(あきのうみひねもすなみとかぜさわぐ 忠男) 〔季語:秋の海(秋)〕
湯河原の帰り、真鶴駅で降りて、岬に。ここは、夏には、子や孫を連れて何回か遊んだ所だ。秋の海は、家族連れもなく、波風がさわぐだけだが、海を見るだけで、何故かホッとする・・・
(あきのうみひねもすなみとかぜさわぐ 忠男) 〔季語:秋の海(秋)〕
湯河原の帰り、真鶴駅で降りて、岬に。ここは、夏には、子や孫を連れて何回か遊んだ所だ。秋の海は、家族連れもなく、波風がさわぐだけだが、海を見るだけで、何故かホッとする・・・
(ゆのかわらもくよくもくしょくあきのかぜ 忠男) 〔季語:あきの風(秋)〕
湯河原の温泉、黙浴、黙食で、少々、不自由ではあるけれど、次から次へと出てくる食事に、舌鼓を打つ。天高く馬肥ゆる秋、願わくは、あきの風が、コロナ禍を吹き飛ばしてくれますように!
(ゆをあがりおまっちゃいただくあきのくれ 忠男) 〔季語:秋の暮(秋)〕
緊急事態宣言も解除され、妻と、10月末に、湯河原の温泉に。温泉に入って一服して、無花果の菓子とお抹茶をいただく、ああ美味しい、湯河原の秋の暮・・・
(すべりだいりょうてはなしててんたかし 忠男) 〔季語:天高し(秋)〕
すべり台を、両手を離してスーとすべった時のあの気持ち良さ!あれは、何才の時だっけ。
今は、すべり台で遊ぶ気にはならないけれども、公園で、遊んだ楽しい思い出を思い出させてくれる、そんな秋の空!
(とうがんやりょうりのれしぴかおふたつ 忠男) 〔季語:冬瓜(秋)〕
芭蕉の俳句を読んで、近くのお店で、冬瓜を買って帰った。
俳句を妻に見せると、俳句には、興味を示さず、さっそく、ネットで、料理のレシピを調べていたよ!妻は料理、私は俳句づくり、秋楽し・・・
(なくむしのこえかすかなりひとよづつ 忠男) 〔季語 虫の声(秋)〕
10月初めから、終わりにかけて、にぎやかだった虫の声が、日に日に、小さくなってゆく。
寒い夜などは、聞こえるか聞こえないか、かすれ、かすれ、遠くから、ああ、冬が近づいているんだな・・・