2022-05-18から1日間の記事一覧

青楓茶会の干菓子たかおさん

(あおかえでちゃかいのひがしたかおさん) 〔季語:青楓 夏〕 毎月ずっと続けてきた茶会がコロナ禍で、この3年間休会に…。友人にもあえず。茶会でいただいた〝青楓〟の干菓子の目にも舌にも美味しかったこと! 高尾山で青楓を見て、ふと茶会の思い出を懐かし…

夏場所やマスク黙食待ったなし

(なつばしょやますくもくしょくまったなし) 〔季語:夏場所、夏 マスク、冬) 5月16日、妻と、両国国技館へ、東の一番前の席、マスク着用、大声の声援禁止、食事中は黙食で、とコロナ対策を徹底! 行司が、待ったなし! 本当に、コロナ対策も待ったなし!

ほととぎす姿見えねど高尾山

(ほととぎすすがたみえねどたかおさん 忠男) 〔季語:ほととぎす(夏)〕 5月14日、ほととぎすの声を聞きたいと高尾山に!山道を行くと、遠く山の奥から、ほととぎすのような声が・・・ 案内所で、資料映像から、声を聞かせてもらったが、確かに、ほととぎす…

我が家では愛鳥週間巣箱から

(わがやではあいちょうしゅうかんすばこから 忠男) 〔季語:愛鳥週間(夏)〕 5月10日から愛鳥週間。我が家の庭には、鳥の巣箱がいくつかあり、野鳥が育っていった。 カラスに巣箱が壊されたり、ひな鳥が巣箱の中で、蛇に飲み込まれたり・・・無事に巣立っ…

ぼたん咲き友情はぐくむ鯉の庭

(ぼたんさきゆうじょうはぐくむこいのにわ 忠男) 〔季語:ぼたん(夏)〕 児童図書編集者である相原法則さんに、文化賞を贈呈。 毎年、相原邸の〝ぼたんが咲き池には錦鯉がおどる庭〟に、松谷みよ子さん、岩崎京子さん、宮川ひろさんと共に招待され、友情を育…

たけのこや京都生まれと友の椀

(たけのこやきょうとうまれととものわん 忠男) 〔季語:たけのこ(夏)〕 八王子の店で買い物、たけのこは、もう無いかと探すと、京都産と書かれた、たけのこ!庭の山椒の新芽をとって、妻の味噌汁、 松谷みよ子さんの米寿祝でいただいた椀で、なつかしさあふ…

鎌倉のあじさい遥か海ながめ

(かまくらのあじさいはるかうみながめ 忠男) 〔季語:あじさい(夏)〕 友人が、鎌倉の写真を送ってくださった。鎌倉の長谷寺は、あじさい寺としても有名、満開のあじさいを思い浮かべて・・・ 遥か遠く、海が、見えて・・・鎌倉は、私が、一番行きたかった歴…

すみれ草わたしは私紫濃し

(すみれそうわたしはわたしむらさきこし 忠男) (季語:すみれ草(春)〕 自宅近くに、おしゃれな家がある。門の右側には、紫色のすみれ草が咲いている。 紫の気品のある深い色、 わたしは私!自信が色の濃さにあらわれている。 何をするにも、自信だけは持ちた…

若者よみなかみ激流夏が来た

(わかものよみなかみげきりゅうなつがきた 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 5月8日、自宅で、娘からの花、息子からの果物を楽しみながらのんびりと・・・ そんな時、友人からのLINE、届いた写真 夏が来た!激流も、若さ溢れて良いものだ! 若者よ、頑張れ!と応援…

夏の日の万葉公園友とゆく

(なつのひのまんようこうえんともとゆく 忠男) 〔季語:夏の日(夏)〕 5月7日、俳句の師であり友人の五十野惇先生、奥さまと八王子市のめじろ台駅でお会いして、お昼をご馳走になり、その後、五十野先生と二人で万葉公園へ。 万葉歌碑を、お話しを伺いなが…

母の日や子どもも大きくなったもの

(ははのひやこどももおおきくなったもの 忠男) 〔季語:母の日(夏)〕 今日は母の日、娘からは赤い花、息子からは果物が届いた。立派な子たちに育ったものだ。 妻も、嬉しそう。 私からは、大好きな赤飯トンカツを店で買って、自宅でお祝い! 家庭円満、良い…

しゃぼん玉子どもの瞳の光のせ

(しゃぼんだまこどものひとみのひかりのせ 忠男) 〔季語:しゃぼん玉(春)〕 5月3日、住吉神社へお詣りし、八王子みなみへ向かう途中の広い野原で・・・子どもたちが、しゃぼん玉で遊んでいる。 夢いっぱいの子どもたち輝く瞳、その光をのせて天高く・・・

すみれ草畑の斜面不動心

(すみれそうはたけのしゃめんふどうしん 忠男) 〔季語:すみれ草(春)〕 すみれ草の花が、5月に入っても、咲いている。 畑の斜面、良い場所とは言えないが、人間の常識など、気にもせずに咲いている。 私は私!私は自然!と自信に満ちて咲いている! その尊…

子どもの日屋根より上は風ばかり

(こどものひやねよりうえはかぜばかり 忠男) 〔季語:子どもの日(夏)〕 5月5日、子どもの日、片倉駅のホームから街を、みなみ野駅で降りて高台から街を見たが、屋根ばかり、コイのぼりはなし。時の流れを感じるなあー。 菖蒲を風呂に入れて、口で吹いたが…

みどりの日大山めぐり抹茶良し

(みどりのひおおやまめぐりまっちゃよし 忠男) 〔季語:みどりの日(春)〕 5月4日、みどりの日、伊勢原市にある大山へ妻と孫と。みどりが美しくさわやか、お昼は、湯豆腐を食べて・・・ケーブルカーで大山阿夫利神社へ、お抹茶もいただき、みどり、みどりの日…

行春を大の字に寝て日は一つ

(ゆくはるをだいのじにねてひはひとつ 忠男) 〔季語:行春(春)〕 5月3日、一人、八王子みなみ野に行く。途中、広い野原がある。今日は、何故か、大の字に寝て、天を仰ぎたい気持ちに。 親切な方に、写真を撮っていただいた。 気持ちが、清々しい、私も一人…

これがその夢の花園さくら草

(これがそのゆめのはなぞのさくらそう 忠男) 〔季語:さくら草(春)〕 小学3年の頃、広尾町の自宅から、臨川小学校へ通う道に、大きなお屋敷があり、桜草の咲く見事な花園。 子どもの頃見た豪邸の花園ではないけれど、我が家の鉢植えの日本桜草、思い出の夢…

くにたちの白い妖精つつじ咲く

(くにたちのしろいようせいつつじさく 忠男) 〔季語:つつじ(春)〕 国立駅を降りて、南口を見ると、赤い三角屋根の旧国立駅舎がある。 4月には、白い妖精のようなつつじが駅舎を取り囲むように咲いて、実に見事、文教地区にふさわしい清楚な感じがして感動…

やまがたの飛んで行きたい友桜

(やまがたのとんでゆきたいともさくら 忠男) 〔季語:桜(春)〕 4月末、東京では、桜は散って、八重桜も葉桜に。山形に行っている友人からのメールでは、桜は、満開、とのこと。すぐにでも、飛んで行きたい友との花見だなあ!コロナ禍での行動制限も解除され…

白い花リュックが買えず昭和の日

(しろいはなりゅっくがかえずしょうわのひ 忠男) 〔季語:昭和の日(春)〕 昨日は、昭和の日、外は雨、白い花が咲いて・・・昭和何年だったか、小学2年生、貧しくて、リュックサックが買えず、遠足にランドセルで、恥ずかしかった思い出!夢だけはあったけれ…

初つばめ孫が来るのを待つように

(はつつばめまごがくるのをまつように 忠男) 〔季語:初つばめ(春)〕 4月、まだか、まだか、と、片倉駅構内のつばめの巣を見ていたが、21日に、やっと、つばめの姿!コロナ禍で、年1回、孫と会うのを楽しみにしながら過ごしていたが、そんな気持ちになっ…

春菊や忘れ去られて庭照らす

(しゅんぎくやわすれさられてにわてらす 忠男) 〔季語:春菊(春)〕 みなみ野で買った〝春菊の苗〟湯豆腐にしようと育てていたが、いつのまにか、忘れてしまった。 4月、見事な花を咲かせて、庭を照らしている。忘れ去られるのも良いものだ。花を咲かすチャ…

春霞雲を集めて富士いずこ

(はるがすみくもをあつめてふじいずこ 忠男) 〔季語:春霞(春)〕 自宅近くの高台から、遠くを眺めると、冬は、ハッキリと富士山が見えた。 3月に入り、春霞が、かかって、富士山は、霞んで見えた。 4月末になると、霞が雲になったのか、富士山があったはず…

すみれ草生きる力を花にして

(すみれそういきるちからをはなにして 忠男) 〔季語:すみれ草(花、春)〕 自宅から片倉駅への道、教会を過ぎた時、足元をふと見ると、道路の隙間に、すみれ草。こんな所に、「きれい!」生きる力に感動、その力を花にして・・・私たちも、どんな場所でも、花…

たんぽぽや空舞う宝石身につけて

(たんぽぽやそらまうほうせきみにつけて 忠男) 〔季語:たんぽぽ(春)〕 たんぽぽは、春の野原なら、どこにでも見られる花、八王子市片倉町の自宅周辺の道にも畑にも公園にも・・・花は夜空の星かと思ったら、種、綿毛と、美しい宝石になり、春風にのって空へ…

江戸情緒残すやツツジ八王子

(えどじょうちょのこすやつつじはちおうじ 忠男) 〔季語:ツツジ(春)〕 八王子駅を出てしばらく歩くとツツジが満開の場所がある。 〝江戸のツツジで町づくり〟の札がかかっている。 確かに、渋谷区広尾や国立市と違って、八王子市は、江戸の情緒が残っている…

朝の窓蝶舞踊り我もまた

(あさのまどちょうまいおどりわれもまた 忠男) 〔季語:蝶(春)〕 朝、2階のベッドから窓を見ていると、蝶が気持ち良く舞っている。まるで、天女のように・・・私も舞おうかと・・・しかし、どこかへ消えてしまった。 ベッドから飛び出して窓の外を見たが、姿…

見いつけた隙間に生命春の風

(みいつけたすきまにいのちはるのかぜ 忠男) 〔季語:春の風(春)〕 春の風が強く吹く日、自宅の周りの道を掃くのも一苦労、掃いても掃いても、葉が落ちてくる。今日は、何か良いことないかなあ? と良く見ると、ナメクジ?こんな隙間にも尊き生命が、と、ふ…

花終わり今度はわたしね八重桜

(はなおわりこんどはわたしねやえざくら 忠男) 〔季語:花、八重桜(春)〕 4月下旬、国立市のソメイヨシノは、すっかり葉桜になり、ちょっと淋しい気持ちでいたが、かつて、にっけんがあった場所の向かい側に、「今度は、私ね!」と八重桜が満開、国立市は花…