2023-04-11から1日間の記事一覧

憧れの桜求めて聖蹟の

憧れの桜求めて聖蹟の (あこがれのさくらもとめてせいせきの 忠男) 〔季語:桜(春)〕 3月のいつだったか、 聖蹟桜ヶ丘の桜が見たくて、京王線北野駅から、聖蹟桜ヶ丘駅まで・・・行き方が分からず、タクシーで、旧多摩聖蹟記念館まで。初めて見る聖蹟桜ヶ丘…

春の海はるかに富士見ゆ初島の

春の海はるかに富士見ゆ初島の (はるのうみらはるかにふじみゆはつしまの 忠男) 〔季語:春の海(春)〕 8日、9日と、孫の喜多唯千香と妻と3人で、初島へ。よく晴れて、熱海港から船で30分、春の海の向こうに富士山が美しい、孫の話を聞きながら・・・ ホ…

白無垢の花嫁ちらり花の雨

白無垢の花嫁ちらり花の雨 (しろむくのはなよめちらりはなのあめ 忠男) 〔季語:花の雨(春)〕 3月26日(日)鎌倉の若宮大路の桜を見ようと、雨にもかかわらず、出かけた。 ほぼ、満開の桜の道を、鶴岡八幡宮まで、傘をさしながら・・・かなりの人出、途中…

はるたけのこ妻の味噌汁友の味

はるたけのこ妻の味噌汁友の味 (はるたけのこつまのみそしるとものあじ 忠男) 〔季語:はるたけのこ(春)〕 7日、友人の山本彰さんと、ご家族と、たけのこ狩り。 家に帰ると妻が、下まで柔らかいと、味噌汁に。「いないいないばあ」の松谷みよ子さんの〝米寿…

満開の桜独歩の碑の先に

満開の桜独歩の碑の先に (まんかいのさくらどっぽのひのさきに 忠男) 〔季語:桜(春)〕 3月21日だったか、妻と湯河原にある、島崎藤村ゆかりの温泉宿に宿泊。夕食まで時間があるので近くの万葉公園を散策。山道を川沿いに歩いてゆくと、国木田独歩の石碑…

菜の花や若宮大路うん不運

菜の花や若宮大路うん不運 (なのはなやわかみやおおじうんふうん 忠男) 〔季語:菜の花(春)〕 鎌倉の若宮大路入口近くの花屋で、菜の花を買った。菜の花の声、「買った客が、広い畑に植えてくれるなら良いが、運悪く、小さな鉢のまま!いや待てよ、俳句にな…

桜満つ幸多かれとバイト生

桜満つ幸多かれとバイト生 (さくらみつさちおおかれとばいとせい 忠男) 〔季語:桜(春)〕 3月末、にっけんのバイトの二人が、大学を卒業して、4月からは、会社に就職する。 国立市の桜が満開、二人の卒業、就職をお祝いしているように見える。 経営者の私…

桜舞う川面に玉の絵描きながら

桜舞う川面に玉の絵描きながら (さくらまうかわもにたまのえかきながら 忠男) 〔季語:桜(春)〕 4月3日、久しぶりに、片倉町の自宅から、八王子みなみ野まで、川沿いの桜並木の道を歩いた。桜の花びらは舞いながら川面に、美しい絵を描いてゆく。幼い子を…

鶯や孫の声かと高尾山

鶯や孫の声かと高尾山 (うぐいすやまごのこえかとたかおさん 忠男) 〔季語:鶯(春)〕 2021年11月3日、妻と大学生の孫と高尾山山頂へ初めて登った。 この3月11日、1人、2回目の高尾山山頂へ。 運の良いことに、鶯の声が・・・ ああ、大学生の孫の…

たんぽぽや確かな声が聞いこえた

たんぽぽや確かな声が聞いこえた (たんぽぽやたしかなこえがきいこえた 忠男) 〔季語:たんぽぽ(春)〕 3月23日、慈眼寺の参道で、小雨に濡れた、たんぽぽが目についた。雨を化粧水?として、一層、美しく見えるたんぽぽ、「桜の花ばかり見ないで、私たち…

おはなみやぞうとらごりらこどものめ

おはなみやぞうとらごりらこどものめ 〔季語:おはなみ(春)〕 3月30日(金)お花見に、上野に向かった。桜は満開、ついでに上野動物園に入る。動物園に入ると、桜のことはすっかり忘れてしまい、子どもになって、ぞう、虎、ゴリラ、オットセイ・・に夢中…

時待てば君主人公桃の花

時待てば君主人公桃の花 (ときまてばきみしゅじんこうもものはな 忠男) 〔季語:桃の花(春)〕 3月の半ば過ぎに見た時は、大きな鉢の桃の花が、大きく立派に、庭の主人公顔で咲いていた。3月末、見たら、花は落ち目立たない。代わりに、小さな鉢に植えた桃…