2022-03-08から1日間の記事一覧

春の陽に独創力の書の照りて

(はるのひにどくそうりょくのしょのてりて) 〔季語:春の陽(春)〕 3月初め、陽に照らされた色紙、〝独創力〟(三人一如の書) 無二の親友の小澤潔(元国務大臣)さんと前田常作(元武蔵野美術大学学長)さんと私の三人で、一枚の色紙に一字ずつ書いた〝独創…

雪割草ほらここあそこ子どもの眼

(ゆきわりそうほらここあそここどものめ 忠男) 〔季語:雪割草(春)〕 片倉城跡公園から、住吉神社まで、山道を、野草を見て歩いた。途中、親切な方がいて、雪割草を、教えてくださった。小さい花で、枯れ草の間を、顔を出して咲いている。私は、子どものよう…

沈丁花蕾のいまだ開けずに

(じんちょうげつぼみのいまだひらけずに 忠男) 〔季語:沈丁花(春)〕 私の父が、沈丁花の香りが好きで、渋谷区広尾の狭い我が家の庭に、沈丁花が、毎年、香り・・・ 八王子片倉町の私の庭にも、何本かの沈丁花、今日は、春一番が吹いたというのに、まだ、蕾…

まだ咲かぬ蕾の硬さ桜花

(まださかぬつぼみのかたささくらばな 忠男) 〔季語:桜(春)〕 八王子片倉町の私の家から、みなみ野に、川に沿って歩くと、桜並木が続く。子どもの頃は、桜と言えば上野、東京は、3月の末には、満開になるような気がする。 今は硬い蕾、これからが楽しみ!

今年もか娘孫なし雛祭

(ことしもかむすめまごなしひなまつり 忠男) 〔季語:雛祭(春)〕 今年の雛祭も、去年、一昨年と同じように、コロナ禍で、娘や孫に会えず、妻と二人きり、新型コロナウィルスオミクロン株の中での雛祭・・・雛人形は飾ってはいないけれども、桃の花、菜の花、…

梅二輪吹き出し笑う日々来る

(うめにりんふきだしわらうひびきたる 忠男) 〔季語:梅(春)〕 国立市谷保天満宮の梅は、かなり、開いていた。私の住む八王子市片倉町は、少し、寒いのだろうか? 日当たりは、良い場所なのに、梅二輪、でも、花いっぱいに、吹き出し笑う日が来ると思うと・…