2021-06-10から1日間の記事一覧

ところてん 首振り人形 吾があだ名

(ところてん くびふりにんぎょう わがあだな 忠男)〔季語 ところてん(夏)〕 小学生低学年の頃、前で話すと、緊張して首を振ってばかりいたので、首振り人形、とよく言われました。 今日、ところてんを見て思い出しました。

手でパチン 私が蚊なら 助けてー

(てでパチン わたしがかなら たすけてー 忠男)〔季語 蚊(夏)〕

手でパチン 嫌われものよ 悲しさよ

(てでパチン きらわれものよ かなしさよ 忠男)〔季語 蚊(夏)〕

手でパチン 思えばあわれ 蚊の命

(てでパチン おもえばあわれ かのいのち 忠男)〔季語 蚊(夏)〕

手でパチン 私が蚊なら 待ってくれ 

(てでパチン わたしがかなら まってくれ 忠男)〔季語 蚊(夏)〕

雨降るや 心も濡れて かきつばた 

(あめふるや こころもぬれて かきつばた 忠男)〔季語 かきつばた(夏)〕

雨降れば 恋人求め 啼くカエル

(あめふれば こいびともとめ なくカエル 忠男)〔季語 カエル(夏)〕

雨に濡れ カエル啼く声 恋の歌

(あめにぬれ カエルなくこえ こいのうた 忠男)〔季語 カエル(夏)〕

我もまた 良き人求め 啼くカエル

(われもまた よきひともとめ なくカエル 忠男)〔季語 カエル(夏)〕

紫陽花や 川の流れと 青春と

(あじさいや かわのながれと せいしゅんと 忠男)〔季語 紫陽花(夏)〕

どこへゆく 川の流れと 紫陽花の花

(どこへゆく かわのながれと あじさいのはな 忠男)〔季語 紫陽花(夏)〕

紫陽花や 人の別れも 世の習い

(あじさいや ひとのわかれも よのならい 忠男)〔季語 紫陽花(夏)〕

紫陽花や 過ゆくものの 美しさ

(あじさいや すぎゆくものの うつくしさ 忠男)〔季語 紫陽花(夏)〕

紫陽花や 心変わりも 自然かな

(あじさいや こころがわりも しぜんかな 忠男)〔季語 紫陽花(夏)〕

夏コスモス 一人が好きな まどさんか

(なつコスモス ひとりがすきな まどさんか 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕 夏のはじめ、1つ咲くコスモスの花、「ぞうさん」の詩人、まど・みちおさん、1人が好き!と、おっしゃっておられたことを思い出しました。 小野忠男 まど・みちおさん まど・みちお…

夏コスモス 一人が好きな 我に似て

(なつコスモス ひとりがすきな われににて 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス 世界は君を 待っている

(なつコスモス せかいはきみを まっている 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス 君こそ好きな 人もいる

(なつコスモス きみこそすきな ひともいる 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス ずれてはいても 美人だね

(なつコスモス ずれてはいても びじんだね 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス ピント外れが 可愛いな

(なつコスモス ピントはずれが かわいいな 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス 仲間いないが 笑ってる

(なつコスモス なかまいないが わらってる 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス 寂しくないか 一人だけ

(なつコスモス さみしくないか ひとりだけ 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕

夏コスモス 人類誕生 進化論

(なつコスモス じんるいたんじょう しんかろん 忠男)〔季語 コスモス(秋)〕