2022-06-15から1日間の記事一覧

昼顔や慈眼寺の原彩りて

(ひるがおやじげんじのはらいろどりて 忠男) 〔季語:昼顔(夏)〕 6月12日、八王子市片倉町にある慈眼寺を、お参りした。 慈眼寺の門の左手前に野原があって、4月、5月は、たんぽぽがいっぱい。今日は、昼顔の花が、野原を彩り、お寺参りの私を楽しませ…

薔薇の香や短い命と知りながら

(ばらのかやみじかいいのちとしりながら 忠男) 〔季語:薔薇(夏)〕 赤い薔薇が、香り豊かに、咲いている。ああ、美しいと思っていたが、いつのまにか、枯れてしまった。花の命は、短いと知りながら・・・でも、安心して大丈夫!来年の夏めざして、新しい芽が…

青梅や何を隠そう我が庭の

(あおうめやなにをかくそうわがにわの 忠男) 〔季語:青梅(夏)〕 大きな梅は、近くの梅林の梅、小さな梅は、私の家の庭でできた梅。改めて、小さいなと思う。私の庭の柏の木や柿の木の下で、ひっそりと咲いていた梅の花、その実、でも、可愛い気がするよ・・…

落ちたとて這い上がれば良しかたつむり

(おちたとてはいあがればよしかたつむり 忠男) 〔季語:かたつむり(夏)〕 自宅の垣根の下の道を、毎朝晩掃いている。今朝は、かたつむりを発見。垣根から落ちたようだ。 少しして、かたつむりを見に行くと、垣根目指して、這い上がっている。 すごい生命力だ…

夏高尾舞いたや吾も蝶のよに

(なつたかおまいたやわれもちょうのよに 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 6月5日の高尾山、蝶が一匹、夏の訪れも気づかぬかのように、無心に花にとまっている。私もあの蝶のように、高尾山の自然の中を、自由自在に舞い踊りたいなあ! いつもはリフトに乗っている…

紫陽花や伸びゆくほどに色薄し

(あじさいやのびゆくほどにいろうすし) 〔季語:紫陽花 夏〕 私の庭の紫陽花は、松の木や大きな木々のそばで育っているせいか、 背伸びの方に力を使い、花の色へのこだわりを忘れてしまったように見える。花屋さんで買った時は、濃い色をしていたのだが・・・

夏柳銀座いまここ八王子

(なつやなぎぎんざいまここはちおうじ) 〔季語:夏柳 夏〕 6月5日、八王子いちょう大ホールで行われた「瀧ゆき会」の舞踊会を観に行った。帰り道、ふと柳の木が目についた。子どもの頃は、柳といえば銀座。それが、今ここ八王子のこの通りで、何か踊りたい…

入梅や我が心には慈悲の雨

(にゅうばいやわがこころにはじひのあめ) 〔季語:入梅 夏〕 6月6日、梅雨入りとのこと。朝から一日中、雨が降る。 毎朝晩、庭や玄関先の草花に水やり、結構、大変、でも、今日は一日中水やりをせずにすむ。 自宅で、のんびりと過ごす、慈悲の雨か・・・