2023-10-25から1日間の記事一覧

帰り道疲れを癒す〝萩と月〟

帰り道疲れを癒す〝萩と月〟 (かえりみちつかれをいやすはぎとつき 忠男) 〔季語:萩、月(秋)〕 芭蕉の俳句〝一家に遊女もねたり萩と月〟に魅力を感じていた。にっけんの帰り道、いつもの萩の花の咲く道、そんなことはないだろうと思って、空を見上げると、…

折れそうでしなやか風の女郎花

折れそうでしなやか風の女郎花 (おれそうでしなやかかぜのおみなえし 忠男) 〔季語:女郎花(秋)〕 玄関先の女郎花、ひょろり、よれよれ、風が吹けば折れそうに見える女郎花。そばのコスモスや菊の花のつぼみが、風の中、倒れかかるなか、しっかり立っている…

松茸や父の生き様子や孫に

松茸や父の生き様子や孫に (まつたけやちちのいきざまこやまごに 忠男) 〔季語:松茸(秋)〕 長野産の松茸が手に入った。貧しさの中、松茸を買って、家族に食べさせた父の姿を、息子や孫にも伝えたい、な〜んて思って、息子の住む家の近くの駅まで、松茸を持…

秋深し学びも深し記紀歌謡

秋深し学びも深し記紀歌謡 (あきふかしまなびもふかしききかよう 忠男) 〔季語:秋深し(秋)〕 10月21日(土)午後、JR八王子駅北口のクリエイトホールで、元杏林大学教授の草場裕先生による、記紀歌謡の勉強会、なかなか奥が深い。古事記、日本書紀や、…

秋深し〝しのぶ〟歌舞伎座名演技

秋深し〝しのぶ〟歌舞伎座名演技 (あきふかし〝しのぶ〟かぶきざめいえんぎ 忠男) 〔季語:秋深し(秋)〕 10月20日、寺島しのぶさんの歌舞伎座の舞台が観たくて、妻と観劇、期待通りの素晴らしい舞台だった。 これからも、女性が、歌舞伎座でも活躍して欲…

錦秋の歌舞伎座夫婦で待ちに待ち

錦秋の歌舞伎座夫婦で待ちに待ち (きんしゅうのかぶきざふうふでまちにまち 忠男) 〔季語:錦秋(秋)〕 10月の歌舞伎座、文七元結物語。ネットで、寺島しのぶさんが、大人の女性では初めて?歌舞伎座の舞台に出演するとのこと。山田洋次の新たな構想により…

山道を歩けばどこも茸かな

山道を歩けばどこも茸かな (やまみちをあるけばどこもきのこかな 忠男) 〔季語:茸(秋)〕 10月15日、午後には、雨があがり、ホッとひと息。片倉城跡公園から、山道を歩いて、〝野菊〟を探して歩いた。が、目につくのは、切り株に、茸ばかり。雨に濡れて…