2022-07-06から1日間の記事一覧

くにたちや紫陽花の後花の苗

(くにたちやあじさいのあとはなのなえ 忠男) 〔季語:紫陽花(夏)〕 東京都国立市は、一橋大学があり、文教地区、花の街でもあるよ! 谷保天満宮の梅、大学通りの桜並木、谷保天満宮での紫陽花祭り、梅、桜、紫陽花、7月はじめ、次は、花の苗が植えられ、美…

かるがもかあわただしい世に暇な人

(かるがもかあわただしいよにひまなひと 忠男) 〔季語:かるがも(夏)〕 6月18日、片倉城跡公園に一人で散歩・・・ しばらく歩くと、水辺の草むらに、かるがもだろうか?卵を温めているのかなあ? かるがもの方は、私を見て、あわただしい世に、暇人がいる…

天と地と野原に立てば夏の雲

(てんとちとのはらにたてばなつのくも 忠男) 〔季語:夏の雲 (夏)〕 7月1日、八王子市片倉町の自宅から、住吉神社に、お詣り・・・その後、広場に、今日は、原っぱに私一人、天と地の間に立っているみたい!みなみ野方面を見ると、夏の雲が、ああ、暑いわ…

木の下で紫陽花白くなお生きて

(きのしたであじさいしろくなおいきて 忠男) 〔季語:紫陽花 夏〕 近くの公園の紫陽花、高い木の下で、わずかの日の光を受けて、精一杯花を咲かせている。 (陽のあたる場所なら、良かったのに) 過酷な環境の下、なお生きようとしている、頑張れ!

朝一番高尾山でのかき氷

(あさいちばんたかおさんでのかきごおり 忠男) 〔季語:かき氷、夏〕 6月29日、30日と猛暑日。東京都では、6月には、初めてのことらしい。朝7時過ぎ、ベッドで、自室のエアコンをぼんやりと眺めている・・・昨年、高尾山で食べたかき氷が思い出されて…

梅雨明けたあいたたいたた飛んでゆけ

(つゆあけたあいたたいたたとんでゆけ 忠男) 〔季語:梅雨(夏)〕 6月初めから、外科医に診てもらい、薬を飲んでいるが、首肩の間の痛みが取れない。 児童文学作家の松谷みよ子さんの赤ちゃん絵本より、「痛い痛いは、飛んでゆけ!」 梅雨もあけたのだから・…

涼しさや山野草の会これがその

(すずしさやさんやそうのかいこれがその 忠男) 〔季語:涼し(夏)〕 6月27日、山野草の会の勉強会、 先生と一緒に、山野草の作品を、一つ一つの野草の話を聞きながら、作ってゆく。 これがその作品! 涼しさやすうっと伸びて山野草・・・この俳句も 良いか…

熱帯夜電力不足気にしつつ

(ねったいやでんりょくぶそくきにしつつ 忠男) 〔季語:熱帯夜(夏)〕 昨夜は、暑くて、クーラーを、28°に設定して、眠った。 朝、目覚めると、足もとが涼しく、良い気持ち。 東京では、電力不足が連日、ニュースに! 熱帯夜、熱中症は怖いし、さて・・・

つま先のその先の先梅雨景色

(つまさきのそのさきのさきつゆげしき 忠男) 〔季語:梅雨(夏)〕 6月18日、梅雨空、自宅から、片倉城跡公園を通り、八王子みなみ野へ行く道に、広い野原がある。今日は、野原に寝転んで、遠くをながめると、つま先の向こうに、薄墨で描いた絵のような景色…

夏の風今日は恵みと掃き掃除

(なつのかぜきょうはめぐみとはきそうじ 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 風が吹いて、垣根の葉が、掃いても掃いても落ちてくる。今日は、こうして道を掃けるのは、風のおかげ、と、感謝の気持ちになったよ!掃き掃除は、心の掃除にもなり気持ちが良い! 妻も、あり…

松の下紫陽花舞うよシテのよに

(まつのしたあじさいまうよしてのよに 忠男) 〔季語:紫陽花(夏)〕 6月19日、父の日、国立能楽堂で、孫たちと観た能舞台の感動が、今も脳裏から離れない。 今日は、私の庭を舞台に、松の下で、風に揺れる紫陽花が、能舞台のシテ(主役)のように見えるよ!

夏の朝人生もまた渡月橋

(なつのあさじんせいもまたとげつきょう 忠男) 〔季語:夏の朝(夏)〕 6月20日、大学生の友人から渡月橋からの美しい朝の写真がLINEで送られてきた。 私も昨年12月、大学生の孫と妻と渡月橋に行ったが・・・人生橋かもと、朝、美しい景色を思い浮かべて…

花菖蒲励ましまわれ水車小屋

(はなしょうぶはげましまわれすいしゃごや 忠男) 〔季語:花菖蒲(夏)〕 片倉城跡公園、花菖蒲が咲く水辺の向こうに水車小屋がある。 今日は、花菖蒲に励まされ、水車が力強く、まわっているように見える。 人生もまた、美しく、励ましてくれる存在があると良…

白ほたて茶の犬しじみ夏の駅

(しろほたてちゃのいぬしじみなつのえき 忠男) 〔季語:夏(夏)〕 6月17日の昼過ぎ、八王子みなみ野駅の改札口を出た時、女性がかわいいニ匹の犬を連れていた。白いポメラニアンの犬の名前はホタテ、茶色のプードルの犬の名前はシジミ、まるで貝みたい!夏の…