2021-08-04から1日間の記事一覧

蝉時雨“ひとりたのしむ”守一か

(せみしぐれひとりたのしむかずもりか 忠男) 〔季語 蝉時雨(夏)〕 自宅近くの公園、蝉時雨が、私の家まで聞こえてくる。 そんな中、一匹の蝉が、私の家の中に、ひとりたのしむ画家の熊谷守一か?

名前入りスイカは甘ーい尾花沢

(なまえいりスイカはあまーいおばなざわ 忠男) 〔季語 スイカ(秋)〕 妻がネットで尾花沢のスイカを注文したようだ。 尾花沢のスイカは生産者の名前がきちんと書いてあり、生産者の思い入れがわかり、実際食べてみると妻も私も「甘―い!」

急な雨夕顔濡れてそれも良し

(きゅうなあめゆうがおぬれてそれもよし 忠男) 〔季語 夕顔(夏)〕 夕顔は、夕方の庭で美しいけれど、雨に濡れた夕顔は、さらに美しい気がする…

玉虫のいた公園に急な雨

(たまむしのいたこうえんにきゅうなあめ 忠男) 〔季語 玉虫(夏)〕 藤谷戸公園に、美しい玉虫がいたことを思い出し、またいないかと探していたら、急な雨が降り出し…

青楓赤みを帯びて清々し

(あおかえであかみをおびてすがすがし 忠男) 〔季語 青楓(夏)〕 高尾山の駅を降りて、麓の道を行くと、青楓が赤みを帯びて、清々しい感じがするよ。

ベッドからカーテン越しに雲の峰

(ベッドからカーテンごしにくものみね 忠男) 〔季語 雲の峰(夏)〕 8月のはじめ、朝9時半に目が覚めてベッドからカーテン越しに雲の峰が見えた…

高尾山清き流れと蝉時雨

(たかおさんきよきながれとせみしぐれ 忠男) 〔季語 蝉時雨(夏)〕 7月の終わり、高尾山の山道を歩くと、蝉時雨の中、清らかな流れの音も聞こえる…

悠然とすべり台乗る雲の峰

(ゆうぜんとすべりだいのるくものみね 忠男) 〔季語 雲の峰(夏)〕 いつもは、子ども達が遊ぶ公園のすべり台、今日は、子ども達はいなくて、すべり台の上に、雲の峰が乗っているよ! 次の日同じ公園で私がすべり台に乗って、近くの子どもに写真を撮っても…

蝉時雨夢に包まれ我忘れ

(せみしぐれゆめにつつまれわれわすれ 忠男) 〔季語 蝉時雨(夏)〕 八王子市にある片倉城跡公園内にある“夢につつまれ”の像の前に立つと、蝉時雨がピタリの感じがする。 我を忘れて、蝉時雨の中に…