2022-01-19から1日間の記事一覧

凧あげて親子で走る風のなか

(たこあげておやこではしるかぜのなか 忠男)〔季語:凧あげ(新年)〕 八王子片倉の自宅から、みなみ野に向かう道の途中に、広い野原がある。ある日曜日、凧をあげて親子で風の中を走る姿、青空高く上がる凧を見て、子どもの頃を思い出したよ!ああ、お正月だ!

初場所や力士の顔ぶれ様変わり

(はつばしょやりきしのかおぶれさまがわり 忠男)〔季語:初場所(新年)〕 1月17日、久しぶりに、大相撲初場所を、妻と観に行った。白鵬、稀勢の里などはいない。横綱は、照ノ富士!一緒に大相撲を楽しんだ親友の小澤潔先生もいないが、両国国技館は、ほぼ…

巣ごもりを越えれば富士見ゆ枯野かな

(すごもりをこえればふじみゆかれのかな 忠男)〔季語:枯野(冬)〕 コロナ禍で、枯野を歩くような生活を強いられている。外国にも行けない、孫にも中々会えない・・・でも、枯野の彼方に富士の山が確かに見える!平和な日常を目指して今日も枯野を歩いている…

青空を切る鳥の声冬木立

(あおぞらをきるとりのこえふゆこだち 忠男)〔季語:冬木立(冬)〕 八王子片倉町の自宅からみなみ野に行く途中に、枯木の続く道がある。今日は、天気が良く、青空が広がっている。木立のそばを歩いてゆくと、姿は見えないが、キリキリキーイと青空を切るよう…

むささびや飛んで欲しいと願えども

(むささびやとんでほしいとねがえども 忠男)〔季語:むささび(冬)〕 雪がわずかに残る高尾山。今にも飛びそうなむささびの像。いっそ今すぐに、飛んで欲しいと願うけれど!高尾山では、夜になると、むささびが飛ぶようだ。私は一人、お蕎麦屋さんでお正月・…

聖水や氷はがして子どもらと

(せいすいやこおりはがしてこどもらと 忠男)〔季語:氷(冬)〕 1月8日午後一人で高尾山へ、今年になって初めて、不動院にお参りして・・・聖水の場所に行くと、子どもたちが、池に張った氷をはがして遊んでいる。私も一緒になって・・・子ども時代を思い出…

書初やまどさんの名をふと思い

(かきぞめやまどさんのなをふとおもい 忠男)〔季語:書初(新年)〕 1月8日(土)めじろ台の書道教室での、書初、今年の歌会始のお題の「窓」を書いてみた。年賀状にも、書いた「窓」。ぞうさんの詩人、まど・みちおさんが、ふと、頭に浮かんで・・・