子(秋)〕 撫子の花を見ていると、何か私の姿を見ているような気がする。 私は撫子のようにきれいなわけではないけれども、ふらりゆらりした様が私の心のように思えてくる。

キキョキキョキキキョキキョキッキ夏うぐいす

(キキョキキョキキキョキキョキッキなつうぐいす 忠男)〔季語 夏(夏)〕 林でずっとウグイスの声を聴いていると、ウグイスがなく練習をしているのか、何回も色々な声で鳴いていました。 歌でもそうですが、鳴き声でもやはり練習する時期があるのだなあと…

夏うぐいす耳をすませば選挙カー

(なつうぐいすみみをすませばせんきょカー 忠男)〔季語 夏(夏)〕 八王子片倉の自宅から、八王子駅までの道の途中に大きな林があって、そこで珍しいウグイスの声が聞こえたので耳を澄まして30分くらい聴いていました。 するとそこへ7月4日投票の都議選…

夏の蝶追う子の姿懐かしや

(なつのちょうおうこのすがたなつかしや 忠男)〔季語 蝶(春)〕 自宅に帰る教会へ向かう坂道の手前に、大きな農家の家がある。 ふと見ると、小学三~四年くらいの男の子二人が、飛んでいるモンシロチョウを被った帽子で咄嗟に捕まえようとしている・・・…

青楓探して夢中あっ痛い

(あおかえでさがしてむちゅうあっいたい 忠男)〔季語 青楓(夏)〕 自宅の庭で見つけた青楓。写真を撮るのに夢中になっていたら、頭を蜂に刺されました。

六月や一年ぶりの寿司おいしい 

(ろくがつやいちねんぶりのすしおいしい 忠男)〔季語 六月(夏)〕 昨年二月からこの六月まで、一年以上にわたって、コロナが怖くて寿司屋に行けませんでした。 五月二十日に一回目、六月十三日に二回目のコロナワクチンを受けて、六月二十一日、妻の節子…